〈座談会 栄光の峰をめざして〉63 誓願の祈りから勇気と智慧が! さあ「いよいよ」の決意で前進 2017年10月9日

〈座談会 栄光の峰をめざして〉63 誓願の祈りから勇気と智慧が! さあ「いよいよ」の決意で前進 2017年10月9日

公明党衆院選重点政策(マニフェスト) 
〈出席者〉
原田会長
長谷川理事長
永石婦人部長
竹岡青年部長
志賀男子部長
伊藤女子部長
「師子王の心」で圧倒的な拡大を――関西の同志が、新たな「常勝」の歴史築く集い(9月、上は総大阪、下は総兵庫)

 原田 日蓮仏法は「本因妙」です。「いよいよ」の決意で戦い、最後は信心で必ず勝つ。これが広布拡大の方程式です。大切なのは「いつか」ではなく「今」。「どこか」ではなく「ここ」。「誰か」ではなく「自分」が一人立つことです。

 永石 広宣流布が信心の戦いである以上、その根幹となるのは、日々の「勤行・唱題」です。前進の原動力は、深き誓願の祈りにありますね。

 長谷川 池田先生は「眼前の戦いに、題目を唱えて挑む中にこそ、仏の智慧と力が流れ通うのである。今日の課題は何か。張りのある勤行で明確に祈り、生命力を漲らせて、一日一日を勝ち切っていくことだ」と指導されています。

 原田 私たちは、どこまでも「自行化他の題目」を唱え、前進したい。「日蓮が唱る所の題目は前代に異り自行化他に亘りて南無妙法蓮華経なり」(御書1022ページ)と仰せの通りです。

 永石 満々たる生命力と勇気で、勢いよく飛び出し、友に会い、語り、励まし、確かな仏縁を結んでいく――。地道な対話が何より大切ですね。

 長谷川 池田先生は「広宣流布、立正安国の大闘争は、そのまま一人ひとりが宿命転換を加速し、一生成仏の大境涯を開く戦いに他ならない」と教えてくださいました。

 原田 御書には「極楽百年の修行は穢土の一日の功徳に及ばず」(329ページ)とも仰せです。戦いが大変であればあるほど、功徳は大きい。一日一日が真剣勝負です。各人が「いよいよ」の決意で対話に奔走し、地域に社会に「勝利の旗」を打ち立ててまいりたい。

総選挙「あす公示」

 竹岡 衆議院議員総選挙が、あす10日公示され、22日の投開票に向け、本格的な選挙戦が始まります。

 長谷川 公明党はあらためて、支えてくださる全ての方々の真心を、断じて忘れないでもらいたい。支持者の皆さまの筆舌に尽くせぬ奮闘のお陰で、今の公明党がある。このことをゆめゆめ忘れず、恩に報いていくことです。

 原田 「大衆とともに語り、大衆とともに戦い、大衆の中に死んでいく」――この不変の立党精神を貫き通し、全身全霊を賭して、支持者のため、国民のため、働いていただきたい。そのためには、まず、議員・OBが「現場第一」に徹して、支持拡大の先頭に立って尽くしてもらいたい。

実現力ナンバー1

 竹岡 野党の分裂・合流が相次ぎましたが、本来、政党の再編は政策本位であるべきです。しかし現実は選挙目当てに離合集散し、肝心の政策論議はほとんど、なされていません。

 永石 そんな中、先日、公明党衆院選重点政策が発表されましたね。一つ一つの政策に「生活者の視点」が貫かれ、具体的で、公明党らしさが光っています。公明党HPなどでも詳しく紹介されていますね。

 志賀 公明党は、重点政策の柱として、①教育負担の軽減へ②力強く伸びる日本経済へ③人を育む政治の実現へ④復興・災害対策の強化へ⑤安定した平和と繁栄の対外関係⑥政治改革と行財政改革、を掲げ、具体策を数多く示しています。

 伊藤 特に注目されているのは、少子高齢化という重要課題に対し、幼児教育から大学までの大胆な「教育の無償化」を明確に示していることです。

 永石 公明党と他党との一番の違いは、豊富な実績を持つ「政策実現力ナンバーワン」であることですね。

 長谷川 日本の将来を託せるのは、どの党か。その判断材料は「政策と実績」です。公明党は、一段と力強く訴え抜いてほしい。

 志賀 前回の衆院選の調査では、公示後に投票先を決めた人は約7割。これから決める人も多くいます。

 伊藤 公示日から投票日前日までの期間中は、LINEやツイッターフェイスブックなどのSNSで投票依頼ができるようになりますね。ただし有権者が電子メールで投票を呼び掛けることはできませんので、注意したいと思います。

“悪夢の民主政権”

 志賀 野党の分裂・合流の内実も、顔ぶれを見ると“悪夢の民主党政権”を担った人たちの寄せ集めです。

 竹岡 2009年の衆院選で発足した民主党政権の“失われた3年3カ月”。経済も外交も、震災対応も悲惨な結果でした。「民主党政権の二の舞いは避けたい」と願う人は多い。

 長谷川 12年の自公政権発足から4年10カ月。ようやく経済を立て直し、景気は着実に回復しています。主要な経済指標でも、株価や名目GDP(年率)、有効求人倍率、若年失業率、最低賃金(全国平均)など、自公政権になってから、大きく改善されています。

 志賀 専修大学・野口旭教授は「自公政権の経済政策を高く評価」「安定した政権の下、今の経済政策の路線を粘り強く続けていくべきだ」と語っていました。

 永石 庶民が景気回復を実感するためにも、「生活者の視点」を持つ公明党の役割が重要になりますね。

 竹岡 他方で、北朝鮮の相次ぐ核実験やミサイル等による挑発で、安全保障上の脅威が続いています。外交面でも、日本の舵取りに失敗は許されません。

 志賀 自公政権による「政治の安定」か、理念・政策の一致なき野党による「政治の混乱」か。日本の未来を決める重要な「政権選択選挙」です。

 竹岡 時事通信社特別解説委員の田﨑史郎氏は、こう語っていました。「政権内部における公明党の役割はますます大きくなっている」「自民党を中心とした政権運営を日々厳しくチェックする。この難しい仕事は、『与党内野党』公明党にしかできない」

 原田 国民の求める政策を確実に進めるためにも、「政治の安定」が不可欠です。公明党は「安定の要」として、全力を挙げて国民の暮らしを守り、日本の未来を開いてもらいたい。