〈座談会 栄光の峰をめざして〉61 短期決戦の時こそ「団結」! 間断なき挑戦に強き信心で応戦 2017年10月2日

〈座談会 栄光の峰をめざして〉61 短期決戦の時こそ「団結」! 間断なき挑戦に強き信心で応戦 2017年10月2日

「生活者の視点」貫く公明党
〈出席者〉
原田会長
長谷川理事長
永石婦人部長
竹岡青年部長
志賀男子部長
伊藤女子部長
「正義」「共戦」の魂脈打つ神奈川の同志が、歴史を開く大攻勢へ。横浜・保土ケ谷総区(上)、旭総区の集い

 原田 広布前進の要諦は「団結」にあります。日蓮大聖人が「異体同心なれば万事を成じ」(御書1463ページ)と仰せの通り、「異体同心」で進むところ、越えられない壁はありません。

 伊藤 池田先生も、「大切なのは『団結』である。心を合わせることだ。我らは、永遠に『異体同心の団結』で勝利したい」と指導されています。

 長谷川 私たちが目指す「同心」とは、広宣流布の信心であり、誓願の祈りで心を一つにすることです。

 原田 広宣流布の師匠と、同志と、信心のギアを、がっちりとかみ合わせるその時に、「万事を成じ」――あらゆる困難を打ち破る力を発揮することができるのです。

 竹岡 “短期決戦”の勝利の鍵も、この「団結」にあります。また、かつて先生は、「どんな戦いも、戦い抜いたほうが勝つ」と指導されたことがあります。

 原田 多忙な日々、また変化の連続かもしれませんが、動揺や逡巡をしていては、戦いは進みません。「何があろうと絶対に勝つ!」と一人一人が心に決め、前進してまいりたい。

 長谷川 20世紀最大の歴史家・トインビー博士は、間断なき「挑戦」に対する「応戦」が文明の発展をもたらすと述べています。広宣流布と人間革命の前進もまた、幾多の挑戦や試練に応戦し、打ち勝ってこそ力を増していきます。

 原田 次から次と押し寄せる苦難の「挑戦」にも、強き信心で真正面から「応戦」する――。その戦いの連続こそが勝利の扉を開くのです。さあ、皆で心一つに、決勝点に向けて、一瀉千里で走り抜いてまいりましょう。

衆院選は政権選択

 長谷川 衆議院が解散となり、事実上の選挙戦に入りました。選挙日程も「10月10日公示、同22日投開票」に決まり、公示まで、わずか8日となりました。

 竹岡 日本が多くの重要課題に直面する中、国の舵取りをどこに託すかを決める、重要な「政権選択選挙」といえます。

 永石 大事なのは「政権担当能力」があるかどうかをしっかり見極めることですね。

 志賀 今回の衆院選では、緊迫している北朝鮮問題への対応も問われます。核実験や弾道ミサイル発射を繰り返す北朝鮮に対応し、外交を進めるためにも、自公政権の基盤がより強くなることが必要です。

 竹岡 野党の合流も報じられていますが、多くの議員は、民進党出身者と予想されています。元をたどれば旧民主党の人たちです。

 志賀 2009年の衆院選で、“一度はやらせてみたら”と、旧民主党を選択したことが、経済や外交、そして震災の対応においても、取り返しのつかない混乱と停滞を生んだことを国民は忘れていません。

 竹岡 “悪夢の時代”といわれた旧民主党政権の失政の理由に、政党としての理念、政策の一致がないまま集まったことなどが挙げられます。「同じ過ちは繰り返したくない」というのが、多くの人の気持ちではないでしょうか。

「現場の声」を形に

 伊藤 安倍首相は衆院選で、消費税率10%への引き上げ(2019年10月)による増収分の使い道の変更に対して、国民の信を問いたいと語っていました。また、その使い道として、「教育の無償化」などに充てる方針を示しています。

 永石 こうしたことなどを踏まえて、公明党は今、3つの実績・政策を強く訴えていますね。

①軽減税率の実現

 志賀 公明党は、3年前の衆院選で、「軽減税率」の実現を公約に掲げ、勝利しました。そして、公明党の強い主張により、消費税率10%時に、酒類・外食を除く飲食料品全般を対象に、軽減税率を導入することが決定しています。

 永石 国民との約束を果たし、実現力を発揮した公明党の大きな実績ですね。

②教育負担の軽減

 伊藤 今、日本は少子高齢化に突入し、その対策が重要課題になっています。公明党は「人への投資」が未来を開くとの思いで、大胆な「教育の無償化」の推進を公約しています。

 永石 具体的には、2019年までに「全ての就学前児童の幼児教育の無償化」「私立高校授業料の実質無償化(年収590万円未満の世帯が対象)」の実現を目指していますね。大学生などへの返済不要の「給付型奨学金」も大幅に拡充します。

 長谷川 教育費の心配をせずに、安心して子育てができる。誰もが必要な教育を受けられる。そうした社会を築くため、公明党はさらに尽力してもらいたい。

高齢者支援充実

 永石 公明党が主張し、公的年金について、25年間加入しないと受給できなかったのが、10年間に短縮。新たに約64万人が受給できるようになりました。消費税率10%時の実施予定でしたが、前倒しを実現。今月から支給が始まります。

 長谷川 「低年金者への月最大5000円の加算」と「介護保険料の軽減拡大」も、公明党の推進で、消費税率10%時の実施が決定。そして今回、その前倒しも公約に掲げています。

 永石 「生活者の視点」「現場の声」を大切にする公明党ならではの実績と政策ですね。

 原田 「『生活者』の論理を政権のなかで訴えられる公明党の存在は重要」(北海道大学大学院・吉田徹教授)、「日本社会全体で子どもの未来を守っていく機運を高める。公明党の奮闘に大いに期待」(京都大学大学院・柴田悠准教授)など、多くの声が寄せられています。公明党は、どこまでも「生活者の視点」で、「未来を開く政治」を貫いてもらいたい。