御嶽山、死者55人に 台風接近、捜索に影響も(10/04 18:36、10/05 02:11 更新)

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 戦後最悪の火山災害となった御嶽山(おんたけさん)(長野・岐阜県、3067メートル)の噴火で、長野県警と消防、陸上自衛隊の捜索隊は4日午後、山頂付近で新たに心肺停止状態の1人を発見した。この日見つかったのは計4人で、全員の死亡を確認した。3日までに死亡が確認された47人と合わせた死者は計51人となった。

 4人のうち3人は、愛知県豊田市の小学5年長山照利(あかり)さん(11)、同県春日井市の会社員河合芳夫さん(23)、岐阜市の会社員武口求さん(46)と判明。いずれも長野県が行方不明としていた16人に含まれており、不明者は残り13人となった。

 台風18号の接近により御嶽山周辺では5日朝から雨、6日は雨量が増える上に暴風を伴う予報となっており、5日以降の捜索活動にも影響しそうだ。5日夕までの24時間に予想される雨量は50~60ミリ、6日夕までの24時間は100~200ミリ。大量に降り積もった火山灰は、わずかな雨でも土石流につながる恐れがあり注意が必要となる。<どうしん電子版に全文掲載>