〈池田大作先生 四季の励まし〉 団結こそ人間勝利の証し 2019年6月23日

池田大作先生 四季の励まし〉 団結こそ人間勝利の証し 2019年6月23日

兵庫は関西魂の電源地
 

 団結の力は、
 たんなる「足し算」ではない。
 何倍何十倍にも威光勢力を増す
 「掛け算」なのである。
 和気あいあいとした団結の姿は、
 それ自体、人間共和の縮図である。
 この団結のなかにこそ、
 「境涯革命」がある。
 利己主義や自分本位の我見では、
 皆と心を合わせることが
 できないからだ。
 ゆえに、団結できるということは、
 自身のエゴに打ち勝った
 人間勝利の証しなのである。
  
 自分に光は当たらなくとも、
 新しい青年たちを励まし、
 黙々と皆のために
 尽くす存在は貴重である。
 組織が強くなり、
 発展していくには、
 リーダーのもとに、
 そうした陰の力となる人が、
 どれだけいるかが決め手となる。
 広宣流布とは、
 結局は連携プレーであり、
 団結のいかんにかかっている。
  
 異体同心の信心で、
 皆が心を一つにして、
 一緒になって祈っていくことだ。
 皆で破邪顕正の勝利を祈ることが、
 師子王の題目となる。
 皆で祈れば、
 広宣流布の歯車は、
 勢いを増して回転していく。
 祈りこそが
 「最高の戦力」であり、
 「無限の闘争の力」なのである。
  
 勝利の方程式は、常に変わらない。
 一人一人の
 「勇気ある信心」で勝つ!
 一日一日の
 「誠実なる振る舞い」で勝つ!
 そして、
 「異体同心の団結」で勝つ!
 我ら創価家族は、
 不屈の負けじ魂で前進だ。

 澄んだ青空に、赤い神戸ポートタワーが映える。阪神・淡路大震災から9カ月となる1995年(平成7年)10月、池田大作先生が撮った一葉である。
 何本もの鋼管を組み合わせて築かれたタワーは、大震災でもびくともしなかった。それは、不撓不屈の前進を続ける兵庫の同志の雄姿と重なる。
 インドの詩聖タゴールは言った。「人間は孤立すると、自己を見失う。すなわち人間は、広い人間関係のなかに、自らのより大きく、より真実な自己を見出すのである」(森本達雄訳『人間の宗教』第三文明社
 我らには、桜梅桃李の個性を生かす異体同心の団結がある。さあ共に、新たな常勝の金字塔を!