10月、衆院選へ 22日か29日投開票で調整

 

10月、衆院選へ 22日か29日投開票で調整
 

 安倍晋三首相は28日召集予定の臨時国会衆院を解散する方針を固め、政府・与党幹部に伝えた。早ければ冒頭の所信表明演説後に解散し、衆院選を「10月10日公示、22日投開票」か「17日公示、29日投開票」の日程で実施する見通し。内閣支持率の回復を踏まえ、野党の選挙態勢が整う前に解散するのが得策と判断した。政権内には慎重論もあり、首相は18~22日の訪米から帰国後にも最終判断する。

 複数の政府・与党関係者が明らかにした。投開票日は解散が臨時国会冒頭なら10月22日、各党代表質問後なら同29日が想定され、いずれの場合も衆院青森4区、新潟5区、愛媛3区の3補欠選挙(10月10日告示、22日投開票)は取りやめ、総選挙に吸収される。改正公選法に基づき定数は10減の465となり、19都道府県の97選挙区で見直された新たな区割りで実施する。