〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉21 勝負を決するのは「壮年部」 いよいよの信心で広布の闘魂燃やし 2019年2月28日

〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉21 勝負を決するのは「壮年部」 いよいよの信心で広布の闘魂燃やし 2019年2月28日

「公明が日本を安定に導く」識者
〈出席者〉
原田会長
長谷川理事長
永石婦人部長
志賀男子部長
大串女子部長
「さあ、わが戦友であり、誉れの同志であり、信じてやまぬ壮年部の人間王者たちよ」「我らの手で、断固として創価の勝利を決しようではないか!」――師の心に呼応し、いよいよの闘争を誓う、厳たる黄金柱・壮年部の友

 原田 さあ、後継の月・3月へ。池田先生は、2月24日付の「新時代を築く」の中で、「3月5日に結成の日を迎える『広布の黄金柱』壮年部も、いよいよ立ち上がる時が来た」と呼び掛けてくださいました。この「いよいよ」との言葉に、深い意味を感じます。

 長谷川 大白蓮華3月号の講義も、壮年部に宛てたものです。この中でも、「壮年が、いよいよ躍り出る時」と言われ、その意義がつづられています。

 原田 思えば、婦人部・青年部に続き、15年後の1966年(昭和41年)に誕生したのが壮年部でした。先生は語られています。「学会の勝負は、最後は壮年部が決するのだ。堂々と正義と真実を語り抜き、学会の偉大さを満天下に示すのは、師弟の真髄を結果で体現する壮年部なのである」と。いよいよの信心で、広布への闘魂を燃やし、壮年部から創価勝利の決定打を放っていきましょう。

油断排し火災予防

 大串 3月1日から、春の全国火災予防運動の期間です(7日まで)。

 原田 空気が乾燥し、風の強い日が多い3月は、火災が最も多く発生しています。その主な原因は、「放火」や「たばこ」「コンロ」です。生命・財産・思い出の品など、全てを失う可能性のある火災を起こさないため、注意すべき点をあらためて確認したい。

 永石 まず第1に、「家の周りにゴミなどを放置しない」。第2に、「ストーブの付近に燃えやすいものを置かない」です。

 大串 第3が、「電気器具のタコ足配線を過度に行わない」。第4が、「コンセント・配線器具にホコリをためない」です。

 永石 第5は、「調理中は火元を離れない」。第6は、「火災報知器の設置」ですね(電池切れの確認も)。忙しい最中ですが、この機会に身の回りを再点検していきましょう。

「中道」へ引っ張る

 原田 さて、1月31日付の朝日新聞に掲載された、一橋大学大学院の中北浩爾教授の論評には、大きな反響がありました。タイトルは「自公連立20年、野党は学べ」。本年、自民党公明党が初めて連立を組んで20年になることから論じられています。

 長谷川 そこでは、「自公政権は現在、日本政治で唯一の安定した連立の枠組み」「多党制が日本政治の現実である。自民党は、公明党との連携によって、『一強』の地位を確保しているにすぎない」と分析していました。

 志賀 さらに、自公の政策調整について、「政府が国会に提出する法案や予算案は、閣議決定前に自民・公明両党の了承を得なければならない」と述べ、この過程で、「自民党公明党に譲歩を重ねてきた。集団的自衛権の行使容認に重要な制約が付けられたのは、その例である」と語っていました。野党は、こうした点を学ぶべきであるとも主張しています。

 大串 中北氏は1月28日付の公明新聞でも、「国政で政権に“おごり”が生じないよう自民党と緊張感を持って接し、憲法や外交・安全保障などで中道の方向に引っ張っているのも公明党だ。公明党が存在感を示すことは、日本政治を安定させる上で不可欠」と述べていました。

 永石 公明党が存在感を示すことで日本政治は安定する――こう期待を寄せる識者は数多くいますね。

真面目で地域密着

 長谷川 政治学が専門である同氏は、地方議員の役割は、「地方自治の担い手」であると同時に、「国政を基底から支える」ことであると話しています。

 永石 たとえば、「震災復興などは地域のニーズを踏まえないと、国の政策が適切なものにならない」と語っていますね。

 長谷川 あの東日本大震災の時、公明党は野党でありながら、現地調査や地方議員からの要望をもとに、政府と交渉し、多くの対策を実現させました。

 原田 燃料不足を解消するため、備蓄石油を大幅に取り崩すなど、被災から半年で、公明党が政府に行った復興・復旧に関する政策提言や申し入れは、計16回766項目に上りました。

 志賀 今回の統一地方選でも、「防災・減災・復興」を重点政策の第1に掲げている通り、その対策をリードしているのは、間違いなく公明党です。

 大串 また昨年、公明党の全議員により実施された「100万人訪問・調査」運動も、地域の課題を国政に届ける取り組みでした。

 志賀 この訪問・調査運動で、児童や生徒が持ち運ぶ教材等が重すぎるとの声が、公明党の地方議員に届けられました。その地方議員はすぐに、公明党の国会議員に連絡。国会議員から文科相に対応策を求めるなどし、学校保管等による、子どもの荷物の軽減化が進んでいます。

 永石 教育といえば、公明党の力で、幼児教育・保育の無償化や、私立高校授業料の実質無償化、専門学校や大学などの一部無償化も現実になっています。

 原田 このように、きめ細やかで迅速な対応を、中北氏は、「公明党は国と地方の両方にしっかりとした足場を持ち、地域に埋もれている課題を発掘し、国政に投入していく役割を果たしている」と評価。「議員が真面目であり、地域密着であることが公明党の一番の強み」「これほど国会議員や地方議員が現場に足を運び、有権者の声に耳を傾けている政党はない」と結論しています。

 志賀 一方、「旧民主党系の野党は、地域に足場がないことが決定的な弱点となっている」とも指摘しています。

 原田 地域の課題を掘り起こし、解決のために動いているのは誰か。有権者は、この点を鋭く見極め、今春の統一地方選に臨むことが大事だと思います。