〈座談会 師弟誓願の大行進〉68 10月24日――結成45周年の社会部 誓いの題目で桜梅桃李の勝利劇 2018年10月18日

〈座談会 師弟誓願の大行進〉68 10月24日――結成45周年の社会部 誓いの題目で桜梅桃李の勝利劇 2018年10月18日

会場提供者に心から感謝
〈出席者〉
原田会長
伊藤社会部長
田代社会部女性部長
志賀男子部長
大串女子部長
なくてはならない存在に!――激動の時代にあって、法華経の兵法を根本に、明るく粘り強く、職場の第一人者を目指す社会部の友(4月、埼玉文化会館での総埼玉社会部の集い)

 大串 「広宣流布大誓堂」完成5周年の「11・18」まで1カ月。各地では現在、座談会がたけなわです。

 原田 ここで、あらためて、会場を提供してくださる全ての皆さまと、その家族の方々に、心からの感謝を申し上げます。いつも、本当に、ありがとうございます。

 志賀 常に確認していることですが、会場の使用に当たっては、「ルールを守る」ことが大原則です。使用時間の厳守や、清掃などを心掛けていきましょう。また、駐車や駐輪で迷惑を掛けないなど、近隣への配慮も忘れてはなりません。

 原田 会場を使わせてもらうことは、決して当たり前ではありません。私たちは、常に感謝の心で、誠実な行動を貫き、皆がすがすがしく前進できる座談会にしていきましょう。

ピンチはチャンス

 志賀 さて、1973年(昭和48年)10月24日に結成された「社会部」は本年、45周年の佳節を迎えます。

 伊藤 勇躍、“創価勝利の年”へ出発する今こそ、“職場で、さらなる実証を示そう! 人間革命の大光で、職場を照らそう!”と、全国の社会部の皆さんが決意を深くしています。

 田代 この時に当たり、大変にうれしいことに、待望の社会部指導集が12月中旬に発刊されます。

 伊藤 タイトルは、『社会で光る 「桜梅桃李」の勝利劇を』。小説『新・人間革命』や「随筆」など、これまで、池田先生が社会部の友らに贈った指針がまとめられています。

 原田 社会部員の方はもちろん、「社会で働く全ての人」にとって、「信心即生活」「仏法即社会」の重要な指針が収められた指導集となっています。

 伊藤 今、社会部の皆さんを取り巻く状況は、決して全てが順風なわけではありません。職場の人間関係や転職の悩みなど、乗り越えなければならない壁も、たくさんあります。

 原田 その中、「御みやづかいを法華経とをぼしめせ」(御書1295ページ)の御文を胸に、歯を食いしばっておられます。各地に行っても、素晴らしい実証を示されている社会部の方に、大勢出会います。

 田代 私は今、そうした、お一人お一人と懇談をしています。皆さん、仕事、家事、子育てや、学会活動など、目まぐるしい毎日を全力で生きています。師弟の原点を胸に、広布の誓いに燃え、社会で奮闘する様子を聞き、目頭が熱くなります。こうした方々が“新しい広布拡大の大切な人材”であると深く感じます。

 志賀 そうした苦労を誰よりも分かっているからこそ、先生は、社会部の会合の多くに、伝言やメッセージなどの激励を送ってくださるのだと思います。

 大串 先日も、先生は、「御書と歩むⅡ」の中で、「朗々たる唱題で、生命力と智慧を涌現させ、大誠実の『人の振舞』」で日々を勝ち開こうと、社会部の皆さんに呼び掛けられました。

 田代 昨年、東京のあるグループの総会が行われた日のことです。先生は当日の午前中、その会社の前を車で通られ、社屋を写真に収められました。夜に行われた総会では、その写真が紹介され、皆が歓喜に沸いていました。

 大串 こうした先生の励ましの行動は、その会社の社会部の方々だけでなく、全ての社会部の皆さまにとって、大きな喜びと励みになったことと思います。

 原田 先生は常々、言われています。「大変であればあるほど、断じて打開してみせると、誓願の題目を勇敢に唱えて、わが使命の舞台で、『仏法即社会』そして『仏法勝負』の旗を堂々と打ち立てていってください」と。

 伊藤 ピンチはチャンスです。信心をしている私たちに、乗り越えられない壁はありません。大切なのは、日々の唱題です。祈り切る姿勢です。特に朝の勤行・唱題こそ、全てを勝利する原動力となります。

決然と「一人立つ」

 田代 現在、社会部員による信仰体験を披露する場を設けようと、各地で取り組みを進めています。特に北海道では、今年も20を超える地域で体験談大会を開催する予定です。

 大串 「仕事」という、多くの方が悩みに直面するテーマだからこそ、反響が大きいのですね。

 伊藤 社会部員の多くの方が、心に刻む学会指導は、「信心は一人前、仕事は三人前」です。

 原田 仕事に取り組む根本の姿勢を簡潔に示された、この言葉の意味を、池田先生が、かつて教えてくださったことがあります。

 志賀 はい。先生は、「『一人前』の仕事でよしとすれば、自分に与えられた仕事だけをこなせばよいという無責任な“雇われ根性”になりかねない」と危惧され、三つの姿勢を示されています。

 原田 「自分だけでなく、周囲にも目を配り、皆の仕事がうまくいくように心を砕く」「後輩を育て上げる」「全体観に立ち、未来を見据え、仕事の革新と向上に取り組む」――こうした仕事への姿勢こそ、「三人前」の意味ではないかと言われました。

 田代 その際、「一人前の信心」とは、広宣流布をわが使命と定め、決然と「一人立つ」ことだとも教えてくださっています。

 原田 先日、日本を代表する大企業のトップの方が述べていました。「わが社でも、学会のメンバーが、はつらつと活躍しています。厳しい現実社会の中で、前向きに生きているのは、『人生の師匠』と出会ったからこそなんでしょう」と。さあ、日々、人間革命に挑戦し、その人格の輝きで、周囲に信頼と希望を送る、「桜梅桃李の勝利劇」を、さらに一段と、つづっていこうではありませんか。