〈座談会 栄光の峰をめざして〉49

SEIKYO online (聖教新聞社):紙上座談会

〈座談会 栄光の峰をめざして〉49 人を励まし、育てゆく 学会は究極の人間教育の大地 2017年7月27日

未来部は創立100周年の主役
〈出席者〉
原田会長
石黒未来本部長
飛田女性未来本部長
竹岡青年部長
高澤女子未来部長(女子高等部長兼任)
星少年部長
「E―1グランプリ」は、創価家族の総合力が発揮される場(昨年の決勝大会の模様)

 原田 「未来部躍進月間」は、学会夏の伝統です。各地で「創価ファミリー大会」が開催され、各種コンクールの応募の推進も全力で展開されています。
 未来本部長をはじめ、宝の未来部育成に携わる青年部の21世紀使命会、そして教育本部、学生部の進学推進部長など、全ての皆さまに深く感謝いたします。

 石黒 池田先生は「大白蓮華」8月号の巻頭言で、重要な指針を示してくださいました。「広宣流布とは、現在を勝ち、そして、未来までも勝ち開いていく『常勝』の大行進である。その一切を担い立つ創価学会は、たゆみなく人を励まし、人を育てゆく、究極の人間教育の大地なのである」と。

 竹岡 現在を勝ち、さらに未来までも勝ち開く使命を担い立つ創価学会――命に刻むべき指針ですね。

 飛田 先生は本年5月から、中学・高校生向けの「未来ジャーナル」と小学生向けの「少年少女きぼう新聞」で新連載を開始してくださっています。

 高澤 両紙では3月号まで、「未来の翼」「希望の虹」と題して、3年にわたり、連載エッセーをつづってくださいました。

 原田 これらに続く形で、「未来ジャーナル」で「未来対話『夢の翼』」、「少年少女きぼう新聞」で「光の星のメッセージ」をスタートされたのです。

 石黒 4月号の両紙では、「未来部7つの指針」①健康でいこう②本を読もう③常識を忘れないでいこう④決して焦らないでいこう⑤友人をたくさんつくろう⑥まず自らが福運をつけよう⑦親孝行しよう、を通して、渾身のメッセージも贈ってくださっています。

 高澤 先生は記されました。「みんなのためだったら、何でもしてあげたい。未来部の皆さんの前進こそが、私の希望だからです。さあ、大いに語り合おう!」

 竹岡 今の未来部員は、21世紀の開幕と合わせて誕生した世代であり、一人一人が、学会創立100周年(2030年)の主役と輝く存在です。

 飛田 多くのメンバーが先生と直接、お会いしたことはありません。けれども、毎月の未来部機関紙を通して、一人一人が師弟の対話をし、強い絆で結ばれていると感じます。

 原田 「少子化の時代だ。だからこそ、『一人』をより大切に育てよう。一騎当千の人材が立ち上がれば、千倍の拡大に匹敵する」「『あの時の励ましがあったから』と言われるような、希望の劇をつくろう!」と先生は言われました。私たちは、先生の心をわが心とし、未来を開く戦いに全力で取り組んでいきましょう。

劇的に成長する時

 石黒 ある未来本部長は毎年、躍進月間になると、各種コンクールの推進と激励のため、本部の全未来部員のもとへ家庭訪問をしています。全員に会えるまで続ける、その行動は、まさに未来本部長のかがみであると深く感動しています。

 星 少年少女部の「希望絵画展」推進のために、皆で一緒に、絵を描く場を設けている地域もあります。
 「絵を描くのは苦手だから、僕は描かない」と話すメンバーには、「じゃあ、一緒に描いてみようよ!」と、担当の男子部のお兄さんが言ったそうです。決して上手とはいえない、お兄さんの“真心の絵”を見たメンバーが、楽しく挑戦できたとの話を聞いたこともあります。

 飛田 英語で寸劇を披露する「E―1グランプリ」は、推進する大人にとって少々、難しいものと感じるかもしれませんが、少しでも、未来部の励みになればと、地元の会合で、演技や映像を披露する機会を設けるなどして取り組んでいる地域が多くあります。

 竹岡 自主的に、絵画や作文を展示する会館もたくさんありますね。

 原田 御書には、「人のものををしふると申すは車のおもけれども油をぬりてまわり・ふねを水にうかべてゆきやすきやうにをしへ候なり」(1574ページ)と仰せです。
 私たちが、未来部員の心を深く理解し、皆が一歩でも二歩でも成長できるよう祈り、行動していくことで、未来に羽ばたく子どもたちの可能性を大きく開くことができるのです。

 星 実は、昨年の「E―1グランプリ」の優勝チームとなった、沖縄の少年少女部員たちは当初、学校、塾などの関係で、座談会や未来部の会合への参加も難しい状況でした。

 石黒 地元組織のリーダーや未来本部長は、まず、両親の思いをしっかりと受け止め、こまやかに励ましを送りました。そして、コンクール開催の目的や、先生の未来部に対する思いを丁寧に伝えました。
 何より、本人たちの信心の成長の機会、師弟の原点になるようにと、担当者が心を合わせて祈り、関わる中で、子どもたちは大きな成長を遂げ、皆があっと驚く全国優勝を勝ち取ったのです。

 原田 未来部は、私たちが全力で関わった分、劇的に成長します。一言の励ましによって、人生を大きく開きます。そして未来部の成長は、家族を変え、地域を変え、学会の未来をも変えていきます。
 使命ある一人一人が、師弟のバトンを受け継ぎ、大きく成長できるよう、全力で祈り、励ましを送っていこうではありませんか。

気軽に現地に足を

 星 最後に、学校説明会・オープンキャンパスのご案内です。
 東京創価小学校、関西創価小学校の学校説明会が30日、午前と午後の2回、行われます。

 高澤 また、創価大学創価女子短期大学のオープンキャンパスも29、30日と8月20日、午前10時~午後4時に実施されます。

 飛田 実際に現地に足を運ぶことで、学園、大学・短大の素晴らしさを、より感じられます。受験生とその家族だけでなく、祖父母や地域の方など、一人でも多くの方が気軽に訪問していただければと思います。