栄光の峰をめざして〉32

〈座談会 栄光の峰をめざして〉32 “広布の黄金柱”壮年部が立つ! 「いよいよ」の心意気で大前進 2017522

 東京改革へ公明が重点政策

〈出席者〉原田会長 長谷川理事長 永石婦人部長 竹岡青年部長 宮尾総東京男子部長

壮年がいれば皆が安心する。壮年が立てば皆が勇気を燃え上がらせる”――広布の丈夫が各地で勇躍

  永石 新緑の色が濃くなり、夏めいてきました。各地で友好を深める対話も、大きく広がっていますね。

  長谷川 壮年部もいよいよ、各地で雄々しく立ち上がっています。池田先生はこう期待をされています。

 「わが壮年部が意気軒昂であれば、婦人部が喜んでくださる。青年部も快活に続く。未来部も強く元気に育つ。地域も社会も刮目する。『黄金柱』とは、一切を黄金に変えゆく柱だ」と。

  原田 壮年部の経験と確信、知恵、そして実践こそ、さらなる広布伸展の鍵といえます。家庭や職場、また地域においても、壮年世代に覇気がみなぎっていることが、発展と勝利の要件です。

  長谷川 「いよいよ強盛に大信力をいだし給へ」(御書1192ページ)、「いよいよ・はげ(励)まして法華経の功徳を得給うべし」(同1448ページ)と、日蓮大聖人は繰り返し、呼び掛けられています。私たち壮年部が、「いよいよ」の心意気で、広布拡大に大きく打って出てまいりたい。

 原田 先生は語られています。「励ましのあるところは、勇気が満ちあふれる。その勇気を一切の中心にして固い団結をつくり、強気で、前へ、さらに前へと、歩みを進めていくのだ」「いかなる険路に突き当たっても、それを乗り越え、勝利へ、勝利へと大波を起こしていく、民衆の『勢い』と『団結』が、我ら創価の底力である」と。

 創価家族が皆で励まし合い、団結して、福徳にあふれた勇気の大前進を果たしてまいりましょう。

 受動喫煙の防止へ

   永石 先日、公明党東京都本部が「都民とともに『東京改革』」と掲げて、都議会議員選挙(6月23日告示、7月2日投票)に臨む「重点政策」を発表しましたね。(公明新聞5月12日・14日付など掲載)

  竹岡 三つの柱で構成され、15分野53項目の政策が掲げられています。地域に根差す公明党のネットワークで集めた「現場の声」が反映されています。公明党らしい、意欲的で、きめ細かな政策が並んでいます。

  宮尾 一つ目の柱は、「『安全・安心』先進都市・東京へ――2020東京大会をめざして」です。人にやさしいまちづくりや、交通ネットワークの整備などが盛り込まれています。

  永石 東京五輪パラリンピックに向けて国際水準を目指し、原則、屋内全面禁煙を内容とする罰則付きの「受動喫煙防止条例」を制定すること、また、視覚障がい者の利用が多い都立盲学校の最寄り駅に、ホームドア整備を拡充することなどを明記していますね。

  宮尾 二つ目の柱は、「『誰もが生き生き』希望都市・東京へ――生活者の現場から」です。子育てや高齢者、若者、教育に対する支援策のほか、医療・障がい者福祉の充実などを盛り込んでいます。

  永石 宿泊型の産後ケアセンター(現在9カ所)を各区市町村に拡大することや、全都立・公社病院での病児・病後児保育の実施。また、住み慣れた地域で入所できる地域密着型特別養護老人ホームの増設なども掲げています。

  宮尾 そして、三つ目の柱は、「『新たな活力』前進都市・東京へ――被災地とともに」です。小規模事業者や被災地の支援策などを盛り込んでいます。

  竹岡 創業希望者と後継者不足の小規模事業者を引き合わせる「後継者バンク」の創設、商店街の空き店舗を活用して起業したい若者や女性への家賃補助制度の導入なども掲げています。

  長谷川 被災地復興への支援では、風評被害の払拭に向け、災害時の都職員の備蓄食糧として、水やお湯を加えるだけでご飯が食べられる、福島県産のアルファ化米の活用なども挙げていますね。

  原田 公明党には、経験と実績があります。合意形成の中心軸となって都政を安定させるとともに、都民が望む政策の実現へ、全力を尽くしてもらいたい。

 教育費負担の軽減

  永石 重点政策の中でも特に、子どもたちの未来を開く教育への支援では、国が段階的に進めている「幼児教育無償化の完全実施」に加えて、健康な体をつくる食育の観点から「小・中学校給食の無償化」を提案していますね。

  竹岡 すでに都議会公明党の大きな実績として、年収約760万円未満の世帯への「私立高校授業料の実質無償化」が実現しています。今回の政策では、無償化をさらに、年収約910万円未満の世帯に拡大することも明記しています。

  宮尾 一方で、私立高校授業料の無償化について、日本共産党がいまだに“自分たちの提案が実った”と主張を繰り返しているのには、あきれるばかりです。

  竹岡 今回の無償化は、予算編成を主導した小池都知事自ら、「庶民目線、生活者目線の公明党の提案がまさに花開いた」と明言している通り、公明党の推進によって実ったものです。

  宮尾 新聞各紙もこう伝えています。「知事は『公明党と話が整った。一致できてよかった』と強調した」(日経)、「実質無償化に踏み切ったのは、公明党が同事業の実施を強く要望したため」(読売)、「公明要望で『私立高無償』」(朝日)。

  竹岡 政策は、ただ単に主張し続けていれば実現する、というものではありません。無償化を「共産党の成果」と報じた主要紙は皆無でした。相変わらずの、全く卑劣な「実績横取り」というほかありません。

  宮尾 識者も「公明党にとって王道である政策に小池都知事が乗り、長年の懸案だった私立高校の授業料無償化がようやく実現」(国際医療福祉大学・川上和久教授)等と語っています。

 原田 「都政改革を、真に都民第一の方向へと形づけていける都議会公明党の役割は大きい」(淑徳大学・結城康博教授)など、公明党への期待は高い。「都民のため」の政治を貫き、「東京改革」をリードしていただきたい。