〈座談会 栄光の峰をめざして〉60 大切なのは勢いとスピード 「決意」即「行動」で前進! 2017年9月28日

〈座談会 栄光の峰をめざして〉60 大切なのは勢いとスピード 「決意」即「行動」で前進! 2017年9月28日

公明党が政治の安定を実現
〈出席者〉
原田会長
長谷川理事長
永石婦人部長
竹岡青年部長
志賀男子部長
伊藤女子部長
いざ、新たな拡大の金字塔を――東京各地で異体同心の大前進を誓い合う大会が盛大に(左上から時計回りに、北、足立、板橋、豊島)

 原田 「いざ」という時に、「人間の真価」が試される――。人生万般にわたる教訓です。
 
 永石 社会もめまぐるしい変化の連続です。思いもかけない困難に直面した時に、信心根本に立ち向かうのか、退いてしまうのか。そこに大きな分かれ目があるのですね。
 
 長谷川 日蓮大聖人は、「賢者はよろこび愚者は退くこれなり」(御書1091ページ)と仰せです。いかなる試練にも「やらんかな!」の心意気で立ち向かえば、大きく境涯が開けていくことは間違いありません。
 
 原田 池田先生は先日の随筆で、次のように指導してくださいました。
 「『決意』は即『行動』である。立つべき時に立つ! 時を逃さずに戦う! 電光石火の共戦こそ、創価の師弟の心であり、楽土を築きゆく地涌の闘争なることを忘れまい」と。
 
 竹岡 「いざ」という時に大切なのが、目の前の壁を突破する「スピード」と「勢い」です。今こそ、青年部が「決意」即「行動」のリズムで、対話に大きく打って出てまいります。
 
 原田 また、先生は随筆の中で、拡大と勝利の要諦を3点にわたって示してくださいました。
 
 永石 第一に、「勤行・唱題の『誓願の祈り』の呼吸を深く合わせる」ですね。まず自分が「断じて勝つ」という誓願を立てること。そして明確な目標を定め、同志と共有することです。
 
 志賀 第二に、「御書根本の法華経の兵法」です。対話に挑戦するには「勇気」が不可欠です。その確信となるのが、大聖人の慈悲であり、正義の師子吼です。
 
 伊藤 そして第三に、「異体同心の団結」です。リーダーが一人一人と心を通わせ、徹して励まし抜くことで、強固な団結が生まれます。
 
 原田 わが地域、わが足元から、仏縁と友情を広げることが、民衆の幸福と社会の安穏に直結します。今この瞬間が、広宣流布、立正安国を決する「まことの時」との確信で、悔いなく語り抜いてまいりたい。

「大衆とともに」

 長谷川 メディアでも連日報道されていますが、安倍首相は28日(本日)、衆議院を解散し、「10月10日公示、同22日投開票」の日程で、衆議院選挙が実施される見通しです。
 
 志賀 衆院選は、政権運営をどこに託すかを決める「政権選択選挙」です。今回は、これまでの「自公の政権運営の評価」が問われる選挙といえます。
 
 永石 さらなる景気回復、また、核実験や弾道ミサイル発射で挑発を繰り返す北朝鮮の問題など、日本は今、さまざまな重要課題に直面しています。公明党は、政治を安定させる与党の要として、課題を打開するためにも、今や欠かせない存在ですね。
 
 竹岡 現在の自公政権が果たしてきた、特筆すべき成果は大きく二つあります。①景気経済の再生②激変する安全保障環境への対応です。

①景気経済の再生

 伊藤 2012年末、経済の弱体化を招いた民主党政権から、自公政権に交代して以降、景気は大きく改善していますね。
 
 志賀 国・地方を合わせた税収は、20兆円以上も増加。失業率は23年ぶりの低水準となり、正社員の有効求人倍率は、初めて1倍を超えました。
 
 竹岡 さまざまな業種で人手不足が叫ばれ、実際、「以前よりも仕事がある」という実感の声も多く伺っています。自公政権のもとで、日本経済は着実に回復軌道へ乗りつつあります。
 
 長谷川 今後は、景気回復の恩恵が隅々にまで行きわたるよう、安定した政治を進めていくこと。また、教育費負担の大幅な軽減といった本格的な「子育て支援」や、年金・介護などに関する「高齢者支援」まで、公明党がいるからこそ実現できる、福祉政策の大きな推進が求められています。

②激変する安全保障環境への対応

 志賀 北朝鮮による核実験、弾道ミサイル発射など、世界の中でも深刻な脅威にさらされているのが、日本の現状です。
 
 竹岡 日本を取り巻く安全保障環境が、厳しさを増していくことに備え、自公政権は2年前に、憲法の枠内で平和安全法制を実現させました。これにより、日本は米国と緊密な連携を取りながら、適切な対応ができるようになりました。
 
 志賀 今では、国民の半数以上が評価・賛同しており、以前は反対していた識者も、「この法律をつくっておいて本当によかった」と評価をしています。
 
 竹岡 平和安全法制について意図的に“戦争法だ”“徴兵制が始まる”など、支離滅裂なレッテル張りを展開した党もありましたが、無責任も甚だしい
 
 永石 政権与党における公明党の存在感と責任は、ますます大きくなっています。各分野から多くの期待の声が寄せられています。
 
 長谷川 一橋大学大学院の中北浩爾教授はこう語っています。
 「社会に確固たる基盤を持つ中道的な勢力が政治の中心を担う。これこそ、本当に安定的な政党政治だ。まさに公明党的なものではないか。公明党は『大衆とともに』との立党精神と中道主義をさらに追究して、建設的な合意形成を図る勢力である」
 
 原田 公明党は半世紀以上にわたり、「大衆とともに」の不変の立党精神のまま、生活者の視点で、数多くの政策・実績を重ねてきました。日本の政治の安定のためにも、今や公明党の存在は不可欠です。公明党はこれからも、さまざまな課題に全力で取り組み、日本の未来を、必ず切り開いてもらいたい。