〈池田先生と共に 新時代を築く〉 2019年8月14日

〈池田先生と共に 新時代を築く〉 2019年8月14日

地涌」の若人を澎湃と!
 

 「一切の諸人之を見聞し志有らん人人は互に之を語れ」(御書967ページ)
 この御本仏のお心に直結し、仏法の真髄を学び語る会座が、学会の会合である。ここから幸福も和楽も地涌の友も無限に広がるのだ。
 戸田先生に私が初めてお会いしたのも、東京・大田の座談会であった。2回目の終戦記念日の前夜、昭和22年8月14日である。
 先生は一回一回の座談会に周到に準備して臨まれた。新来者である私のことも、実は事前に地元の方から聞かれていたようだ。
 旧知のごとく「いくつになったね」と問われ、「青年らしく勉強し、勇敢に実践してみたまえ!」と語り掛けてくださった。
 先生を信じて、「広布」即「平和」の道へと踏み出し、きょうで満72年となる。
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 恩師との共戦の歴史を偲びつつ、8月上旬、埼玉と長野に足を運んだ。
 4日には、各地で行われている創価ファミリー大会を見守りながら、埼玉・日高の研修道場へ向かった。
 久方ぶりに訪ねた師弟城は真心で整備され、庭には初代の「大望」、二代の「慈悲」、三代の「団結」の書を刻んだ石碑が置かれている。
 その通りに「鉄桶の埼玉」「模範の関東」は、大きく仲良く慈しみ合って、見事に勝ち進んでくれている。
 展示されていた所沢での世界平和文化祭(昭和57年9月)の写真も懐かしく妻と見つめた。雨にも負けず青春の勝利舞を繰り広げた若人たちは、立派に生い立ち活躍している。
 折しも8月14日は「関東の日」、また「関西・師弟原点の日」。大関東、大関西をはじめ全同志の健康と無事安穏、大福運と常勝を祈りに祈っている。
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 長野研修道場は、初訪問から40年である。「人間革命」の希望の電源地となってきた。わが信越家族は、陰徳陽報の実証を示し、堂々たる人材山脈を築き上げている。地域社会の友好と信頼の深まりも目を見張るばかりだ。
 広島と長崎の「原爆投下の日」(8月6日、8月9日)には、全ての原爆犠牲者と戦没者の方々の追善法要を懇ろに道場で行い、平和への誓いを新たにした。
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 あの東日本大震災から8年5カ月。猛暑の中、復興の加速へ、尊い汗を流す東北の宝友の苦労が胸に迫る。
 恩師は草創の仙台支部を大きく3点、讃えられた。
 ①学会精神が燃えている
 ②励ましに満ちている
 ③うちとけた団結がある
 拡大への不変の指針だ。
 一段と強く明るく温かな励ましで、澎湃と「地より湧き出でんとする」青年群を呼び覚まそうではないか!
 「二人・三人・百人と次第に唱へつたふるなり、未来も又しかるべし」(同1360ページ)との「地涌の義」のままに。