創価栄光の集いへの池田先生のメッセージ 2018年10月10日

創価栄光の集いへの池田先生のメッセージ 創価栄光の集いへの池田先生のメッセージ 2018年10月10日

地球社会に平和の連帯を

地球社会に平和の連帯を

　創価大学の第４８回「創大祭」、創価女子短期大学の第３４回「白鳥祭」を記念する「創価栄光の集い」が６日、創大池田記念講堂で開催された。ここでは、池田先生が寄せたメッセージを紹介する。

　創価大学の第４８回「創大祭」、創価女子短期大学の第３４回「白鳥祭」を記念する「創価栄光の集い」が６日、創大池田記念講堂で開（かい）催（さい）された。ここでは、池田先生が寄せたメッセージを紹（しょう）介（かい）する。

　一、わが創大生、わが短大生、わが留学生の「英知と情熱と友情のステージ」、誠におめでとう！　陰の労苦をいとわず、無事故の運営を支えてくれている役員の皆さん方も、本当にありがとう！
　一、本日（６日）は、中日友好協会の許金平副会長ご夫妻をはじめ海外からの先生方、また、日本の各界を代表されるご来賓の先生方、さらに常日頃から大学を守り支えてくださっている方々に、ご多忙のところ、ご臨席をいただきました。創立者として、私からも心より御礼を申し上げます。
　今日は、誉れの“創大卒業生”でもある許金平副会長とご一緒に、若き創価の学友たちの輪に飛び込む思いで、三つのエールを送りたい。
　第一に「真の友情こそ、平和の連帯の要なり」です。
　許副会長をはじめ中国からの第１期の留学生の方々は、私にとって、まさしく周恩来総理よりお預かりした友好の使者の存在です。幾重にも思い出は尽きません。
　許副会長は、こう語られたことがあります。
　「私が青春時代に過ごした創価大学での経験から、『相互理解』と『信頼』という基礎の上に真の友情が芽生えると確信します」
　何とうれしい洞察でしょうか。国籍も、民族も、文明も超えて、若人が闊達に友情を結び合う広場こそ、平和のフォートレスたる我ら創価のキャンパスだからであります。
　私は、現代中国を代表する文豪で文化相を務められた王蒙先生と対談集を発刊しました。
　そこで語り合った宋の大詩人・蘇東坡の一節があります。
　「至るところ、郷里となし、賢に事へて其仁を友とす」。すなわち、「どんな處にでも落ち付いて、おのが郷里となし、賢人を相手にして、その仁を友としやうと思つて居る」（久保天隨訳註『蘇東坡全詩集第６巻』日本図書センター）という言葉です。
　こうした息吹こそ、「永遠に開かん　平和の道を」と謳い上げる我ら創価の世界市民の心であると思うが、みんな、どうだろうか。（大拍手）
　創大は今、スーパーグローバル大学として、世界五大州の６０カ国・地域に及ぶ２００を超える大学と交流協定を結び、世界からの英才たちを迎えています。皆さんは、世界に開かれた真の友情を育てながら、地球社会に輝き光る「平和の連帯」を、一段と築き広げていってください。

