第26回本部幹部会

SEIKYO online (聖教新聞社):随筆など

世界広布新時代第26回本部幹部会への池田先生のメッセージ 2017年7月9日

創価という人類の希望の旗を信ずる青年たちに託す
未来のために、青年の育成に全力を――2005年7月の本部幹部会でスピーチする池田先生(八王子市の東京牧口記念会館で)

 一、はじめに、九州での記録的豪雨の被災に心からお見舞い申し上げます。一日も早い終息と、愛する九州家族の無事安穏を、強盛に祈ります。被災なされた方々も、必ず変毒為薬していただけるようにと、題目を送っております。
 一、海外のリーダーの皆さん方、本当にようこそお越しくださいました。冬の南米からいらした皆さんは、20度も温度差があると伺っています。
 深い志で来日された、尊き求道の宝の友を「当に仏を敬うが如く」歓迎したいのであります。本当にありがとう!(大拍手)

「仏の仕事」を果たす尊き存在

 一、大東京、さらに日本全国、そして全世界の創価家族と共々に、互いの健闘を讃え合い、万歳を叫びゆく凱歌の本部幹部会、誠におめでとう!(大拍手)
 御本仏・日蓮大聖人が、いかばかり讃えてくださっているでしょうか。
 功労の門下への御聖訓には、「日蓮の道を助けようとして、上行菩薩があなたの御身に入りかわられたのであろうか。または、教主釈尊の御計らいであろうか」(御書1163ページ、通解)と仰せであられる。
 「日蓮の道」、すなわち広宣流布のため、立正安国のため、誰に何と言われようとも、労苦を厭わず、声を惜しまず、力を合わせて邁進する学会員ほど、不思議な、偉大な存在は、ありません。
 まぎれもなく、創価の友は一人一人が「地涌の菩薩」そのものであり、「仏事」まさしく「仏の仕事」を果たしているのであります。
 戸田先生は、猛暑の中、汗を流して学会活動に励む同志の姿に涙されながら言われた。「これほど気高い姿が、いったい、どこにあろうか。この方々がいるからこそ、広宣流布は進むのだ。大作、この尊き方々を、どこまでも守り抜いてくれ!」と。
 なかんずく、年配の先輩方、多宝会・宝寿会・錦宝会の方々が、どれほど祈り、どれほど尽くされていることか。
 ここで創価の誉れの父母たちに、最大の感謝と尊敬を込め、また益々の健康長寿を祈りつつ、大拍手を送りたいと思うが、どうだろうか!(大拍手)

女性門下への手紙

 一、大聖人は、佐渡流罪の大難で、臆病な弟子たちの心が揺れ動く中、けなげに不退転の信心を貫いている無名の女性門下へお手紙を送られ、「言葉に尽くせないほど立派です」(同1224ページ、通解)と讃嘆なされています。
 文字が読めない、この女性のために、大聖人が、わざわざ、別の弟子に読み聞かせを託された、お手紙です。
 そこには、広宣流布、立正安国とは、いかなる戦いであるかが記されている。それは、法華経の行者と第六天の魔王が、現実の娑婆世界の真っただ中で「とられじ・うばはんと・あらそう」(同ページ)ことなりと仰せであります。
 社会を攪乱し、民衆を不幸に陥れようとする、あらゆる魔軍の働きに、仏の陣列が真っ向から挑み、断じて勝ち抜き、平和と幸福の楽土を開くことこそが、広宣流布であり、立正安国なのであります。
 大聖人は、この熾烈な大闘争を起こされて、「日蓮一度もしりぞく心なし」(同ページ)と言い切られている。
 思えば、昭和32年(1957年)、夕張炭労事件、大阪事件等々、三類の強敵が競い起こる中、私は戸田先生に申し上げた。「いつの日か、何ものにも負けず、世間を“あっ”と言わせるような戦いを、必ずいたします」と。
 以来60年、異体同心の団結で勝ち取った凱歌を、私たちは胸を張って、戸田先生、そして牧口先生に、ご報告しようではありませんか!(大拍手)

ダイヤモンドの生命を磨きゆけ

 一、「一度もしりぞく心なし」(同ページ)――この不退の勇気を、日本中、世界中の青年が受け継ぎ、広布の連続闘争を通して立派に成長してくれている。こんな嬉しいことはない。男女青年部の結成66周年、おめでとう!(大拍手)
 また、本日(7月8日)、記念の日を迎えた清々しい白蓮グループの皆さん、いつもありがとう!(大拍手)
 きょうは、凜々しき未来部の見事な合唱と演奏、本当にありがとう!(大拍手)
 ダイヤモンドは、どこにあってもダイヤモンドだ。試練があるほど、輝きを増す。学会っ子は、一人ももれなくダイヤモンドの生命である。何があっても題目を忘れず、学び鍛え、正義の走者の光を放っていただきたい。
 戦後、一人立たれた戸田先生が「旗持つ若人 何処にか」と願われた一念は、私をはじめとする後継の青年を呼びいだしてくださった。そして、世界広布の大発展の時を迎えた今、私たちの祈りと励ましに応えて、地涌の若人がいよいよ澎湃と躍り出てこないわけがない。
 創価という、人類の平和の旗を、希望の旗を、勝利の旗を、信ずる青年たちに託しゆこうではないか!
 一、終わりに、
  
 天晴れて
  地明らかなり
   乱世にも
   創価の太陽
    勝ち光りゆけ
  
 と一首を捧げ、私のメッセージといたします。
 どうか、いずこも仲良く朗らかに、幸福和楽の前進を!
 わが宝の同志に、無量無辺の福徳あれ!(大拍手)