〈座談会 栄光の峰をめざして〉42

SEIKYO online (聖教新聞社):紙上座談会

〈座談会 栄光の峰をめざして〉42 戦いは「勝つ」と決めた方が勝つ―― 団結と執念で誉れの東京凱歌を 2017年6月29日

「大衆とともに」貫く公明党
〈出席者〉
原田会長
永石婦人部長
志賀男子部長
宮尾総東京男子部長
伊藤女子部長
「東京凱歌」の決定打は青年――“反転攻勢”に燃える東京・調布総区の男子・学生部の友

 原田 常勝不敗の原点「7・3」「7・17」から60年――「師弟の月」へ、全世界の同志が、拡大の闘争を繰り広げてくださっています。

 永石 「『今』という時は二度とかえらない。ゆえに伸一は、一瞬たりとも時を逃すまいと決め、一人でも多くの人と会い、対話し、励まし、友好を結び、深めることに全精魂を注いだ」――連載中の小説『新・人間革命』「雄飛」の章で池田先生はこう綴られました。

 原田 いよいよ新時代へ「雄飛」しゆく「天の時」。正義は勝ってこそ正義です。戦いは「必ず勝つ」と決めた方が勝つ。「不撓不屈の執念」「粘り強い行動」で、全世界の「感激の同志」と共に、広布拡大に挑んでまいりたい。

 志賀 「悪は多けれども一善にかつ事なし」(御書1463ページ)と仰せです。妙法で結ばれた「異体同心の団結」こそ無敵の力です。

 原田 先生は先日、「いかに困難が立ち塞がろうが、最後は勝つ。断じて勝つ! これが我ら創価の信念であり、誓願であり、本懐なのだ」と綴られました。
 師弟勝利の「わが誓願」「わが本懐」を成し遂げる時は「今」です。断じて勝利し、「世界広布新時代の凱歌」を厳然と轟かせてまいろうではありませんか。

僅差で決する選挙

 志賀 東京都議選の投票日(7月2日)まで、あと3日となりました。東京の未来、日本の未来を左右する重要な選挙といえます。

 永石 僅差で勝敗が決まるのが地方選。高投票率だった1989年、わずか13票差で惜敗したのも、都議選の歴史です。

 宮尾 公明党は今、都議選史上かつてない大激戦の中、21選挙区で候補23人の全員当選に死力を尽くしています。

 原田 都議会に進出して半世紀余り。「都民のため」「庶民のため」の政治を貫いてきたのが公明党です。全国の自治体の模範となる政策を実現し、都政発展の原動力になってきました。

 伊藤 公明党は、東京の福祉、教育、医療等を質量ともに全国トップの水準に押し上げました。また徹底した行政改革やムダ削減をリードし、都財政の健全化、見える化も進めました。

 永石 小池都知事も、確かな経験と抜群の実績を持つ公明党に「都政の頭脳」「東京大改革の中軸」として期待を寄せています。
 今回、特に反響を呼んでいる実績が「私立高校授業料の実質無償化」ですね。

 伊藤 今月28日付の日本経済新聞も、今回の都議選について、「教育負担の軽減も焦点」とし、実質無償化の導入を「小池知事が公明党の要望を受け入れる形で決め」としています。

 永石 「大衆とともに」の信念を貫き、どこまでも「小さな声」「庶民の声」を聴く公明党だからこそ、実現した輝かしい実績です。

 伊藤 無償化の実績を伝える感動的な映画CM「母の手に守られて」のYouTubeでの視聴回数が大変な勢いで増えています。LINEやフェイスブックなどのSNSでも、多くの人に共有されています。

欺瞞・独善的体質

 志賀 一方で、いまだにこの実質無償化を卑劣にも「実績横取り」しているのが共産党です。“17回質問した”と威張っていますが、ただ騒げば政策が実現できると思ったら大間違いです。小池都知事が証言している通り、具体的に要望し、交渉し、実現に導いたのは、紛れもなく公明党です。当然のことながら、「共産党の成果」とする主要メディアは“ゼロ”です。

 宮尾 共産党のウソ・デマはそれだけではありません。11日・18日のNHK「日曜討論」で、「共産党は街中の防犯、監視カメラにずっと反対し続けてきた」と指摘されていました。
 それを受け、共産党の書記局長が「反対政策なんて出していない」「狛江市では(共産党員の)矢野市長の下で防犯カメラは91カ所設置されている」と言っていました。しかし、これもすり替えのウソ。

 志賀 共産党は、防犯カメラ設置などを推進する東京都の条例をはじめ、各地の議会で強く反対。
 また狛江市の現在の高橋都彦市長は、「公道上には防犯カメラが1台も設置されないという異常事態が続いていた」「共産市政が、どれほど『当たり前の市政』からほど遠いものであったか」と明言しています。

 宮尾 「91カ所」は、いずれも公道上でなく、市庁舎など公共施設のものです。こういうウソを平然というのが共産党なのです。

 志賀 町田市でも、「共産党の候補者が保育の定員を2000人も増やした」という書記局長の発言や、「特別養護老人ホームの定員を増やした」というビラについて、石阪丈一市長は「ウソ」「(共産党はそのための)予算に賛成したことは一度もない」と厳しく糾弾していましたね。

 宮尾 識者も「共産党の欺瞞的体質を見抜いていくことが大事」(専修大学藤本一美名誉教授)、「共産党は、政治的のみならず道徳的に見ても低劣な独善的政党」(政治評論家の森田実氏)と指摘しています。
 
 永石 翻って、公明党への期待は大きいですね。京都大学大学院特命教授の大石久和氏は語っています。「公明党が日本政治に不可欠な存在になっていることは間違いない」「(公明議員は)人間への深い愛情を持っておられる。そこを基盤に人々に会い、話を聴き、政策を考える。この特質は、今後ますます重要になる」

 原田 「大衆とともに語り、大衆とともに戦い、大衆の中に死んでいく」――公明党は半世紀以上にわたり、不変の立党精神のまま生活者の視点で政策を推進し、実績を重ねてきました。公明党はこれからも、創立者の立党の志を胸に、どこまでも「庶民のため」に改革を推進し、東京から日本の未来を開いてもらいたい。