〈池田先生と共に 新時代を進む〉14

SEIKYO online (聖教新聞社):折々の指針

〈池田先生と共に 新時代を進む〉14 2017年7月17日

世界に轟け! 常勝不敗の魂
 

 「東京凱歌」――この書を私が記したのは、昭和58年であった。5月3日を祝賀し、八王子の東京会館の完成を記念して書き留めた。
 今その地には殉教の先師を宣揚する東京牧口記念会館が立つ。先師に捧げる「東京凱歌」「創価の凱歌」を轟かせてくれた全同志の尊い尊い奮闘に、あらためて私は合掌したい。
 牧口先生の顕彰室には、常に拝され研鑽なされた御書が置かれている。
 「苦をば苦とさとり楽をば楽とひらき苦楽ともに思い合せて南無妙法蓮華経とうちとなへゐさせ給へ」「いよいよ強盛の信力をいたし給へ」(御書1143ページ)
 先生が線を引かれ、大切にされていた一節である。
 九州での甚大な豪雨の被害など自然災害が続き、ご苦労が偲ばれてならない。農作物などへの影響も深刻である。被災地の方々、農漁光部の皆さまはじめ、全ての宝友を、仏天よ護りに護れと題目を送っている。
 何があっても、我らには変毒為薬の妙法がある。苦楽を分け合う同志がいる。いよいよ強盛に「抜苦与楽(苦を抜き楽を与える)」の行動に打って出て、希望の人生を、和楽の家庭を、福徳の地域を築きゆくのだ。
 ― ◇ ― 
 7月11日は、男子部結成の記念日であった。
 「強敵を伏して始て力士をしる」「師子王の如くなる心をもてる者 必ず仏になるべし」(同957ページ)
 これも、牧口先生が線を付された御文である。
 広布の激戦の中で、一段と力をつけてきた頼もしき正義の若師子たちに、この御聖訓を贈りたい。
 はつらつと前進する花の女子部は、19日に結成の日を迎える。女子部の1期生である妻が大事にしてきた三つの指針を託したい。
 「希望は心の太陽」
 「努力は心の王道」
 「苦難は心の名曲」
 華陽の乙女に、幸光れ!
 ― ◇ ― 
 7月17日は大阪大会より60年。関西の誉れの父母たちに感謝は尽きない。
 戸田先生は、関西と私との団結を何よりも喜ばれ、「学会が大変な時に、自分も難の渦中に躍り出て、勇んで戦っていくところにこそ、永遠不滅なる生命の勝利がある」と言われた。
 この常勝不敗の魂は、今や日本全国、そして全世界の異体同心の絆となった。
 創価ファミリー大会が始まった。さらに、兵庫、岡山、佐賀、岩手、富山、石川と各地で、創価青年大会も行われる。地涌の若人たちの大成長の夏であれ!と祈りに祈っている。