〈座談会 栄光の峰をめざして〉64 御聖訓「日蓮一度もしりぞく心なし」 “今日も勝った”という毎日を 2017年10月12日

〈座談会 栄光の峰をめざして〉64 御聖訓「日蓮一度もしりぞく心なし」 “今日も勝った”という毎日を 2017年10月12日

「責任ある政治」貫く公明党
〈出席者〉
原田会長
長谷川理事長
永石婦人部長
竹岡青年部長
志賀男子部長
藤原学生部長
「最後は絶対に勝つ!」――誓いに燃える同志が各地で盛大な集い(上から東北・宮城、関東・埼玉、九州・福岡)

 原田 今、全国の同志が「自分史上最高の拡大」に打って出ています。先日伺った北海道では、「夕張炭労事件」から60年の本年を、何としても弟子の戦いで勝ち飾ろうと、怒濤の対話拡大に挑んでいます。
 
 永石 「原水爆禁止宣言」60年の節目を刻んだ神奈川でも、「正義」「共戦」の旗を高らかに掲げ、気迫の大攻勢を続けています。
 
 長谷川 「大阪大会」から60年、「大阪事件」無罪判決から55年の関西も、「負けじ魂」を赤々と燃え上がらせ、不撓不屈の大闘争を貫いています。
 
 原田 幾重にも大きな節目を迎える本年、後継の弟子として、総立ちとなりたい。「今まで生きて有りつるは此の事にあはん為なりけり」(御書1451ページ)との御聖訓を深く胸に刻み、各地で新たな師弟共戦の歴史、広布拡大の勝利の証しを示してまいりましょう。
 
 竹岡 広宣流布は、現実社会を舞台にした、仏と魔との攻防戦といえます。その様相を日蓮大聖人が綴られています。「第六天の魔王・十軍のいくさを・をこして・法華経の行者と生死海の海中にして同居穢土を・とられじ・うばはんと・あらそう」(同1224ページ)
 
 原田 この熾烈な闘争に打ち勝つには、「日蓮一度もしりぞく心なし」(同)の精神で、一歩も引かず、前に進み続ける以外にありません。勇敢に誠実に、正義と真実を堂々と語り切り、目の前の一人を「味方」にしていくことです。
 
 永石 そのためには、強盛に「祈って」「動く」という信心と実践のリズムで、一日一日を悔いなく戦い切ることが大切ですね。
 
 長谷川 かつて先生は、「“自分は今日も勝った”という毎日を、確実に積み重ねていくのだ!」と呼び掛けてくださいました。毎日の「目標」と「結果」を明確にすることで、活動に張り合いが生まれ、勝利への執念を燃やし続けることができます。
 
 原田 今の戦いの場こそ、わが人間革命の舞台と決め、自身の歴史に残る戦いに思い切り挑戦してまいりたい。そして、全国の同志と共に、栄光の「11・18」を荘厳していきましょう。

“新党乱立”の実態

 永石 衆議院選挙(10月22日投票)も、いよいよ本番期間に入り、論戦が過熱しています。
 
 竹岡 “新党乱立”の中の一つが立憲民主党。その実態は一言でいえば、希望の党から受け入れを拒否された、民進党の左派議員の集まりです。
 
 志賀 彼らは、“希望の党の理念、政策は私たちが積み上げてきたものとは違う”“筋を通して新党を立ち上げた”などといっていますが、これは事実ではありません。
 
 藤原 民進党は、9月28日に行われた両院議員総会で、希望の党への合流を満場一致で了承しています。この時点で「平和安全法制」を容認しなければ、希望の党の公認は得られないと報じられていました。
 
 志賀 つまり、民進党の左派議員は、自分たちが“戦争法だ”と騒ぎ立て、国会であれだけ反対してきた「平和安全法制」を容認することを承知の上で、合流を了承していた。彼らはこの時すでに、選挙のために自らの信念など捨て去っていたのです。
 
 藤原 ところが、希望の党から受け入れを拒否された。そこで再び「反対」を理由に挙げたに過ぎません。筋を通すどころか、短期間に度々、“筋を曲げた”のが立憲民主党なのです。
 
 志賀 同党の主要メンバーは、“悪夢”と呼ばれた、あの2009年からの民主党政権の中枢を担い、失政続きで日本の経済、外交を悲惨な結果に導いた中心者がズラリと並んでいます。
 
 永石 6年前の東日本大震災では、原発事故への対応など迷走を極め、復興を大きく遅らせました。あの時のことは、忘れようにも忘れられません。
 
 竹岡 当時の総理と官房長官が、最高顧問と代表を務めているのが、今の立憲民主党です。
 
 藤原 立憲民主党は、小選挙区候補を一本化するなど、衆院選共産党共闘を進めています。“自衛隊の解散”“日米同盟の破棄”をもくろむ、あの共産党と手を組んでいる。日本の安全保障より、共産党の選挙応援の方が大事なのかと、思わずにはいられません。
 
 志賀 今、北朝鮮による核実験、弾道ミサイル発射が相次いでいます。こうした脅威に対し、日本は米国をはじめ、国際社会と連携しながら対応をしていくことが求められています。日本の安全に対して、立憲民主党の態度は、極めて無責任といわざるを得ません。

政権の舵取り役を

 竹岡 日本は現在、経済の再生、急速な少子高齢化、人口減少など、内外に重要課題が山積しています。難題を乗り越えるためにも、政権の舵取りを担えるのは、実績ある自公政権以外にありません。
 
 藤原 今回の衆院選の各党公約に対する、全国知事会の採点結果が公表されました。そこでも、自民党公明党の評価が高く、他党と大きな差をつけていました。特に公明党は、防災などの点で、高い評価を得ています。
 
 志賀 日本の政治を「安定」させる自民・公明による連立政権を選ぶのか。「分裂と混乱」の野党に任せるのか、その選択が問われます。
 
 竹岡 東京大学姜尚中名誉教授が語っていました。「中道政治の担い手として、旧民主党政権に対する有権者の失望感が今なお根強い中、与党内野党ともいえる公明党に自ずと期待が集まります」「ぜひ、これからも社会の安定化に向けて、中道政治の舵取り役として力を発揮してもらいたい」
 
 原田 公明党はこうした期待を胸に、草創以来、掲げてきた「人間主義」を理念とする「中道政治」を担い、政治の安定・社会の安定のため、「責任ある政治」を貫いてもらいたい。