池田先生のメッセージ 2018年3月12日

池田先生のメッセージ 2018年3月12日

青年ありて創価の未来は盤石
力の限り人間革命の勝利劇を!
学会歌「誓いの青年(きみ)よ」を、各国の言語で歌う世界の友の姿がスクリーンに映し出される。〽信ずる後継(きみ)よ 不二の生命(いのち)よ 師弟の勝利を 永遠(とわ)に飾れや――その歌声に、師への揺るがぬ誓願を託して(創価大学記念講堂で)

 一、「青年」は、人類の希望の宝である。
 「青春」は、生命の栄光の舞である。
 そして「若さ」は、大宇宙の創造の力である。
 我らの地球を壮大に結ぶ地涌の青春の大スクラム、誠におめでとう!
 みんな、よくぞ祈り、よくぞ走り、よくぞ語り、よくぞ広げ、よくぞ集い合った。よくぞ戦い、よくぞ勝った。
 ありがとう! 本当にありがとう!
 あの法華経の会座で、釈尊の慈愛の励ましに応えて、「万人成仏」への道を開いたのは、誰か。それは、誓願の乙女・竜女であります。
 御本仏・日蓮大聖人の最晩年、師弟不二の勇気ある信心で「民衆仏法」の凱歌を轟かせたのは、誰か。それは、大願の青年・南条時光であります。
 こよなく青年を愛される大聖人も、釈尊も、はたまた三世十方の仏菩薩も、きょうの総会を、どれほど喜ばれ、どれほど讃えておられることか。
 今朝、私と妻は御本尊に向かい、ご報告しました。
 「牧口先生、戸田先生、わが後継の青年たちは、これほど立派に成長し、これほど大きな広がりとなりました。学会の未来は盤石です。一閻浮提の広宣流布は、末法万年尽未来際へ限りなく開かれています」と。

歓喜の中の大歓喜

 一、この総会に連なる全ての青年と拝したい「御義口伝」の一節があります。
 それは「始めて我心本来の仏なりと知るを即ち大歓喜と名く所謂南無妙法蓮華経歓喜の中の大歓喜なり」(御書788ページ)との仰せであります。
 一人一人の青年が、自らの心に秘められた、この最も尊い仏の生命に目覚め、「歓喜の中の大歓喜」に躍動しながら、何ものにも負けない勇気と智慧と慈悲を発揮して、新たなる価値を創造する。
 そして、社会を、世界を、一歩一歩、変革し、人類の境涯を高めて、国土の宿命をも転換していく。
 これが、「人間革命」即「広宣流布」の大運動なのであります。
 どんなに時代が混迷し、分断や対立の亀裂を深めようとも、生命尊厳の大哲理を掲げ、自行化他の題目を轟かせゆく、創価の若人の平和・文化・教育の大連帯があれば、必ずや世界の民衆を強く明るく照らし、地球の明日を賢く朗らかに晴らしていくことができる。
 こう高らかに宣言したいと思うが、みんな、どうだろうか!(大拍手)
 一、いつもいつも青年部・未来部を温かく励まし、本日の無事故・大成功を祈り、支えてくれている、全国、全世界の学会家族に、改めて感謝を捧げたい。
 あの「3月16日」の式典より、「毎日が3・16」と決めて、この60年間、一日また一日、広宣流布に邁進し、今なお元気いっぱい、学会活動に励んでいる誉れの同志も、たくさんいます。
 こうした無名にして最も偉大な父母たちと、悪口罵詈、猶多怨嫉の難を受けながら、汗と涙で築き上げてきた人間共和の世界が、創価学会です。
 この「奇跡中の奇跡」というべき異体同心の団結を、後継の皆さんは何よりの誇りとし、断固と守り抜いていただきたい。
 そして、国を超え、民族を超え、あらゆる差異を超えて、喜びを共有する創価世界市民の人権と人道の陣列を、いやまして拡大していただきたいのであります。

不退の信心を貫け

 一、大聖人は、勇んで苦難に立ち向かう若き弟子・南条時光に仰せになられました。
 「しばらくの苦こそ候とも・ついには・たのしかるべし」(同1565ページ)と。
 どんなに苦しいことがあっても、断じて乗り越えられる。どんな苦労も全部、「心の財」に変えられる。ここに「変毒為薬の妙法」があり、「絶対勝利の信心」があります。私が信頼してやまない東北家族が、この7年間、不撓不屈の負けじ魂で示し切ってくれた通りであります。
 ここで、東北の凱歌の友に万感の大拍手を送ろうではありませんか!(大拍手)
 きょう、この総会に集い合った、かけがえのない皆さん一人一人が、一人ももれなく、水の流れる如く不退の信心を貫き通していけるように祈っています。
 そして健康で、希望に燃えて、仲良く大福運を積みながら、これ以上ないという幸福栄光の人生を勝ち光らせていけるように、これからも祈り続けてまいります。
 「妙法流布」という師弟の誓願に生き抜く生命は、永遠に青春である。
 ゆえに私も、「誓いの青年」たちと共に、どこまでも世界広宣流布の大道を開き、人類の幸と平和の春を創りゆく決心です。一緒に戦おうではないか!
 「従藍而青」の青年部、万歳! 力の限り人間革命の勝利の劇を飾りゆけ!(大拍手)