〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉36 創価の妙音響かす「音楽隊」 新時代の大行進の先陣を! 2019年5月6日

〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉36 創価の妙音響かす「音楽隊」 新時代の大行進の先陣を! 2019年5月6日

立正安国即福運安穏の勝ち鬨
〈出席者〉
原田会長
長谷川理事長
永石婦人部長
竹岡青年部長
橋本音楽隊長
大串女子部長
音楽隊が各地のイベントに出演。創価文化の旗手として、天下一の平和のマーチを広げる

 大串 五月晴れの下、「5・3」を記念する本部幹部会が3日、巣鴨の東京戸田記念講堂で盛大に開催されました。

 竹岡 池田先生は、「晴れわたる民衆凱歌の本部幹部会、誠におめでとう!」と、大勝利して集った各地の同志に祝福のメッセージを寄せてくださいました。

 永石 その中で、1982年(昭和57年)に書き留められた「立正安国」と「福運安穏」の書を披露してくださり、その深い意義を教えてくださいました。

 長谷川 創価の同志が歩む「人間革命」即「立正安国」の大道は、そのまま「福運安穏」を限りなく開く道です。先生は、「正しき生命尊厳の大哲理を根底とした立正安国の連帯は、今や、いずこの地域でも、麗しき人間共和の共同体を蘇生させています」と強調されました。すごい時代に入っています。

 原田 私たちは、いよいよ師子王の心を取り出し、何ものも恐れることなく、仲良く明るい異体同心の団結で、「立正安国」即「福運安穏」の勝ち鬨を轟かせていきましょう!

「人材育成」の模範

 長谷川 この本部幹部会でも見事な演奏を披露してくれた「創価グロリア吹奏楽団」をはじめとする「音楽隊」の原点の日が、5月の6日であり、9日です。

 永石 音楽隊、そして鼓笛隊の皆さんは、このゴールデンウイークも、各地で創価の妙音を響かせてくれています。多くの同志から喜びと感謝の声が届いています。いつも本当にありがとうございます。

 大串 今から65年前の1954年(昭和29年)3月、戸田先生は、広布の未来を見据え、学会の新たな推進力として、池田先生を青年部の室長に任命されました。先生は26歳でした。

 長谷川 池田先生は広布推進の全責任を担われ、フル回転で走り抜かれます。そうした中で、“優れた宗教があるところには、必ず偉大な文化・芸術が生まれる”との信念から、音楽隊の結成を提案されます。

 原田 ところが周囲の反応は冷ややかだったそうです。当時は、文化運動の必要性を皆が理解できていなかったのです。けれども、戸田先生だけは池田先生を信頼し、「大作がやるんだったら、やりたまえ!」と賛同されます。いわば音楽隊は、戸田先生と池田先生の師弟が創立者なのです。

 永石 その後、音楽隊は、同年5月6日に結成され、3日後の5月9日に初出動。この日が「音楽隊の日」となっていますね。

 原田 以来65年。音楽隊は、先生の渾身の励ましの下、広宣流布の拡大とともに前進を続け、現在は日本に100以上の楽団があり、世界30以上の国でもメンバーが活躍しています。

 竹岡 47都道府県の全てに音楽隊があり、未来部を含め、“人材育成の模範”と輝いています。また、吹奏楽・合唱・マーチングの各分野のコンクールで、何度も日本一に輝いている団体もあります。

 長谷川 音楽隊のメンバーが原点としている、池田先生がつづられた「音楽隊訓」は、ブラジルやアメリカをはじめ、アジアの各国の言語などにも翻訳され、皆が心に刻んでいます。

 竹岡 池田先生は先日も、「賢人は金の如く愚人は鉄の如し・貴辺豈真金に非ずや・法華経の金を持つ故か」(御書1337ページ)との仰せを通し、「わが音楽隊こそ、最も信頼する賢人の金の陣列」であると、万感の期待を送ってくださいました。

 橋本 まさしく、日々の練習と祈り、さらに学会活動への挑戦、そして仕事・学業での奮闘と、全てに挑み抜く中で、真金の人格が磨き鍛えられ、黄金の勝利の青春、栄光の人生を勝ち取れると確信します。

生命を蘇生させる

 永石 思えば、5年前の「5・3」を記念する本部幹部会で、先生は学会歌「誓いの青年よ」を発表してくださいました。

 竹岡 「作詞・山本伸一」「作曲・音楽隊有志」の、この歌について先生は、「君たちと共に作った新学会歌『誓いの青年よ』を高らかに歌い響かせながら、新時代の大行進の先陣を頼む!」と、音楽隊に呼び掛けてくださっています。

 橋本 私たち音楽隊は、一人一人が広布拡大に戦い抜く中で奏でる音楽こそが、怒濤の大前進を鼓舞する音律であると確信しています。これからも、一音一音に魂を込め、演奏・合唱をしてまいります。

 大串 先日は、UNISDR(国連国際防災戦略事務局)が運営するウェブサイトに、創価学会青年部の災害復興支援の取り組みが紹介されました。内容は、音楽隊の皆さんが被災地で行っている「希望の絆」コンサートについてです。

 原田 2014年3月、音楽隊は、被災者の“心の復興”のために行動しようと決意し、東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城・岩手・福島をはじめ、熊本、大分、岡山、北海道などでコンサートを開催。その数は150回を超え、6万人以上の方が鑑賞し、大変に喜ばれています。

 橋本 音楽には、人と人の心を結ぶ大きな力があります。4月30日付の「御書と歩むⅡ」の中で先生は、「音の哀楽を以て国の盛衰を知る」(同88ページ)との御文を拝し、「音にも十界の境涯があり、妙音には生命を蘇生させゆく力がある。わが音楽隊・鼓笛隊が奏でる音律は、皆に勇気と希望を送り、心を豊かに鼓舞してくれる」と私たちに励ましを送ってくださいました。

 原田 また、先生は、「いよいよ、世界広宣流布、わが音楽隊の誓願の本舞台である。出身者も含め、日本中、世界中を乱舞する新時代に入っている」とも言われています。

 橋本 音楽隊は、送り出してくれている家族や地域の同志への感謝を忘れず、勇気と希望の妙音を届けるため、これからも師弟直結、信心第一で、挑戦の日々を歩んでいきます。