〈座談会 栄光の峰をめざして〉62 広宣流布は師弟共戦の総力戦―― 確信の対話で仏縁の拡大を 2017年10月5日

〈座談会 栄光の峰をめざして〉62 広宣流布は師弟共戦の総力戦―― 確信の対話で仏縁の拡大を 2017年10月5日

公明党が教育負担を軽減
〈出席者〉
原田会長
長谷川理事長
永石婦人部長
竹岡青年部長
志賀男子部長
伊藤女子部長
かつてない対話拡大で、勝利に向かって前進! 北海道・岩見沢躍進圏(上)、滝川先駆圏の集い

 志賀 先月末、モスクワ大学で行われた国際学術会議の席上、池田先生に対して、国際グローバル研究アカデミー「正会員証」が授与されました。

 伊藤 先生が長年にわたって尽力してこられた「地球一体化への卓越した学術的・実践的貢献」をたたえたものですね。

 永石 先生はこれまで「誠実一路」の行動で、世界各国に友好の「虹の橋」を築いてこられました。

 長谷川 かつて冷戦下の緊迫した情勢の中、先生はソ連、中国、アメリカ等の国家指導者と相次ぎ会見。イデオロギーや体制を超え、人を結ぶ「対話の力」を信じ、胸襟を開いた誠実と信念の行動で平和の連帯を広げてこられました。

 原田 日蓮仏法は「対話の宗教」です。「立正安国論」では「主人咲み止めて曰く」(御書24ページ)、「主人悦んで曰く」(同31ページ)と、相手の心情を察しながらも、確信あふれた一言一言で最後には納得を生んでいく様子が描かれています。

 永石 まさに先生の平和行動には、大聖人が示された「対話の精神」が脈打っています。

 長谷川 大聖人は「言わずんばある可からず」(同17ページ)とも仰せです。私たちも「語り抜く時は今!」との大確信で、友情と信頼の輪を大きく広げたい。

 原田 特に、かつてない拡大を果たすためには、経験豊かな「広布の黄金柱」壮年部の力が不可欠です。「いざ鎌倉!」と一人一人が立ち上がる時です。

 長谷川 「壮年には力がある。それをすべて、広宣流布のために生かしていくんです」と、先生は壮年部に深い期待を寄せてくださっています。重鎮の壮年部が総決起すれば、いかなる苦難も「風の前の塵」(同232ページ)に過ぎません。

 原田 広宣流布とは異体同心の戦いであり、「総力戦」です。一人ももれなく「共戦の陣列」に――この思いで励まし、皆が主体者の自覚に立った時、広布は飛躍的に前進します。師弟共戦の決意に燃え、「昨日より今日」「今日より明日」と日々、新たな仏縁の拡大に挑んでまいりましょう。

「安定」か「混乱」か

 志賀 衆議院選挙(10月10日公示、同22日投開票)も、公示まで5日。各党が舌戦を繰り広げています。

 竹岡 今、野党は、合流や分裂が相次ぎ、混迷を極めています。安定の「自公政権」か、混乱の「野党」か。日本の未来を選択する重要な選挙です。

 志賀 与党の中で、常に庶民・大衆の視点に立ち、より良き政治の実現のため、一貫して日本の「政治の安定」に貢献してきたのが公明党です。

 竹岡 政策研究大学院大学飯尾潤教授はこう語っていました。「与党の一角にいながら、『与党内野党』として、本来野党が果たすべき役割までも果たして、政権内の重しとなる。ここに公明党の真骨頂の一つがある」と。

 原田 公明党は、幅広いネットワークで民意を受け止め、その民意を具体的に政策にして実現してきました。「多様な声をすくい上げることができる公明党だからこそ、社会の分断を阻止することができる」(作家・佐藤優氏)など、公明党に、あらためて大きな期待が寄せられています。

半世紀の政策実現

 伊藤 公明党ホームページの「衆院選特設サイト」が分かりやすいと好評ですね。今回訴えている①軽減税率を実現②教育負担の軽減③年金加算の前倒しなどの動画、また公明党の9小選挙区比例区などの情報も紹介されています。

 永石 「教育負担の軽減へ。」と掲げた公明党の新たなイメージポスターも明るくていいですね。

 長谷川 国づくりの基本は人づくりです。公明党は結党以来、教育を重視してきました。そして今回、幼児教育から大学を含む高等教育までの大胆な「教育の無償化」を掲げています。

幼児教育の無償化

 竹岡 公明党は、幼児教育の無償化を一貫して主張し、低所得の一人親世帯や2人以上の子どもがいる多子世帯の一部などに、段階的に対象を拡大しました。

 永石 さらに2019年までに全ての就学前児童(0~5歳児)を対象に、保育所や幼稚園、認定こども園などを含めて無償化することを目指しています。教育費の心配をせずに安心してお子さんを産み、子育てできる環境になりますね。

私立高校授業料の実質無償化

 伊藤 公明党は、年収590万円未満の世帯を対象に、全国での「私立高校授業料の実質無償化」も目指していますね。

 竹岡 すでに東京都では公明党の主張で、今年度から年収約760万円未満の世帯を対象に、実質無償化を実現。大阪府などでも独自の制度を進めています。国による無償化が進めば、さらに拡充できます。

大学生に返済不要の給付型奨学金

 志賀 公明党が長年訴えてきた返済不要の「給付型奨学金」が創設されました。今年度は約2500人を対象に実施。来年度は本格実施され、約2万人に月額2~4万円が給付されます。

 永石 さらに、19年度以降については、給付額や対象人数の段階的な拡充とともに、授業料減免の対象拡大も目指していますね。

 長谷川 公明党は「政策実現政党」として、半世紀以上前から、義務教育の教科書無償配布を実現するなど、「教育の負担軽減」に取り組んできました。

 原田 子どもは「国の宝」です。少子高齢化が加速する日本にとって、教育は未来を開く大きな力となります。日本が直面する課題に、公明党は全力で取り組み、抜群の「政策実現力」を発揮してもらいたい。