栄光の峰をめざして〉38

SEIKYO online (聖教新聞社):紙上座談会

〈座談会 栄光の峰をめざして〉38 さあ、希望の新時代に向かって! 団結こそ広布を成就する力 2017年6月15日

各地で梅雨入り 健康・無事故の毎日を
〈出席者〉
原田会長 
長谷川理事長 
永石婦人部長 
志賀男子部長 
伊藤女子部長
誠実と熱意が、人の心を動かす。いかなる人も、広宣流布の味方に!――この烈々たる祈りと勇気と勢いで、栄光の歴史を開きゆく時は今(13日、東京・北平和会館での北総区の地区部長会)

 伊藤 池田先生は先日、小説『新・人間革命』「雌伏」の章で、1980年(昭和55年)2月、鹿児島・奄美の女子部員の代表86人が、先生のいる東京を訪れた模様を綴ってくださいました。感動で胸がいっぱいになりました。

 原田 奄美は草創の同志の皆さんが、無理解による弾圧を乗り越え、広布の模範の前進を遂げられた天地です。そこから集った、師弟の心の強き女子部員たちに、先生は呼び掛けられます。「必ず幸せになるんだよ。私は、その姿を見ることがいちばん嬉しいし、それが、信心の正しさの証明になるんです」と。この言葉に、皆さんが、どれほどの勇気をもらい、希望を抱いたことか。

 長谷川 さらに、先生は、「皆さんは、それぞれが日本一、世界一、幸せになることを誓ってください。幸福のための信心であり、学会活動であり、広宣流布なんです」とも励まされています。

 永石 実は今月、東京・信濃町広宣流布大誓堂での誓願勤行会に、奄美から大勢の方々が参加されました。
 その中には、小説に登場した人物のモデルとなった、奄美光城県の県副婦人部長をはじめ、当時上京した12人の方々もいました。

 伊藤 奄美の女子部員とその出身者の代表16人もおられ、私もお会いさせていただきましたが、求道の心を継承した皆さまの姿に、深く感動しました。

 原田 不滅の師弟の出会いから37年。あの時の女子部員と、その“子どもの世代”に当たる華陽の乙女たちが今、深き師弟の心で、上京されたことを聞かれた先生は、大変に喜ばれていました。

 永石 あの時の皆が、広布の道を歩んでいるとも伺いました。今も多くの方が奄美におり、さらに鹿児島、関西、関東、東京など、それぞれが、使命の舞台で師弟の原点を胸に頑張っているそうで、先生の深い激励に、感動と感謝の思いです。

 原田 先生は綴られています。「皆さんの求道心あふれる姿は、創価学会の希望です。何があっても揺るがない、皆さんの強く清らかな信心こそ、二十一世紀を開く力です。朗らかに、堂々と胸を張って、前進していきましょう」と。燃える「求道の心」こそ、自身の確かな成長をもたらし、時代を変える力です。「感激の同志」の皆さまと共に、何としても広布の新時代を開いてまいりたい。

学会永遠の黄金則

 長谷川 先生は常々、信心における「団結」の重要性を教えてくださいます。あらゆる戦いを「団結」で勝ち開いてきたのが、学会の歴史です。

 伊藤 先日の「雌伏」の章でも、「団結」について、綴られていましたね。

 志賀 広宣流布を目指す上での最第一の鉄則は、「金剛不壊の異体同心の団結」であると強調され、「総じて日蓮が弟子檀那等・自他彼此の心なく水魚の思を成して異体同心にして南無妙法蓮華経と唱え奉る処を生死一大事の血脈とは云うなり、然も今日蓮が弘通する処の所詮是なり、若し然らば広宣流布の大願も叶うべき者か」(御書1337ページ)との御文について指導してくださいました。

 長谷川 「自他彼此の心なく」とは、自分と他人の差異にとらわれることなく、“共に同志である”“等しく地涌の菩薩である”との意識に立つことです。

 永石 「水魚の思を成して」とは、皆が広布の大切な同志であると自覚して、互いに尊重し、守り合っていくことでもありますね。

 原田 そして、「異体同心」です。「異体」とは、一人一人の個性や特質を尊重することであり、「同心」とは、広宣流布という同じ目的に向かい、心を一つにしていくことです。
 大聖人は、この「異体同心」を実現できてこそ、広宣流布の大願が成就できると結論されています。団結こそ、魔を打ち破り、困難を乗り越える力です。

 志賀 先生は、「もしも、意見の違いなどによって感情的になり、怨嫉したりするようになれば、本末転倒です。何があろうが、“広宣流布のために心を合わせ、団結していこう”という一念で、異体同心の信心で進むことこそが私たちの鉄則です。いや、学会の永遠の“黄金則”です」とも言われています。

 原田 「千載一遇の天の時」を迎えた今だからこそ、私たちは、本陣・東京をはじめ、全同志が、強盛な祈りと信心の勢い、そして「金剛不壊の異体同心の団結」で、師弟凱歌の歴史を築いてまいりましょう。

温度差が激しい時

 永石 各地で梅雨入りが発表されました。1日の温度差が激しい時期となり、健康の管理には一層の注意が必要です。

 長谷川 まず大切なのは、体温の調整です。急に寒くなることも考え、羽織る物を1枚持って行動するなどして、賢明な日々を送っていきたいと思います。

 原田 また、「雨」が降る日も増え、「交通事故」には、特に気を付けていかなければなりません。

 志賀 たとえば、車であれば、雨が降ると、視界が悪くなりますので、普段よりも一層、慎重な運転を心掛けていくことですね。

 永石 自転車に乗る方も多くいると思いますが、傘差し運転は絶対に厳禁です。雨がっぱなどを着て、対処しましょう。

 伊藤 歩行中であっても、雨で濡れたマンホールなど、滑りやすい場所が増えますので、注意することが大切ですね。

 原田 忙しい日々だからこそ、皆で声を掛け合い、「健康・無事故」の前進を続けていきましょう。