〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉49 御聖訓「いよいよ・はりあげてせむべし」 師弟不二の「共戦」の誉れ 2019年6月27日

〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉49 御聖訓「いよいよ・はりあげてせむべし」 師弟不二の「共戦」の誉れ 2019年6月27日

埼玉 鉄桶の団結で金字塔を
〈出席者〉
原田会長
長谷川理事長
永石婦人部長
志賀男子部長
大串女子部長
団結なくして人間革命なし。団結こそが広布拡大の道。師弟の真実を語りに語り、正義の連帯を広げる「破邪顕正の団結」を!(5月8日、埼玉文化会館での総埼玉の集い)

 大串 池田先生が20日付の聖教新聞に「随筆」をつづってくださいました。感謝と喜びでいっぱいです。

 永石 先生は、日蓮大聖人の御言葉を拝し、「御本仏は何としても愛弟子を最後まで勝ち切らせたいと、油断や慢心を厳しく細やかに戒めておられる。『人の振舞』を大事にし、いやまして『心の財』を積むよう御指南してくださっている」と言われました。

 原田 「師子は油断せず」――私たちは先生に、こう教えていただいています。リーダーは油断・慢心を排し、勝利の瞬間まで、「必死の祈り・渾身の拡大・全身全霊の激励」を続けていきたい。

 大串 「随筆」ではまた、大聖人が門下に、「師弟不二の『共戦』の誉れの上に、いよいよ師弟不二の『勝利』を満天下に示し切っていくのだ」と願われていたことが拝されるとも、つづられています。

 永石 ともかくも先生は、私たちの勝利を祈り、待ってくださっています。「強盛の大信力をいだして」(御書1118ページ)、御本尊に祈り抜き、立正安国という大理想の建設へ、対話を拡大していきましょう。

 長谷川 いよいよ、ここからが勝負です。「異体同心なれば万事を成じ」(同1463ページ)です。「此れより後も・いかなる事ありとも・すこしもたゆむ事なかれ、いよいよ・はりあげてせむべし」(同1090ページ)と仰せの通り、折伏精神で語りに語っていきたい。

 原田 先生は12年前、「鉄桶の団結」で進む埼玉の同志に、「『破邪顕正』といっても、あくまで『破邪』が先である。まず悪と戦い、悪を打ち破るのだ。それでこそ『顕正』がある」とスピーチされました。私たちは正義の言論戦で、師弟の月・7月に、史上最高の勝利の金字塔を打ち立てていきたい。

 長谷川 来る6月30日は学生部の結成記念日です。ここぞという時、広布の勝利の突破口を開いてきたのが「先駆の学生部」です。

 原田 創立90周年へ、全軍を鼓舞する拡大を先頭に立って成し遂げる――学生部の皆さんは、どうか、この気概で進んでもらいたい。

誰もが輝く社会に

 志賀 さて、参院選の日程が、「7月4日(木)公示、21日(日)投開票」で決定しました。有権者は、「いつ」「何を考慮」して投票先を決めるのか。「明るい選挙推進協会」が、前回の参院選での有権者の投票行動を調査しました。

 永石 それによると、投票に行った有権者の4割超が、公示日までに選挙区の投票先を決めています。

 志賀 これは年代別で差があり、10・20代は25%程度。年齢が上がるにつれて割合は増え、50・60代では45・2%、70歳以上では6割近くの方が公示日までに投票先を決めています。

 原田 選択に当たって考慮した点の第1位は、「候補者の属する党の政策や活動」であり、第2位は「候補者の政策や主張」でした。候補の人柄などとともに、党の政策や実績を重視しているのが分かります。

 長谷川 私たちが支援する公明党は、日本の政治の安定に欠かせません。福祉、医療、社会保障などの分野で目覚ましい実績があります。その中、参院選公明党は「誰もが輝く社会の実現」を重点政策にしています。「子ども・若者・女性・障がい者・性的マイノリティー・外国人」らへの支援を充実させ、誰一人置き去りにしない社会を構築するということです。

 原田 生活困窮者の自立支援のための政策もそうです。たとえば、ひきこもりや社会的孤立など、既存の制度で対応しきれない課題について、さまざまな支援をワンストップ(1カ所)で受けられる体制を強化すること。就職氷河期世代の無業者・非正規労働者へのきめ細かい支援などです。

 大串 性的マイノリティーへの支援や、パワハラ・セクハラなどのハラスメントを許さない社会の実現、外国人が安心して暮らせる多文化共生社会の構築にも取り組んでいます。

「一人」に寄り添う

 志賀 困っている人に光を当てる公明党の姿勢を、慶応義塾大学の小林良彰教授は、「与党の中でも自民党とは異なる、生活者に寄り添う政治家集団だと思う。『与党内野党』として政策を先取りし、幅広い層にウイングを広げてきた」と評価しています。

 大串 「ひとり親家庭に政治の光を当てるなど、自民党では気が付かない人々の悩みを政治課題としてクローズアップしてきた」と語り、今後も「国と地方の党組織がしっかり連携し、政策を実現していってほしい」と期待を寄せています。こうした評価の声を体現する議員の一人が、埼玉選挙区の予定候補です。

 永石 現場を走り、世界に挑む、この候補の原点は大学時代です。お父さんが肺がんで他界し、工事現場などのアルバイトで家計を支えながら司法試験に合格。米ニューヨーク州弁護士資格も取得しました。

 志賀 国際弁護士として培った、英語や中国語での交渉力を駆使し、経産省参事官補佐時代に、中国のレアアース輸出規制問題で世界貿易機関WTO)への提訴の道筋をつけました。さらに、農水大臣政務官として、日本に極端に不利な補助金制限策の導入阻止に成功しました。

 原田 苦しむ人に寄り添う温かい政治を実現するため、1期6年で、改正ストーカー規制法ヘイトスピーチ(憎悪表現)解消推進法など議員立法3本を成立させています。

 長谷川 中小企業支援の税制や、大雪で被災した農家の復旧費用を大幅に軽減する支援策など、実績は枚挙にいとまがありません。

 志賀 地域経済の活性化につながり、災害時に命を守ることにもなる、道路網の整備を推進し、県内の渋滞の緩和にも力を注いでいます。一人に寄り添う政治を貫く、この候補の勝利が日本・世界の未来を開くために絶対に必要です。