創大・夏期スクーリング開講式への池田先生のメッセージ 2019年8月12日
創大・夏期スクーリング開講式への池田先生のメッセージ 2019年8月12日
我らの夏期スクーリングは、創価教育の真髄光る学びの園です。
猛暑の中、日本全国から、さらに海外20カ国・地域からも、よくぞよくぞ参加してくださいました。
ここに集われること自体が、大変な戦いであったことでしょう。
「学は光」との精神を体現する皆さん方を、私は最大にたたえ、ねぎらい、応援団長との思いで、健康と無事故を祈り、見守ってまいります。
教員の先生方、また職員の方々、わが命、わが宝、わが誇りのスクーリング生を、どうか、よろしくお願いいたします。
先月、九州の70代のある通教生の方から、闘病などの苦難を勝ち越え、無事、卒業のめどが立ちましたという、うれしい報告をうかがいました。
その中には、「学ぶことで心が耕され、鍛えられ、これまで味わったことのない幸福感を得ることができました。まさに新しい人生を与えられたのと同じです」と記され、次は資格取得を目指し、「青少年の育成に関わることを目標に、さらに勉学に励んでいきます」と意気軒高につづられていました。
「学び続ける人」は、常に若々しい。「学び続ける人」は、決して行き詰まらない。「学び続ける人」は、必ずや栄光の道を勝ち開くことができる。
まさに、「人生100年時代」を迎えた現代にあって、ますます、どれだけ深く生きるか、どれだけ心豊かに生きるかが問われてくるでありましょう。
その重要なカギは、たゆまぬ学びの挑戦と連帯をいかに築くかにあるのではないでしょうか。
創価教育の父である牧口常三郎先生と戸田城聖先生も、先駆的に通信教育に取り組まれ、学びの機会を広げていかれました。
戸田先生は、常々、「教育は、知識のみではなく、長い人生を、生き生きと生き抜いていく力を育むことが大切である」と語られていたのであります。
この夏期スクーリングで学ばれた皆さん方が、いよいよ生き生きと生き抜いていく力を強く光らせながら、気高くも尊き大勝利の軌跡を無限に描かれていくことを、私は念願してやみません。
私の胸からは、あの大歴史学者トインビー博士が、最晩年まで、ラテン語の「ラボレムス」――「さあ、仕事を続けよう」をモットーとして、毎朝9時には必ず机に向かわれていた姿が離れることはありません。「世の人々のためになれば」と一日また一日、尊き探求を貫かれていたのであります。
自分の心次第で、自在に有意義な時間をつくり出すことができるというのが、偉大な先哲たちの結論です。
どうか、最高に有意義な学びと友情の原点を、仲良く励まし合い、刻んでいってください。暑い日が続くので、休憩や睡眠を上手に取りながら、楽しく聡明に、心身ともに、より健やかになる日々を送っていってください。
皆さんが社会に放つ「学の光」こそ、人類の未来を照らす希望の光です。
わが世界一の創大通教生、万歳!(大拍手)