北京城市学院の「最高栄誉賞」授与式から 池田先生の謝辞(代読) 2018年9月28日

京城市学院の「最高栄誉賞」授与式から 池田先生の謝辞(代読) 2018年9月28日

平和の陽光が降り注ぐアジアを

 池田先生の国交正常化提言50周年を記念した碑。「山高水長」と刻まれている(北京城市学院で) 

  この度は、「私学の雄」と仰がれる貴学院より「最高栄誉賞(崇高栄誉状)」を賜り、誠に光栄です。
 日中平和友好条約締結40周年の佳節に、このようなご高配を賜り、心から感謝しております。
 教育の栄誉は、未来への希望の光であります。私は、わが後継の青年たちと一緒に、謹んで受けさせていただきます。
 貴学院は、大教育者であられる創立者の傅正泰先生がわざわざ創価大学を訪問くださり、また、当会の青年部・教育本部訪中団を劉林学長が迎えてくださるなど、幾重にも大いなる交流の歴史を刻んでくださいました。
 特に2011年3月の東日本大震災の際に、劉学長より即座に温かな励ましを頂いたことを、私たちは永遠に忘れることができません。
 貴学院は、創立者の傅先生の先見の明、また劉学長のリーダーシップによって目覚ましい発展を遂げ、創造的で、清新な探究の息吹に満ちた「全体人間教育」を進め、国際的視野をもった、数多の英才を輩出してこられました。
 劉学長の学問の師匠であられる中国教育学会名誉会長の顧明遠先生は、私との対談で、教育は、人間の善性を開発し「互いに理解し合い、学び合い、助け合い、共存共栄を図る」ものでなければならない、と強調されていました。まさしく、その模範の人間主義の教育を実践されてきたのが、劉学長であられます。
 今、日中友好の新時代を迎え、いやまして、教育交流、青年交流が重要になっています。
 50年前の9月8日、私は日中国交正常化提言を一万数千人の学生の前で行った際、申し上げました。
 「日本、中国を軸として、アジアのあらゆる民衆が互いに助け合い、守り合っていくようになった時こそ(中略)希望と幸せの陽光が燦々と降り注ぐ時代である」
 私どもは、いやまして尊敬する貴学院の先生方、また学生の皆さま方と共に、両国友好の道をさらに守り、広げてまいりたい。これこそが日中両国のみならず人類の「共生の道」となり、世界の「平和の道」につながっていくと確信するからであります。
 私たちも大切にしてきた中国の至言に「従藍而青」とあります。藍は染める作業を重ねると、もとの葉の色より、ずっと鮮やかな青になるように、後継の人材が立派に育っていくとの謂であります。
 その意味において、未来を担う日中の若き英才たちが、平和への揺るぎなき志を受け継ぎながら、新時代の友好の「金の橋」をさらに堅固に築き広げていかれることを、私は心から願っております。
 私たちも、そのためにいよいよ最大に力を注いでいくことを、ここにお約束申し上げるものであります。
 結びに、ご列席の皆さまのご健勝・ご多幸、貴・北京城市学院のいよいよの発展を、心よりお祈り申し上げ、私の謝辞とさせていただきます(大拍手)。

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戸田先生

「『病気治りますか』という質問はするな。
治るに決まってるから信心をさせているのです」
そして、「ご本尊に命をさしあげるほどの祈りがあれば、絶対に治る」
「治るか、治らないか」では治らない。
「絶対に治す」という一念で、治るのだ。
失明した人、末期がん患者、不治の病、難病…
そういう人たちがいた。信心で克服した人たちが無数にいる。
医学で治せない病気を、信心で治す。「生命力」で治す。「仏界」で治す。
病気だけでない。「何事であれ、叶わない願いはない」
祈りは、人の心にも通じる。態度を変えてしまう。