〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉35 5月5日は「創価学会後継者の日」 宝の「一人」を真心で育む 2019年5月2日

〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉35 5月5日は「創価学会後継者の日」 宝の「一人」を真心で育む 2019年5月2日

連休中、親子で向き合う時間を
〈出席者〉
原田会長
山口未来本部長
飛田女性未来本部長
竹岡青年部長
赤須未来部長
勝岡少女部長
目標に向かって進む一歩一歩が後継の道を開く――躍動する未来部員の姿は、わが地域の希望そのもの!

 竹岡 5月5日は「創価学会後継者の日」です。5月度の本部幹部会は、その記念の意義も込めて開催されます。

 勝岡 お元気な池田先生・奥さまのもと、未来部の大切な原点の日を迎えられることに感謝の思いでいっぱいです。

 赤須 今、毎日のように未来部員と対話していますが、多くのメンバーが「新たな決意で、唱題根本に勉学、クラブ活動に挑戦します!」と、張り切っています。その純粋な姿に、こちらが勇気をもらいます。

 原田 世界各国でも、創価家族の庭で成長している未来部メンバーが、地域の希望として輝いています。宝の未来部を、皆で心を込めて育んでいきたいと思います。

 山口 先生が5月5日を“後継者の日”とすることを発表されたのは、1976年の同日のことです。

 飛田 この日、先生は関西戸田記念講堂での未来部の集いに出席され、席上、この発表をしてくださったのです。

 赤須 この時、先生は未来部に6つの指針を贈られました。①健康でいこう②本を読もう③常識を忘れないでいこう④決して焦らないでいこう⑤友人をたくさんつくろう⑥まず自らが福運をつけよう――そして、2013年に、先生が「⑦親孝行しよう」を加えてくださいました。

 勝岡 「7つの指針」は、未来部の一人一人と、先生を結ぶ大切な指針になっています。

 原田 先生は、広布後継の未来部育成に全力を注いでこられました。未来部時代に受けた、先生からの激励を胸に人生の苦難を乗り越え、今、広布と社会の第一線で活躍している友は世界中に数限りなくいます。どれほどありがたい師匠であることか。

 勝岡 池田先生は、「少年少女きぼう新聞」5月号の「春夏秋冬ほがらかに」の中で「どんなすばらしい城も、『後を継ぐ人』がいなければ、続きません。これから、はるかな未来まで続く広宣流布のためには、『後を継ぐ人』の流れを限りなくつくることです」とつづられています。

 原田 未来部員は、一人一人が「法華経の命を継ぐ人」(御書1169ページ)であり、とても大切な人たちです。どうか、未来部の皆さんは師の慈愛の深さを感じ、期待に応えて、使命の道を堂々と歩み抜いていってください。

「師弟の絆」を結ぶ

 竹岡 月刊誌「潮」の連載「民衆こそ王者」では今、「未来に生きる人」篇として、多くの未来部員が池田先生との原点を刻んだ模様が紹介されており、反響を呼んでいます。

 赤須 あるエピソードが印象に残っています(1月号)。1969年、先生は浜松市を訪問されました。そこで、出会った60人近い高校生らに発刊されたばかりの小説『人間革命』第5巻を贈られます。そして、皆が卒業や大学に入学する時、「その5巻を持ってきてほしい」と語られました。

 勝岡 その後、本が届けられるたびに、先生は一人一人に対して、お祝いや励ましの言葉をしたためてくださったのです。

 飛田 ある人には「苦しくとも胸中 晴れやかな学会っ子は 最後は断じてまけてはならない」。また、ある人には「私には決して絶望がない 無限に開く信仰があるからだ」と。

 原田 大変な激務が続く中でのことでした。先生が「一対一」で対話をするように全ての人に励ましを送られたことに、深い感動を禁じ得ません。

 山口 連載には、当時の未来部担当者のことも紹介されていますね。今も、全国の未来本部長、担当者の方々は、未来部メンバーに先生との絆を結ばせたいと、全力で育成に携わってくださっています。その真心に、心から感謝します。

 赤須 先生が、ご自身の姿で示された通り、私たちも「一人」に寄り添い、「一人」を励まし、広布の未来を開く人材育成に、日々、挑戦していきます。

 原田 わが地域の宝の未来部員の成長と幸福を真剣に祈り、育んでいきましょう。その中にこそ、学会の盤石なる未来が築かれていくからです。

“SOS”に気付く

 山口 新学期のスタートから1カ月が過ぎました。大型連休では、進学や進級など、慣れない環境での緊張感から解放され、ほっと一息ついているお子さんも多いでしょう。

 飛田 一方、連休は疲れが出やすく、心身の不調を自覚する子どもが多い傾向にあるそうです。ご家族の方は、この期間に、お子さんと向き合う時間をつくることを心掛けていただきたいと思います。

 竹岡 連休も後半になります。起床時間や朝食を取る時間など、生活リズムを整えることも大切ですね。

 山口 近年、インターネット利用環境は広がり、スマートフォンは中高生にも広く普及しています。一方で、LINEなどのSNS上での“ネットいじめ”も深刻化しています。

 竹岡 閉鎖されたやり取りが多く、大人の目に触れにくいため、発見しにくいという問題があります。

 飛田 子どもからの“SOS”に気付くためには、家族間でよくコミュニケーションを取り、何でも相談しやすい雰囲気をつくることが大切です。そうすることで、お子さんの変化にも敏感になります。

 原田 家庭にあっても心の絆を強めることが、ますます大事な時代になっています。だからこそ、この連休中、親子の対話を心掛けるなど、工夫をしていきたいですね。