池田大作先生 四季の励まし〉 「感謝の言葉」が心を温める 2017年12月2

池田大作先生 四季の励まし〉 「感謝の言葉」が心を温める 2017年12月24日

 
 

 「ありがとう」の一言には、
 不思議な力がある。
 人生を豊かにし、
 心の絆を限りなく広げる。
 平和や友好といっても、
 他者への「感謝の思い」を
 伝えることから始まるのだ。
 
 感謝と報恩の決意が、
 自身を向上させる原動力となる。
 自分を育んでくれた人々を
 断じて裏切るまいと思えば、
 人生の正しき軌道から
 外れることはない。
 いかなる苦境でも、
 恩ある人たちを思い浮かべれば、
 「負けじ魂」が込み上げてくる。
 報恩は、
 人間の根源の力を引き出す
 源泉となる。
 
 第2代会長の戸田城聖先生は、
 よく、こう言われていた。
 「常に
 感謝の念をもっている人は、
 いよいよ栄える。
 福運がいよいよまさる」
 「感謝を忘れた人は、
 福運が消えていく」と。
 感謝の心から、
 喜びも希望も勇気も生まれる。
 
 「ありがとう」「ご苦労さま」
 「事故に気をつけてください」
 「風邪をひかないように」――
 その一言で、心が温まる。
 爽やかな人間性の薫りが広がる。
 人間と人間の麗しい絆こそ
 創価学会の世界なのである。
 
 この一年、本当にありがとう。
 よいお正月を
 迎えていただきたい。
 そして来年も、
 大いに素晴らしい一年を、
 一緒に戦い抜きましょう!
 どこまでも「晴れやか」に!
 何があっても「朗らか」に!

 オレンジ、ピンク、赤、白、黄色……。色とりどりの花が咲き薫り、見る人の心を潤す。2008年(平成20年)の元日、池田大作先生が東京・新宿区内でカメラに収めた。
 青年詩人・八木重吉は謳った。
 「花はなぜうつくしいか ひとすぢの気持で咲いてゐるからだ」(『八木重吉全集』第2巻、筑摩書房
 美しい大輪は、自他共の幸福と地域・社会の繁栄を日々祈り、広布の道を真っすぐに歩む創価の友と重なる。
 年の瀬。偉大なる前進には、必ず陰の労苦に徹する人がいることを忘れてはならない。一年間、お世話になった方々に“感謝の花束”を贈ろう。その美しき心から、栄光の未来が広がる。