〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉40 「私の勝利」が「創価の勝利」に―― 広布拡大の新記録に挑戦! 2019年5月20日

〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉40 「私の勝利」が「創価の勝利」に―― 広布拡大の新記録に挑戦! 2019年5月20日

子育てに奮闘する友に励まし
〈出席者〉
原田会長
長谷川理事長
永石婦人部長
竹岡青年部長
大串女子部長
最後に勝つ人こそ、真の勝利者――異体同心の団結で祈り、語り、動き、新時代の民衆凱歌を轟かせよう!(4月23日、東京・足立総区の集い)

 竹岡 今秋のオープンを目指し、東京・信濃町で「世界聖教会館」の工事が着々と進んでいます。

 大串 東京オリンピックパラリンピックのメイン会場となる新国立競技場も、同じ時期に完成の予定です。信濃町周辺が、世界の人々でひときわにぎわうことになりますね。

 竹岡 世界中のアスリートが今、五輪に向けて自身の新記録に挑み、鍛錬を重ねています。“創価勝利の年”の本年、私たちも、自身の人生と広布の戦いの新記録に挑戦していきたいと思います。

自身の明確な目標

 原田 池田先生は本年1月、建設中の新国立競技場を撮影されました。その写真と共に掲載された聖教新聞の「四季の励まし」には「人生の価値とは“記録への挑戦”から生まれる。自分のこれまでの最高記録を、どう更新し、書きあらためるか。その“挑む”姿勢から、勝利と満足の人生が開かれていく」と、ありました。

 長谷川 日頃の広布の戦いにあっては、ともどもに「何人の同志に励ましを送れたのか」「何人を味方にできたのか」を、常に自身に問い掛けながら、張り切って前進していきたい。

 竹岡 大切なことは、目標を明確にすることですね。牧口先生は「曖昧な的に向かって放たれた矢が当たるわけはない」と言われています。

 大串 池田先生もまた、「明確な『挑戦の目標』『拡大の目標』を心に定め、決然と立ち上がる時、必ず『壁』は破れる」と指導されています。

 原田 特に、リーダーが少しでも「自分がやらなくてもいいだろう」というような、他人任せであれば、自身の成長も歓喜もなく、広布の前進もありません。

 大串 小説『新・人間革命』第18巻「師子吼」の章にも、こうあります。「困難な状況のなかで、唱題を根本に自身の限界に挑んで必死に戦い、目標を達成していくならば、『歓喜の中の大歓喜』(御書788ページ)があふれ、信心への確信が深まる」

 原田 学会創立90周年を目指して進む私たちにとって、師弟共戦のかけがえのない毎日です。自分がどう戦ったか。この日々の奮闘は、自身の黄金の歴史となり、無量の福徳となることは間違いありません。

 長谷川 学会員の私たちは、広宣流布の戦いの中で境涯革命、宿命転換を果たしてきました。大闘争の時こそ成長のチャンスです。

 永石 先生は「広宣流布を進める創価学会の大発展を強盛に祈っている人は、どんなことにも負けない自分自身になる。王者のような境涯を必ず開けるのです」と指導されています。

 原田 広布への祈りはいわば公転です。自身の課題への祈りは自転です。自転と公転があって、確かな生命の軌道となる。ともどもに励まし合い、自身の殻を破る戦いにしていきたい。その中で皆が信心の大成長を遂げ、「私の勝利」で「創価の勝利」を開いてまいりたい。

まず話を聞くこと

 長谷川 全国で拡大の先頭に立って、友情と信頼の輪を広げてくださっているのが婦人部の皆さんです。改めて、心から感謝を申し上げます。

 永石 ありがとうございます。特に今、各地で、子育て中のメンバーも、先輩の方々の応援を受け、奮闘しています。

 長谷川 先生は「子育て世代は、目まぐるしく忙しい。苦労や悩みも絶えないであろう。今は家庭の在り方も多様であり、きめこまやかな心配りが望まれる。先輩方は、心のひだに染みいる、懐の深い励ましをお願いしたい」とつづられています。

 原田 励ましとは、話を「聞く」ことでもあります。人は「話を聞いてもらった」「悩みを打ち明けることができた」というだけでも、心が軽くなっていくものです。

 永石 私も、子育て中の同志を訪問・激励した際には、活動の状況だけではなく、お子さんのことも必ず聞くように心掛けています。また、機会があれば、お子さんにも直接、声を掛けるようにしています。

 長谷川 具体的な心配りも大事ですね。乳幼児を連れての、夜の会合参加や天候不順の際の会合参加などについては、周囲が十分に配慮したいと思います。小さいお子さんがいる婦人部の方には、帰りが遅くならないようにする等、気遣うことも大切です。

 原田 今の未来部員や乳幼児たちは、21世紀後半の広布を担う中核となります。御聖訓に「子は財」(御書1576ページ)とある通りです。育児は思うようにいかないことも多いと思いますが、先生は、お母さんが懸命に「人のため、社会のために生き生きと走る姿は、若き生命に焼き付けられる」とも示されています。長い目で見れば親の祈りと聡明な行動は必ずお子さんに通じていきます。

 永石 また、先生は「若き日の苦労は、すべて幸福になるための土台作りである」「苦労した人が一番、幸福になれる信心である」ともつづられています。

 長谷川 「信念をもって、みずから決めた『希望の大道』を朗らかに進んでいく――そんな母親の生き方こそ、子どもに贈る最高の“財産”なのです」と指導されたこともあります。

 原田 婦人部は、使命が大きい分、多忙であり、人知れずご苦労も多いと思います。その上で、信心を根本に懸命に学会活動に励み、広布のために努力した日々が無量の福徳となり、ご一家を照らしていくことは、御聖訓に照らしても間違いありません。ともどもに励まし合い、はつらつと前進していきましょう。