〈座談会 師弟誓願の大行進〉47 ダイナミックに友好を拡大―― 「交流」は新たな勢いを生む 2018年7月16日

〈座談会 師弟誓願の大行進〉47 ダイナミックに友好を拡大―― 「交流」は新たな勢いを生む 2018年7月16日

暑さが本格化 健康第一の日々を
〈出席者〉
原田会長
長谷川理事長
永石婦人部長
竹岡青年部長
伊藤女子部長
創価学園には、魅力がいっぱい。上は、世界の学識者が訪れた様子。下は、全国の舞台で躍動するクラブ活動

 原田 このたびの豪雨の被害に遭った岡山を訪問させていただき、心からのお見舞いをお伝えいたしました。不撓不屈の精神で、再起を誓う方々の力強さに、あらためて信心を学ぶ思いがしました。本部としても、さらに支援に全力を挙げてまいります。

 長谷川 私がお会いした広島の方々も、災害に遭われながらも、地域のために必死に行動されていました。深く感動しました。一日も早い復興を、これからも祈念してまいります。

永遠性確立の急所

 竹岡 さて、「未来部躍進月間」がスタートしました(8月31日まで)。期間中、未来部員とその家族、担当者らが一堂に会する「創価ファミリー大会」や、各種コンクールの応募推進に全力を挙げます。

 伊藤 全未来部員を対象にした「未来部E―1グランプリ」、中等部・高等部を対象にした「読書感想文コンクール」、少年少女部を対象にした「きぼう作文コンクール」と「少年少女希望絵画展」ですね。

 竹岡 「応募要項」を含め、詳しくは、6月5日付と7月3日付の聖教新聞「未来部育成のページ」に掲載されています。

 原田 池田先生は、「『学会の永遠性の確立』の急所は、まぎれもなく、未来部の育成にある」と言われました。未来部員は、関わる側が真剣に携わった分だけ成長します。この夏、皆で、未来部の育成に全力で取り組んでいきましょう。

 永石 また、東京の創価高校・中学校では「オープンキャンパス」が、7月22日に実施されます。

 長谷川 関西創価高校・中学校は、7月21日です。

 永石 さらに、東京創価小学校と関西創価小学校の「学校説明会」は、7月29日に行われます。

 長谷川 こうした場では、校内見学ツアーや授業体験、さらに現役の生徒・児童による歓迎の演奏や演技も披露されます。創価学園の魅力を肌で実感する、絶好の機会ですので、受験生・家族はもちろん、地域の方々も一緒に、ぜひ、足を運んでみてください。

直接会える“好機”

 伊藤 間もなく、「夏季友好期間」となります。

 永石 友好期間中は、普段なかなか会うことができない友人や知人、親戚と、直接会って交流することができるチャンスです。

 長谷川 もちろん、電話などでのやり取りとなる場合もありますが、友との心通う交流は、自身の人生をより豊かにしてくれます。

 原田 池田先生は、「交流」について、「『交流』は、わが創価家族の良き伝統である」「ダイナミックな交流は新たな創造を生む。新たな勢いと拡大の力となる。自分の持ち場を死守しつつ、心広々と打って出て、励まし合い、触発し合って、共に成長し、皆が勝利していくのだ」との重要な指針を示されています。

 長谷川 さらに、「胸襟を開いた対話は愉快である。そして世代や地域を超えた交流は生命を豊かにし、自身の境涯を拡大してくれる」とも教えてくださっています。

 原田 その上で、大切なことは、無事故を第一とし、無理のない計画を立てることです。また、気温が35度を超えるなど、各地で猛暑も本格化しています。日々の生活においても、体調管理には、くれぐれも気を付けていただき、絶対に無理はせず、自らの体を大事にしてください。
 そして、この夏、心通う「対話」と「交流」を、思う存分に繰り広げ、信頼と友情の輪を大拡大していこうではありませんか。

先手は効果が2倍

 長谷川 今年は、人類が初めて、エベレストに登攀して65年です。かつて先生は、この登山隊が、登攀に成功した要因は、何であったのかをスピーチされました。

 伊藤 はい。「さまざまな観点から論じられるが、その一つは『早くからの準備』にあった」と、言われました。登山隊は、登攀の2カ月ほど前からヒマラヤに入り、体を高地に慣らすなど、十分な訓練を積んだそうです。

 原田 そうした史実を通し、先生は、「事前の準備が大切である」「すべて『早く準備した』人が勝つ」と述べられ、「最も大切にして根本の準備は、勤行・唱題である。『絶対に勝つ!』と強く決意し、御本尊に祈ることが『最高の準備』となる」と語られました。
 後手に回れば、負担も手間も2倍。先手を打てば、皆が元気に進み、手間は半分、効果は2倍。これが、万般にわたる方程式です。

 永石 「いかなる勝負も、『先んずれば人を制す』である。自分らしく、全力で、勝利への準備をすることだ。『準備がある人』『勝利の決意がある人』には、だれ人もかなわない」と指導されている通りですね。全てにあてはまる、常勝への指針であると思います。

 原田 登山隊の勝利の要因には、「先入観を捨てた」ことも挙げられています。彼らが登った道は、それまで数々の登山隊が、「あの道は無理だ」と避けてきた、険しいコースでした。しかし、入念な調査の結果、そこに新しい道筋を発見し、勝利への活路を見いだしたのです。

 長谷川 何より、「必ず、頂上を極めてみせる!」との中心者の強い一念が、隊員を支えました。その心に呼応するように、仲が良く、小まめに連携が取れていた登山隊は、抜群のチームワークで、難局を勝ち越えたのです。

 原田 さあ、躍動の夏です。「なにの兵法よりも法華経の兵法」(御書1192ページ)で、朗らかに、たくましく、動き、語り、学会の発展のための礎を築いていきましょう。