〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉28 師子奮迅の勢いと語り抜く執念 強盛な祈りで不可能を可能に 2019年3月28日

〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉28 師子奮迅の勢いと語り抜く執念 強盛な祈りで不可能を可能に 2019年3月28日

公明が高齢社会の課題を解決へ
〈出席者〉
原田会長
長谷川理事長
永石婦人部長
竹岡青年部長
大串女子部長
仲良く、強く、朗らかに、威風堂々と勝ちまくろう!――あらゆる逆境をはね返し、全国各地の創価家族が対話の春を前進。師弟共戦で進む我らに、行き詰まりは断じてない!

 竹岡 いよいよ新年度を迎えます。就職や職場の異動など、新たな出発をする友も多くいます。

 大串 転入・転出の時季でもあります。そうしたメンバーに温かな励ましを送っていきたいと思います。

 永石 進学や進級で環境が大きく変化し、不安を感じているお子さんもいるかと思います。お子さんが発する“サイン”に気付くことができるよう、心掛けていきたいと思います。また、小さなお子さんを抱えながら活動をしている家庭もあります。周囲も十分な配慮、激励をお願いします。

 原田 創価家族の励ましほど心強いものはありません。春風のような励ましを友に送っていきましょう。

 永石 25日付の「新時代を築く」で池田先生は「冬の木には花が潜んでいるとは見えないけれども、春が巡り来れば咲き薫る。仏界の涌現も同じである。学会家族は、この法理の通り、宿命転換の実証の花を咲かせてきた。何があっても、強盛な祈りと実践で、妙法の無限の力を発揮し、不可能を可能にしていくのだ」とつづられています。

 原田 私たちは、先生の指導通りに、いよいよ強盛に祈り、動き、語り抜き、「創価桜」満開の春を勝ち飾っていきたい。

 長谷川 広宣流布の途上に大変な戦いがあり、障魔が競い起こるのは必定です。日蓮大聖人は数々の大難にも「強盛の信心弥弥悦びをなすべし」(御書1448ページ)と仰せです。私たちは、心してまいりたい。

 原田 大切なのは、師子奮迅の勢いと、最後まで攻め抜く執念。そして、いかなる魔軍も寄せ付けない異体同心の団結です。全国の同志が大歓喜と大福運に包まれるよう、リーダー率先の行動で目前の壁に挑み、勝ち進んでまいりたい。

あす前半戦の告示

 大串 明日、統一地方選の前半戦となる道府県政令市の議員選挙が、告示されます。

 長谷川 私たちの支援する公明党は、最後の最後まで政策と実績を語り抜いてもらいたい。

 大串 近年の道府県議選についての調査では、投票先として「政党を重くみて」と答える人が、増加傾向にあります。

 竹岡 公明党には、候補者個人の人柄や実績はもちろん、日本の平和と、政治の安定に大きく寄与してきたことや「小さな声を聴く力」「ネットワークの力」などの特色があります。

 大串 告示日(3月29日)から投票日前日(4月6日)までは、インターネットを活用した選挙運動もできますね。

 永石 一般有権者が、ライン、フェイスブックツイッターなどのSNSで政策や実績の情報発信、特定の候補への投票依頼ができるようになります。

 竹岡 一方で、電子メールによる投票依頼などの選挙運動はできません。当然、投票日当日(4月7日)は一切の投票依頼は禁止されています。

「大衆福祉」が原点

 長谷川 公明党の原点は「大衆のため」であり、とりわけ「福祉」にあります。1964年の結成大会には「大衆福祉の公明党」との垂れ幕が掲げられました。

 原田 当時、「福祉なんて政治がやることではない」というのが既成政党の反応でした。しかし、公明党は「福祉の実現こそ政治の目的」との信念から、積極的に取り組んでいったのです。

 竹岡 それが今や、福祉・社会保障は日本の政治の主流になっています。どれほど先駆的であったか。

 大串 政治評論家の森田実氏は「安倍晋三首相は今年の施政方針演説で『全世代型の社会保障』を打ち出し、公明党社会保障の方針が、政府の方針になった。公明党の55年の努力の成果だ」と語っています。

 原田 結党以来、公明党が粘り強く訴えてきたことが、社会の仕組みを底流から変えてきているのです。

 竹岡 東京大学名誉教授の御厨貴氏も、現在の安倍政権が社会保障を重視していることを指摘し「これは『福祉の政党』『教育の政党』の伝統をもつ公明党が連立パートナーであるおかげだ」と述べています。

 原田 今、日本社会が抱える喫緊の課題である高齢化についても、公明党は真剣に取り組み、具体策を立案してきました。

 長谷川 今年10月の消費増税に合わせ、住民税非課税世帯で65歳以上の人の介護保険料が軽減されます。例えば本人の年金収入などが年80万円以下の人は、基準額の45%となっている負担割合が30%になります。

 永石 さらに、低年金の高齢者の方など約970万の人たちに対し、年金に一定額を上乗せする「年金生活者支援給付金」が実施されます。初回は10、11月の2カ月分が12月に支払われます。

 竹岡 「介護保険料の軽減強化」と「年金生活者支援給付金」は公明党が一貫して訴えてきたものです。2012年の社会保障と税の一体改革を受け、消費税増収分などを活用しての実施が決まっていたものです。

 永石 さらに、高齢社会では、認知症になる方の増加が避けて通れません。認知症の人にとって、本人の意思を尊重した共生社会を築くため、公明党は「認知症施策推進基本法」の条文案を作成しました。

 長谷川 これは、公明党が、認知症の当事者や家族の意見を聞き、現地調査を重ねて作成したものです。認知機能の低下等による行方不明、犯罪被害から認知症の人を保護する体制の整備など、今後、各党の幅広い合意を得て成立を期していきます。

 原田 皆が安心して暮らせる社会へ、公明党が実力を発揮する時です。そのために、地域の代表としての期待に応え、地方選に断じて勝利してもらいたい。