〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉42 “創価の女性の月”6月へ朗らかに前進 地域照らす立正安国の対話 2019年5月27日

〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉42 “創価の女性の月”6月へ朗らかに前進 地域照らす立正安国の対話 2019年5月27日

「生活密着の政策は公明党だから実現」識者
〈出席者〉
原田会長
長谷川理事長
永石婦人部長
竹岡青年部長
大串女子部長
創価の女性の真心の対話が、あらゆる人と幸の仏縁を結ぶ。各地で奮闘する女子部・婦人部の友

 長谷川 6月は創価の女性の月ですね。4日は女子部の「世界池田華陽会の日」、そして、10日は「婦人部の日」です。

 大串 2009年6月4日、池田先生・奥さまが東京・信濃町創価女子会館を初訪問されました。これが「世界池田華陽会の日」の淵源です。今年は、初訪問から10周年の佳節です。

 原田 各地で女子部の皆さんが、地域の婦人部やご家族と共に、対話拡大に挑戦している様子を伺っています。先生は「一つ一つの挑戦と労苦が、全て『心の財』となります。大福運となって、最も充実した青春の凱歌の『この道』が悠々と開かれていきます」と励ましを送られています。

 長谷川 「大白蓮華」6月号巻頭言では「母の祈りを栄光凱歌の翼に!」と題し、世界中の広布の母をたたえてくださっています。

 永石 感謝の思いでいっぱいです。先生は、兵庫の婦人部と語り合った「幸福常勝の哲学」を紹介してくださいました。①徹して一人の友の幸せを願い、大切にする心②目標を最後まで、喜び勇んで、やり通す執念③「負けたらあかん」の異体同心の団結――です。

 長谷川 学会家族の皆に当てはまる指針です。先生は5月19日付の随筆でも「あの友もこの友も、あの地もこの地も、笑顔で照らし晴らしゆくのが、創価の女性たちの立正安国の対話ではないだろうか」と、婦人部・女子部にエールを送ってくださいました。

 原田 広宣流布、立正安国の戦いは民衆が賢明になり、強くなって平和と幸福の連帯を広げていく闘争でもあります。私たちは題目を「獅子の吼ゆるが如く」(御書764ページ)唱え抜き、一人でも多くの友に確信の声を届け、民衆勝利の新時代を開いていきたい。

現実的に平和構築

 竹岡 今年は私たちが支援する公明党が結党55周年を迎えます。さらに自民党と初めて連立を組んでから20年。この間、公明党が果たしてきた役割に対し、多くの識者から高く評価する声が寄せられています。

 長谷川 一橋大学大学院の中北浩爾教授は、「自公政権は現在のところ、日本政治で唯一の安定した連立の枠組みとなっている。自公以外の安定した連立の枠組みは、この四半世紀の間、存在してこなかった」(月刊誌「潮」6月号)と述べています。

 竹岡 さらに、中北氏は、自民党だけでは「平和や弱者の観点が抜け落ちてしまうので、そこを補完する役割を公明党が担っています」(月刊誌「第三文明」6月号)と指摘。このような公明党の姿勢が、政権の安定につながっているのではないでしょうか。

 永石 自公政権は福祉や医療、社会保障の分野などで多くの生活に密着した政策を実現してきました。これらについて中北氏は近著の中で「こうした政策は、公明党が政権に入っていてこそ実現できる」(『自公政権とは何か』ちくま新書)と指摘しています。

 原田 少子高齢化が急速に進み、日本社会は転換期を迎えています。これからますます政治の重要テーマになっていく「教育」「子育て」なども公明党が長年リードしてきたものばかりです。今月、成立した「幼児教育・保育」と「大学・専門学校などの高等教育」の「無償化」実施のための2法なども、そうです。

 竹岡 作家・佐藤優氏は先日、平和安全法制を巡って「公明党は『歯止めをかけた』と言われるが、私は『平和を、より強化した』と思っている。公明党が強くなることは、世界平和のためにも重要なことだ」と語っていました。

 大串 佐藤氏は「公明党は平和を現実的に構築していく価値観を持っている。民衆に寄り添い、一人一人の平和を実現していくことは、公明党にしかできない」とも言われています。

 永石 評論家の森田実氏は「結党以来、55年の歴史の中で公明党が主張してきた政策は今や、国の中心政策に据えられました。全世代型社会保障の構築や、命を守る防災・減災対策の拡充、自然・文化の力を生かした観光立国化はその代表格です」と語られています。

 原田 連立政権の要として、公明党は、日本社会の安定と発展、そして平和のために、なくてはならない存在となっています。そのことを、私がお会いする各界のトップや識者の方々もよく言われます。多くの方々が、公明党らしさをさらに発揮してもらいたいと期待しています。

 竹岡 公明党は、積み重ねてきた実績、庶民を守る政策を掲げて全力で戦い、これからも「大衆とともに」進んでもらいたい。

改元詐欺”に注意

 永石 社会では、特殊詐欺の被害が続いています。特に今、急増しているのが改元に便乗した手口です。

 原田 これは、全国銀行協会や銀行を装って封書を送り、「平成から令和への改元によってキャッシュカードの変更手続きが必要」などとかたり、口座番号や暗唱番号と共にキャッシュカードを送らせるという、極めて悪質なものです。

 長谷川 銀行等の金融機関が暗証番号を尋ねたり、キャッシュカードなどを送るように指示したりすることはありません。書類が届いても、絶対に口座情報や暗証番号などを教えず、キャッシュカード、通帳なども渡さないでください。

 永石 改元によってキャッシュカードの変更が必要になることはありません。

 大串 ある調査では特殊詐欺被害者のうち、9割以上の人が「自分は大丈夫だと思った」「考えたこともなかった」と回答していたというデータもあります。

 原田 油断や過信は禁物です。互いに注意し合い、怪しいと思ったら迷わずに周囲の人や警察に相談するなど、賢明な判断で詐欺被害を防いでいきましょう。