〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉6 22日は広布の要「統監部の日」 拡大支える真心の尽力に感謝 2018年12月20日

〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉6 22日は広布の要「統監部の日」 拡大支える真心の尽力に感謝 2018年12月20日

祈りを根本に絶対無事故を
〈出席者〉
原田会長
永石婦人部長
奥村統監部長
竹岡青年部長
大串女子部長
今夏の西日本豪雨で甚大な被害を受けた岡山・真備町では、9月に災害後初の座談会を開催。「一人」への真心の励ましこそ学会家族の絆

 竹岡 本年、学会は近年まれに見る弘教・拡大で、部員増・世帯増を果たしました。各地で、新入会の方々が生き生きと活動に励んでいます。

 原田 その最大の功労者こそ「一人を大切にする」精神を体現する「統監部」の皆さまです。組織でも最前線のリーダーとして活動する中での、陰の尊き労作業に心から感謝いたします。

 奥村 ありがとうございます。22日には「統監部の日」を迎えます。1952年(昭和27年)の同日に設置された地方統監部が発展し、翌年5月に統監部が誕生しました。

 竹岡 この時期、学会は大きく発展していました。若き池田先生が指揮を執られた蒲田支部の二月闘争(昭和27年)で201世帯の折伏を成就し、その1年半後には同支部が、全国で初めて月間1000世帯の折伏を達成するなど、戸田先生の願業である「75万世帯」に向け、会員数も飛躍的に増えていったのです。

 大串 統監部の歩みは学会の拡大の歴史と共にあるのですね。

 永石 本年は、各地で未就学のお子さんも含め未入会のご家族の入会が相次ぎ、喜びが広がりました。

 奥村 統監作業の場は、一人一人への励ましを明確にする場でもあります。こうした作業を出発点にして、対話を重ね、入会に導くことができたというお話も多く伺っています。

 原田 地域広布の伸展状況、人材の広がりを正確に熟知されているのが統監部の方々です。皆さんこそ、同志への励ましと、広布拡大の要です。

 奥村 今年の夏、西日本豪雨で甚大な被害を受けた岡山県倉敷市真備町に伺いました。河川の氾濫で広範囲に水害が起き、普段、統監作業を行っている各地区のリーダーのお宅にも大きな被害がありました。

 原田 私も災害後、同町を訪問しました。皆さんが“今こそ信心で変毒為薬していこう”と励まし合い、立ち上がられている姿に、どんな苦難にも負けない学会精神を感じました。

 奥村 町外に避難している同志も多数いましたが、そうした中でも、統監部の方々が日頃からの交流や、つながりの深さを生かし、一人また一人と激励を重ねている姿に感動しました。その結果、避難先の友も駆け付け、9月には待望の座談会を開催できたのです。

 原田 池田先生は東日本大震災の折にも、奮闘する統監部の夫妻に「一人たりとも不幸にしない。皆が幸福の勝利者に! この統監部の精神こそ、『心の福光』の太陽でありましょう」との言葉を贈りました。地道な責務ですが、先生の指導通り、統監部の方々には誠に大きい使命があります。

基本を大切にする

 奥村 広島では、統監部主催の研修会にライン組織のリーダーも参加。基本的なルールや仕組みを確認することで、統監の意義や、正確な統監作業を行うことの大切さを改めて学ぶ、よい機会になりました。

 原田 リーダーは陰で奮闘する同志に心を配り、たたえることが大切です。その実践によって広布の組織は一段と活性化し、皆が張り切って前進できます。

 永石 統監研修用のVOD「広布の要 地区統監」も、具体的で大変に参考になります。単に「数」を確認する場ではなく、一人一人に真心の励ましを届けるための協議の場であることがよく分かります。

 奥村 統監作業では、部のモットーにもある通り、どこまでも「基本を大切にする」ことが肝要です。

 永石 新会員の方にカードを記入していただく際は「丁寧な字で正確に記入する」「顔写真を必ず貼る」などの点を、組織のリーダーの方々も心掛けていただければと思います。

 大串 そのようなことを一つ一つ丁寧に進めることが、その後の励ましにもつながりますね。

 原田 18日付の「御書と歩むⅡ」で、先生は「日本国の四十九億九万四千八百二十八人の男女各父母有りといへども其の詮を尋ぬれば教主釈尊の御子なり」(御書1369ページ)との御文(当時の「1億」は、現在の「10万」に当たる)を通し、統監部の方々の労苦をたたえてくださいました。

 奥村 日蓮大聖人が当時の総人口などを詳細に把握されていたことを示され、「一人ももれなく断じて幸福に」との御本仏の心に連なるのが、統監部の一人一人であると。改めて深き使命を自覚しました。

 原田 先生はさらに「一枚の統監カードは『一人の生命』なり。地道にして労多き陰徳に、勝利の陽報を確信してやまない」とつづられています。先生の万感の期待を胸に、尊き仏子と、仏意仏勅の学会の組織を護り抜いてゆかれることを願っています。

油断を一切排して

 永石 12月は、交通事故が最も多発する時期です。油断を排して、細心の注意を払っていきましょう。

 竹岡 車を運転する方は、特に、市街地の走行時に注意が必要です。道路を渡る歩行者に気付かず、事故につながるケースが目立ちます。早めのヘッドライト点灯や、十分な車間距離など、基本的なことを順守していきたい。

 永石 また、夜間の歩行、自転車を利用する時は、車の運転者から見えやすいように、目立つ色の衣服を着用することや、靴、衣服などに反射材用品等を着けることも効果的です。

 大串 年の瀬となり、各家庭や企業で、大掃除のシーズンです。

 竹岡 書類やデータなどの整理・管理も心掛けましょう。役目を終えた書類は、シュレッダーを使って破棄することが重要です。

 原田 細かなことかもしれませんが、一つ一つおろそかにせず無事故を勝ち取り、清新な気持ちで新年を迎えていきましょう。