〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉50 一人立つ誓いの「7・3」 師弟こそ壁破る無限の力 2019年7月1日

〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉50 一人立つ誓いの「7・3」 師弟こそ壁破る無限の力 2019年7月1日

公明「身を切る改革」の先頭に
〈出席者〉
原田会長
長谷川理事長
永石婦人部長
竹岡青年部長
大串女子部長
7・3「東北の日」から、さらなる勢いで前進は続く。みちのくの天地に、永遠に崩れぬ人材の牙城を(6月14日、東北文化会館で行われた総宮城の集い)

 大串 いよいよ「師弟の月」7月です。

 長谷川 来る「7・3」は、戦時中、牧口先生と共に軍部政府からの弾圧と戦い抜いた戸田先生が出獄された日であり、池田先生が無実の罪で不当逮捕された日です。

 原田 かつて、池田先生は「7・3」について「民衆を虐げる重い扉を打ち破り、正義の勝利の夜明けへ、躍り出る日」「若き弟子が一人立ち、師匠が戦った敵を、必ず打ち倒しゆく誓いの日」「『断じて勝つ!』と決めた人間の一念は、遂に歴史をも変えるという、偉大な『人間革命』の原点の日」とつづられました。

 竹岡 この日を迎えるたびに青年部は、民衆が主役の時代を築く戦いへの決意を新たにします。師子吼の如き題目で、あらゆる困難を吹き飛ばし、正義の言論をさらに広げる決意です。

 原田 日蓮大聖人の御在世当時でいえば、四条金吾夫妻や池上兄弟夫妻などの門下は、度重なる讒言や勘当という、とても勝ち越えることはできないと思える状況にあって、強盛の大信力を出して戦い抜いていきました。

 永石 迫害との闘争を続ける門下に対して、大聖人は真心からの激励を重ね、その信心を称賛されています。広宣流布に戦う師弟の絆ほど美しく、強いものはありません。

 原田 大変な時だからこそ、師と呼吸を合わせて戦い切れば、無限の力が湧き、一切が大きく開けていくことは間違いありません。「金は・やけば真金となる」(御書1083ページ)との御文の通りです。私たちも、全てが自身の、一家の大福運と積まれていくことを確信し、自らの壁を破る立正安国の対話にまい進していきましょう。

熱中症への注意を

 大串 さて、本格的な夏の到来に向け、熱中症への注意が必要です。特に、雨が続いた後の晴れの日や、梅雨明けの蒸し暑くなる頃は危険です。まだ体が暑さに慣れていないため、体温をうまく調節できません。

 永石 屋内でも熱中症は起こります。屋内では、喉の渇きを感じにくいこともあります。喉が渇いていなくても、小まめに水分を補給しましょう。また、遮光カーテンやすだれを使うことも、室温を上がりにくくする効果があります。

 大串 夜間に発症すると睡眠中で気付くのが遅れ、重症化するケースも多いそうです。適切なエアコンの使用など、工夫しながら予防に努めたいと思います。

議員歳費10%削減

 竹岡 7月4日、参院選が公示になります。

 原田 どの政党、どの候補が真の意味で日本のため、国民一人一人のための政治を行ってきたか、日本に安定をもたらすのか。しっかり見極めていくことが大切です。

 永石 私たちが支援する公明党も、参院選に向けての政策集(マニフェスト)を発表しました。その大きな柱の一つが「国会議員歳費を10%削減」です。

 長谷川 10月から消費税率が10%に引き上げられる予定です。これに伴い、国民に負担をお願いする今だからこそ、国会議員自らが、痛みを伴う「身を切る改革」を断行し、その覚悟を示すべきであるとの観点から生まれた政策です。

 大串 新聞各紙でも「公明公約『歳費10%削減』」(読売)、「公明、公約に『身を切る改革』」(朝日)等と報道されていましたね。

 竹岡 また、この参院選から、1票の格差是正のため、参院議員定数が増えますが、これを受け、国民の負担を減らすため、公明党は歳費削減を主張。粘り強く自民党や野党とも協議を重ねてきました。その結果、先日、参院議員の歳費を月7・7万円を目安に自主返納するという形で、法が成立。公明党は、全ての参院議員が自主返納に応じます。

 大串 国民目線で、具体策を提案し、合意形成を進める公明党の奮闘あってこそ実現できたものですね。

 竹岡 公明党の「身を切る改革」は今に始まったわけではありません。

 長谷川 例えば、2011年3月の東日本大震災後も、公明党は復興財源を確保する観点から「国会議員自ら身を切るべき」と訴え、歳費削減を提案。同4月から、半年間で1人当たり300万円を削減したのです。

 永石 さらに公明党はこれまで、国会の公用車や海外出張旅費を削減、勤続25年以上の国会議員への特別交通費、肖像画作製費などを廃止させています。常に身を切る改革の先頭に立ってきました。

 長谷川 民主政治の基礎は、政治、また政治家に対する国民の信頼です。だからこそ公明党は、一貫して「清潔な政治」を掲げ、政策を進めてきました。

 原田 公明党の結党当時、日本は金権腐敗政治が横行し、全国の議会で多くの不祥事が起きていました。そのような中で、公明党は政界の浄化に総力を挙げたのです。

 竹岡 公明党自民党との連立政権に参画後、2000年1月から政治家個人(資金管理団体)に対する企業・団体献金が禁止になりました。これは当時の「政・官・業」のもたれ合いを断ち切る措置でした。

 長谷川 あっせん行為(口利き)により、政治家や秘書らが見返りを得ることを禁じる「あっせん利得処罰法」を制定し、その後、対象を拡大。さらに、「官製談合防止法」の制定と強化、1円以上の政治資金支出で領収書公開を義務付けたのも、公明党の主導によるものです。

 永石 評論家の森田実氏は、公明党が「腐敗をうんと減らした。日本の議会が道徳的になった要因の大半が公明党議員の当選ではないか」と強調しています。

 原田 公明党は、これからも国民目線で、政策をどんどん進めてもらいたい。そして、日本社会の安定のため、働いてもらいたい。