〈池田先生と共に 新時代を築く〉 2019年5月8日

〈池田先生と共に 新時代を築く〉 2019年5月8日

共々に「自受法楽」の人生を
 

 敬愛する全同志と共に、晴れ晴れと5月3日を飾り、新時代の出発ができた。
 日本の各界からも多くの祝賀をいただいた。世界からの顕彰も、全て先師と恩師に捧げる宝冠である。
 それは、わが宝友が誓願の天地で、地道に誠実に勝ち広げてきた信頼の証しにほかならない。
 なかんずく、賢く朗らかな創価の母たちのたゆまぬ行動あればこそである。
 私は少年の日、心に留めた詩を思い出す。兵庫をはじめ関西の友と語らい、大切にしてきた一詩である。
 「踏まれても 踏まれても なお咲く タンポポの笑顔かな」
 タンポポは地中深く根を伸ばしているゆえに強い。
 まさに、いかなる苦難もはね飛ばす、明るい不屈の常勝の母たちのようだ。
 * * * 
 「創価学会後継者の日」(5日)、妻と足を運んだ恩師記念会館には、従藍而青の若人たちとの共戦譜が展示されていた。
 九州の霧島で、未来部の友に最敬礼して激励した一こまも懐かしい。全魂を込めて薫陶してきた一人一人が、仰ぎ見るリーダーと育って指揮を執っていることは、何と頼もしいことか。
 草創期、広布の拡大のため、安い“わらじ”を履いて後輩たちと歩き回った東京・足立支部の名支部長が、青年部の室長だった私に語ってくれた言葉が蘇る。
 「青年のためには、なんでもしようと思っています。もし、何かあれば、私は、命懸けで青年を守る決意でおります」と。
 庶民の人間王者たる父母たちの祈りと励ましに応え、民衆と社会に貢献しゆく地涌の人材群を、我らはいやまして送り出すのだ。
 * * * 
 聖教新聞の配達員の方々は、この連休の間も日々の配達に励んでくださった。
 広宣流布を推し進め、人々に勇気と希望を贈りゆく聖業の福徳は、無量無辺である。偉大な「無冠の友」の益々の健康と絶対の無事故、ご一家のご多幸を、妻と祈り続けている。
 * * * 
 御本仏・日蓮大聖人は、神奈川の先達・四条金吾夫妻に仰せになられた。「苦をば苦とさとり楽をば楽とひらき苦楽ともに思い合せて南無妙法蓮華経とうちとなへゐさせ給へ、これあに自受法楽にあらずや、いよいよ強盛の信力をいたし給へ」(御書1143ページ)
 何があっても題目を唱え、法のため、友のため、社会のため、立正安国のため行動しゆくなかにこそ、生命から滾々と湧きいずる「自受法楽」(自ら法楽を受く)の大歓喜がある。
 この最極の「生き甲斐」と「充実」と「大福運」の人生を、共々に生き生きと!