〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉14 「誓願」の祈りで地域に仏縁広げる “今いる場所”こそ広宣流布の本舞台 2019年2月4日

〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉14 「誓願」の祈りで地域に仏縁広げる “今いる場所”こそ広宣流布の本舞台 2019年2月4日

巧妙化する「詐欺」を見破る
〈出席者〉
原田会長
長谷川理事長
永石婦人部長
志賀男子部長
大串女子部長
弾けるような題目で、わが近隣に勇気の対話の一歩を! 励ましと仏縁を広げ、地域の太陽として輝く婦人部の友(1月16日、名古屋市で行われた愛知婦人部の集い)

 大串 全国の同志の皆さまが“私の二月闘争”を勝利で飾ろうと、対話拡大に駆けています。

 原田 各県各地を訪問する中、その先々で、前進の息吹にあふれた、拡大の報告を聞きます。皆さん、池田先生の指導を胸に刻み、師弟共戦の心で戦っておられます。

 長谷川 先生は年頭から連日、私たちのために指針やメッセージを贈ってくださっています。大白蓮華の連載「世界を照らす太陽の仏法」では、2月号から、各部の友への指導がつづられています。

 永石 第1回は私たち「婦人部」を代表として、新時代の「二月闘争」の勝利の要諦について、教えてくださいました。いつも、婦人部を温かく励まし、見守ってくださる先生に感謝は尽きません。

 長谷川 二月闘争は、1952年(昭和27年)、先生が蒲田支部で指揮を執られ、1カ月で201世帯の弘教拡大という、当時の壁を破る金字塔を打ち立てた戦いです。

 永石 本年、10周年を迎える「婦人部 実践の五指針」の一つ目は「祈りからすべては始まる」です。これは、二月闘争の当時、先生が特に強調されていたことです。

 原田 とても大事な指針です。婦人部だけでなく、わが地域の指針として心に刻み、行動してまいりたい。

 永石 大白蓮華で、「祈り」について、先生は祈禱抄の一節を拝されています。「大地はささばはづるるとも虚空をつなぐ者はありとも・潮のみちひぬ事はありとも日は西より出づるとも・法華経の行者の祈りのかなはぬ事はあるべからず」(御書1351ページ)

 長谷川 そして、「妙法の祈りとは、『誓願』です。最も強靱な精神の力です」とした上で、「必ず成し遂げる!」という信念、「絶対に負けない!」という確信、「断じて戦い勝つ!」という究極の勇気、の重要性を教えてくださいました。

 原田 池田先生は、二月闘争の当時、24歳の青年でした。先生は、広宣流布の師匠である戸田先生にお応えしようと、師の誕生の月を「なんとしても歴史的金字塔で荘厳しましょう!」と、皆に呼び掛けられました。師に勝利を誓い、誰よりも真剣に祈ることから始め、一人一人を徹して励まし抜いていかれたのです。

爽やかなあいさつ

 志賀 さらに、先生は大白蓮華で「其の国の仏法は貴辺にまかせたてまつり候ぞ、仏種は縁に従って起る是の故に一乗を説くなるべし」(御書1467ページ)との御文を拝され、「妙法を持つ人が“今いる場所”こそ、広宣流布の本舞台」であると示されています。

 永石 「自分にしか切り開くことのできない広布の曠野が必ずあります」「最も重要なことは、この地域の広布を担うのは、誰かではなく自分なりと、深く自覚することです」との指導を実践し、さらなる決意で、地域に友情と幸の連帯を広げていきます。

 長谷川 先生ご自身が二月闘争の当時、住んでいた東京・大田区のアパートの住民の方々との親交を大切にされました。爽やかなあいさつを交わされ、ご自身が病気を乗り越えた体験を語られたりもしました。

 大串 先生はどんなに忙しくても「近隣」の方々を大切にされ、仏縁を結んでこられたのですね。

 志賀 「無縁社会」と呼ばれて久しい現代にあって、青年世代は、生まれ育った故郷を離れて暮らし、近所付き合いがほとんどないという人も多くいます。

 原田 そのような風潮がある中で、学会青年部の皆さんが、はつらつと地域に貢献しつつ、友情を大きく広げる姿は、各地の希望になっています。先生は、かつて「今、暮らす地域を新たな故郷とし、今、縁する人を同郷の友として、友情を広げていきたい。そこに喜びも広がる」と指導されました。

 志賀 壮年・婦人の皆さまが築いてこられた信頼、地域広布の精神を継承するために、私たち青年部も“今いる場所”で“縁する人”に大きく対話を広げてまいります。

 原田 それぞれが、使命の場所で「広宣流布」と「立正安国」の旗を掲げ、対話の拡大、友情の拡大、信頼の拡大に挑戦していきたい。各地の広布史に残る、二月闘争を起こしていきましょう。

“組織利用”は厳禁

 大串 特殊詐欺の手口が巧妙化し、被害も後を絶ちません。近年増加しているのが、犯罪グループが、被害者の個人情報を調べる目的で事前にかける「アポ電(アポイントメント電話)」と呼ばれるものです。

 志賀 先月、都内で高齢者夫婦が2000万円を奪われた強盗致傷事件がありました。これも、事前に息子をかたって、現金の有無などを尋ねる電話があり、その後、実行されたものでした。警視庁は「アポ電は事件の前兆」と、警戒を呼び掛けています。

 長谷川 また、何度も確認していることですが、学会の組織は皆が信心に励むため、広布のための組織です。組織を利用しての商売は厳に戒めてまいりたい。いわゆる“マルチ商法”も同様のことがいえます。

 原田 組織の立場を使って、物を売るような行為は厳禁です。もし、話を持ち掛けられた場合には「いりません」「必要ありません」ときっぱり断り、すぐに、組織のリーダーに相談してください。信心を根本に油断を排し、常識豊かな判断で、無事故の日々を送ってまいりましょう。