　一、わが創大生、わが短大生、わが留学生の「英（えい）知（ち）と情熱と友情のステージ」、誠（まこと）におめでとう！　陰（かげ）の労（ろう）苦（く）をいとわず、無事故の運（うん）営（えい）を支えてくれている役員の皆（みな）さん方（がた）も、本当にありがとう！
　一、本日（６日）は、中日友好協会の許（きょ）金（きん）平（ぺい）副会長ご夫妻をはじめ海外からの先生方、また、日本の各界を代表されるご来（らい）賓（ひん）の先生方、さらに常（つね）日（ひ）頃（ごろ）から大学を守り支えてくださっている方々に、ご多（た）忙（ぼう）のところ、ご臨（りん）席（せき）をいただきました。創立者として、私からも心より御（おん）礼（れい）を申し上げます。
　今日は、誉（ほま）れの“創大卒業生”でもある許金平副会長とご一（いっ）緒（しょ）に、若き創価の学友たちの輪（わ）に飛（と）び込（こ）む思いで、三つのエールを送りたい。
　第一に「真の友情こそ、平和の連帯の要（かなめ）なり」です。
　許副会長をはじめ中国からの第１期の留学生の方々は、私にとって、まさしく周（しゅう）恩（おん）来（らい）総理よりお預（あず）かりした友好の使者の存（そん）在（ざい）です。幾（いく）重（え）にも思い出は尽（つ）きません。
　許副会長は、こう語られたことがあります。
　「私が青春時代に過ごした創価大学での経験から、『相（そう）互（ご）理解』と『信（しん）頼（らい）』という基（き）礎（そ）の上に真の友情が芽（め）生（ば）えると確信します」
　何とうれしい洞（どう）察（さつ）でしょうか。国（こく）籍（せき）も、民族も、文明も超（こ）えて、若人（わこうど）が闊（かっ）達（たつ）に友情を結び合う広場こそ、平和のフォートレスたる我（われ）ら創価のキャンパスだからであります。
　私は、現代中国を代表する文（ぶん）豪（ごう）で文化相を務（つと）められた王（おう）蒙（もう）先生と対談集を発刊しました。
　そこで語り合った宋（そう）の大詩人・蘇（そ）東（とう）坡（ば）の一節があります。
　「至（いた）るところ、郷里となし、賢（けん）に事（つか）へて其（その）仁（じん）を友とす」。すなわち、「どんな處（ところ）にでも落ち付いて、おのが郷里となし、賢（けん）人（じん）を相手にして、その仁を友としやうと思つて居る」（久保天隨訳註『蘇東坡全詩集第６巻』日本図書センター）という言葉です。
　こうした息（い）吹（ぶき）こそ、「永（と）遠（わ）に開（ひら）かん　平和の道を」と謳（うた）い上げる我ら創価の世界市民の心であると思うが、みんな、どうだろうか。（大拍手）
　創大は今、スーパーグローバル大学として、世界五大州の６０カ国・地域に及（およ）ぶ２００を超える大学と交流協定を結び、世界からの英才たちを迎（むか）えています。皆さんは、世界に開かれた真の友情を育てながら、地球社会に輝（かがや）き光る「平和の連帯」を、一（いち）段（だん）と築（きず）き広げていってください。

学びは青年の特権

学びは青年の特（とっ）権（けん）

　一、第二に「青春時代の学びこそ未来をつくる力なり」と申し上げたい。
　私たちが敬愛してやまない、中国の周恩来総理が若き日に書き留められた言葉があります。
　「人の一生で最大の勉強時間は青年期にあり、ここで基礎を固めれば、将来は社会に役立つ人間となる」、そして「勉強を持続して怠けなければ、我々の中から才徳兼備の人材が生まれる」（曹応旺著『周恩来の述懐』中国出版トーハン株式会社）と。
　ここに大中国の発展をけん引した一つの原動力を、私は見る思いがします。
　周総理が“戦友”と呼ばれた、夫人の鄧穎超先生も「青年の学習は、広く多方面に亘るべきで、周囲の友人、同志からも、学ぶべきです」（高橋強、水上弘子、周恩来　鄧穎超研究会編著『人民の母――鄧穎超』白帝社）と訴えました。
　本日、皆さんを温かく見守ってくださっている各界のトップの先生方も、尊き学びの青春を送り、深き信頼を築きながら、新時代を勇敢に勝ち開いてこられた指導者であります。
　学ぶことは青年の特権です。学んだ分だけ、未来を創造できる。創造性あふれる創大生、短大生の活躍を、私は何よりうれしく見つめています。
　先般も、経済学検定試験の大学対抗戦で、創大が１２度目の日本一を勝ち取ってくれました。その強さの秘訣は「互いに学び合い、教え合う気風」であると頼もしく聞きました。
　どうか、この創価の学びのチームワークで新たな価値の創造に、いやまして挑んでいってください。

