〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉23 堂々と正義と真実を語り抜く! 大聖人直結の立正安国への挑戦 2019年3月11日

〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉23 堂々と正義と真実を語り抜く! 大聖人直結の立正安国への挑戦 2019年3月11日

「命を救う」公明党の豊富な実績
〈出席者〉
原田会長
長谷川理事長
永石婦人部長
志賀男子部長
大串女子部長
小樽問答の舞台・北海道の友。後年、池田先生は正義の言論戦に挑む心構えを、こうつづった――「迅速にして緻密たれ!」「細心にして大胆たれ!」「先手先手で攻め抜け!」

 志賀 3月11日は、「小樽問答」の記念日です。正義の言論で、邪論を打ち破った歴史は不滅です。

 長谷川 戸田先生は問答を振り返り、池田先生に語られました。「敵が攻めかかってきたが、それで守備に回らないで、逆に攻撃に回って、先手、先手と攻めたから、非常に楽に勝てた。攻めることが肝心なのだ」

 原田 重要な指針ですね。池田先生は、この指導を通し、「正義が負ける社会は不幸だ。勝ってこそ正義である」「どんな人にも臆さず、堂々と正義と真実を語るのだ」と言われています。これこそが、学会精神です。

 大串 日蓮大聖人は、「よく・よく・かたらせ給へ」(御書1227ページ)等と繰り返し仰せです。

 原田 「音も惜まず」(同504ページ)とも仰っています。黙っていては、真実が明らかになりません。自分らしく、自信満々と、正義を叫び抜く中でこそ、立正安国の道は開かれます。

 大串 大聖人御自身が「この法門を弘めるので、他の人とは比較にならないほど多くの人に会ってきた」(同1418ページ、通解)とも述べておられますね。

 永石 5日付の「新時代を築く」には、その事実を通し、「『人と会う』『友と語る』――我らの立正安国の挑戦は、大聖人直結であり、仏道修行の真髄である。そこに、仏の勇気も智慧も慈悲も涌現しないわけがない」との先生の確信がつづられていました。

 長谷川 さらに「立正安国論」を拝し、「同じ時代を生きる仲間として現実社会の課題を率直に見つめ、相手の意見に誠実に耳を傾ける」「反発にも笑顔で懐深く受け止めつつ、相手の仏性へ信頼を込めて、聡明に信念を語り切っていく」ことが、「対話の極意」であると強調されています。

 原田 「青年が立つ月」「師弟誓願の月」3月から、功徳満開の大歓喜の春へ。いよいよ大切な時を迎えます。勝利の根本は、題目であり、信心であることを命に刻み、異体同心の団結も固く、明るく、楽しく、朗らかな前進を続けていきましょう。

白血病治療に有用

 永石 3月1日付の公明新聞に、さい帯血国際患者支援の会の理事長である、有田美智世さんが、2月27日に「未来のいしずえ賞」を受賞し、公明党の国会議員から祝福を受ける様子が掲載されていました。

 大串 これは、京都大学山中伸弥教授の推薦によるものだそうですね。

 原田 「さい帯血」とは、胎盤とさい帯(へその緒)の中にある血液のことです。その中には、血液の元になる細胞がたくさん含まれており、白血病再生不良性貧血などの治療に大いに役立ちます。

 志賀 しかし、長い間、日本の医療で、さい帯血が活用されることはありませんでした。約20年前、その事実を知った有田さんは、草の根の署名活動などを展開し、さい帯血移植の推進を訴えていました。

 原田 この時、一緒に行動をしたのが、公明党でした。有田さんは当初、「私たちも全力で応援します」と言う公明党の議員に、「リップサービスではないか」と感じていたそうです。けれども、公明党の議員は全国各地で署名活動に全力で取り組みました。

 永石 私たちも力の限り応援しました。また、公明党は、厚生省(当時)などに粘り強く働き掛け、その結果、さい帯血移植の保険適用と公的バンクの設立が実現できたのです。さい帯血移植は、昨年末までで1万6862件に上り、多くの方の命を救っています。

 志賀 この経緯や詳細は、公明党のさい帯血支援サイトや、YouTube公明党チャンネルでも確認することができます。
 大串 今、この取り組みは、公明党の主導で、造血幹細胞(骨髄、さい帯血、末梢血幹細胞)移植推進法へと結実していますね。

 原田 研究の結果、さい帯血から、良質なiPS細胞を作れることが分かっています。iPS細胞は、神経や心筋など、さまざまな細胞になる能力を持っており、再生医療の切り札になると期待されています。

 長谷川 世界で初めて、iPS細胞を作製し、ノーベル賞を受賞した、京大の山中教授は、「公明党の長年にわたる支援のおかげで、さい帯血の制度がどんどん整っています。造血幹細胞移植の推進法ができたことで、世界の中でも、さい帯血の利用に向けた制度が一番整った国になったのではないかと思います。これは、極めて意義が高いもので、本当に感謝しています」と語っていました。

 永石 有田さんも、「政治が命を救う。公明党が、まざまざと、その事実を見せてくれました」と述べていました。

 原田 公明党が、命を守るために実現してきたことは、枚挙にいとまがありません。たとえば、乳がん・子宮頸がん検診の無料クーポンの配布です。

 大串 30~40代女性のがん患者は、男性の約3倍に上るといわれます。特に、乳がんや子宮頸がんは、若い人にも増えています。いずれも、早期発見・治療が重要であることから、公明党は、がん検診の受診率向上に取り組んできました。

 志賀 ほかにも、妊婦と生まれてくる子どもたちを守るための風疹の拡大防止へ、抗体保有率が低いとされる、1962年4月2日~79年4月1日生まれの男性の抗体検査と予防接種が、今春から3年間、原則無料になるようにも取り組みました。

 長谷川 人々の生活と暮らし、そして命を守るのが政治の役割です。そのために、真剣に動き、政策を実現している政党はどこか。公明党は、その実績を大いに訴え、今春の統一地方選を大勝利してもらいたい。