「水滸会」と「華陽会」

「水滸会」と「華陽会」
戸田会長は青年をこよなく愛し、生涯を通じて青年の育成に心血を注ぎました。
男子部員の集まりである「水滸会」で戸田会長は、『水滸伝』を始め、『三国志』や『永遠の都』など古今東西の一流の文学作品を教材に青年たちを育てていきます。

ある時、戸田会長は青年たちの求道心に欠ける態度を厳しく叱り、「水滸会」を解散します。師の厳愛に触れ猛省した青年たちは、池田青年を中心にもう一度「水滸会」の発足を願い出、1953(昭和28)年の7月に再結成を許されました。戸田会長は、広布の未来を担う人材を育てるためには徹して甘えを排し、常に"真剣勝負"で後継の青年の育成にあたっていたのです。


女子部の「華陽会」は1952(昭和27)年10月に、「華のように美しく、太陽のように誇り高くあれ」との戸田会長の思いから結成されました。


そして一回一回の会合は、世界の名著の学習のほか、日常生活や仕事・家庭などの具体的な問題をともに考え、テーブルマナーについても解説するなど細やかで温かな訓練の場となりました。
青年を愛し、全力で鍛え抜いた戸田会長。その精神を受け継いだ池田名誉会長も、青年に対し全魂の激励を続け、限りない期待を寄せています。「創価学会は『青年学会』である。永久に、この活動的な生命を、戦う青年の魂を燃やし抜いていくのだ」