　一、第二に「青春時代の学びこそ未来をつくる力（ちから）なり」と申し上げたい。
　私たちが敬（けい）愛（あい）してやまない、中国の周恩来総理が若き日に書き留（と）められた言葉があります。
　「人の一生で最大の勉強時間は青年期にあり、ここで基（き）礎（そ）を固めれば、将（しょう）来（らい）は社会に役立つ人間となる」、そして「勉強を持（じ）続（ぞく）して怠（なま）けなければ、我々の中から才（さい）徳（とく）兼（けん）備（び）の人材が生まれる」（曹応旺著『周恩来の述懐』中国出版トーハン株式会社）と。
　ここに大中国の発（はっ）展（てん）をけん引（いん）した一つの原動力を、私は見る思いがします。
　周総理が“戦（せん）友（ゆう）”と呼（よ）ばれた、夫人の鄧（とう）穎（えい）超（ちょう）先生も「青年の学習は、広く多方面に亘（わた）るべきで、周囲の友人、同志からも、学ぶべきです」（高橋強、水上弘子、周恩来　鄧穎超研究会編著『人民の母――鄧穎超』白帝社）と訴（うった）えました。
　本日、皆さんを温（あたた）かく見守ってくださっている各界のトップの先生方も、尊（とうと）き学びの青春を送り、深き信頼を築きながら、新時代を勇（ゆう）敢（かん）に勝ち開いてこられた指導者であります。
　学ぶことは青年の特（とっ）権（けん）です。学んだ分だけ、未来を創（そう）造（ぞう）できる。創造性あふれる創大生、短大生の活（かつ）躍（やく）を、私は何よりうれしく見つめています。
　先（せん）般（ぱん）も、経（けい）済（ざい）学検定試験の大学対（たい）抗（こう）戦で、創大が１２度目の日本一を勝ち取ってくれました。その強さの秘（ひ）訣（けつ）は「互（たが）いに学び合い、教え合う気（き）風（ふう）」であると頼（たの）もしく聞きました。
　どうか、この創価の学びのチームワークで新たな価（か）値（ち）の創造に、いやまして挑（いど）んでいってください。

誓いの青春道を

誓（ちか）いの青春道を

　一、第三に「人間革命の世紀を照らす誓いの勝利者たれ」と申し上げたい。
　今日は、インドの名門・デリー大学より、レニッシュ・アブラハム博士をお迎えしました。また、同大学の教員で、創大卒業生である寺本羽衣さんも同席してくれています。よくぞ、母校に凱旋してくれました。（大拍手）
　私は、ライフワークである小説『新・人間革命』でも「創価大学」をはじめ「創価教育」を、わが人生のかけがえのない誇りとして書きつづってきました。全３０巻の最終章は、皆さんへの万感の期待を込めて「誓願」の章としました。
　非暴力の大英雄マハトマ・ガンジーは「誓いをたてる」ことは「強さの証拠」と強調されました。そして「誓願」とは「思いにおいても、言葉においても、また行為においても、その成就を目指して、不断の誠実な努力をする」（森本達雄訳『ガンディー　獄中からの手紙』岩波文庫）ことであると示されております。
　偉大な誓願に生きゆく若き生命は、まさに偉大な力を発揮できるのであります。さあ、本日からまた一人一人が、「誓いの青春　誉れあり！」と胸を張り、人間革命の世紀を赫々と照らしていこうではありませんか！
　これからも、私は、無上の宝であり、無限の希望である皆さんの健康と無事故、成長と勝利を祈り、見守っていきます。
　わが創大生、わが短大生、わが留学生に、今日も、そして明日も、栄光あれ！　幸福あれ！　凱歌あれ！（大拍手）