〈池田大作先生 四季の励まし〉 未来部の成長を世界が待つ 2019年8月18日

池田大作先生 四季の励まし〉 未来部の成長を世界が待つ 2019年8月18日

 
 

 未来部の一人一人こそが、
 全宇宙にも等しい
 尊極の宝の生命そのものである。
 どれほど素晴らしい智慧を持ち、
 才能を持っていることか。
 使命のない子など
 一人としていない。

 たとえ、君が、貴女が、
 自信を持てなくても、
 私は皆さんを信じます。
 皆さんの無限の可能性を信じます。
 皆さんの無敵の勇気を信じます。
 「できない」理由を探すよりも、
 「できる」と決めて、
 努力した方が絶対にいい。
 仮に思った通りの結果が
 出なかったとしても、
 努力したことは、必ず生きる。

 お父さん、お母さんに
 楽をさせてあげるんだ。
 立派になって喜んでもらうんだ――
 そう決意できる人は強い。
 親孝行をしようという心が、
 自分自身を成長させるのです。
 皆さんは、ご両親に感謝の言葉を
 伝えていける人であってほしい。
 劇を演じるようなつもりで、
 心の思いを言葉にしていくのです。
 皆さんの真心の言葉が、
 どれほどうれしいか。
 どうか、聡明で朗らかな家庭を
 つくっていってください。

 尊き宝の君たちよ!
 ぼくの開いた平和の道、
 友情の道を、さらに大きく広げ、
 この地上から、貧困を、飢餓を、
 差別を、戦争を、あらゆる悲惨を、
 必ずや根絶してくれたまえ。
 そのために、強くあれ!
 勇敢であれ! 聡明であれ!
 自分を鍛え、挑戦し、
 貪欲に学ぶのだ。
 君たちの成長を、
 胸を躍らせながら、
 ぼくは待っている。
 世界が待っている。

 上へ上へと伸びる木々。夏の太陽に照らされ、辺り一面の緑が光り輝いていた。今月上旬、池田大作先生が長野研修道場を訪問した折、シャッターを切った。
 草木が成長するには、水や空気、日光や土壌など、さまざまな条件が必要となる。人間も同じだろう。
 アメリカの哲学者デューイは、子どもの成長における大人の関わり方について言った。「成長は片手間に仕上げられるようなものではない。それは絶え間なく未来に進んで行く過程なのである」(松野安男訳『民主主義と教育』岩波文庫
 子どもを育てることは未来をつくること。後継の育成に携わる各部の友の使命は深く、大きい。
 今月31日まで「未来部躍進月間」。皆で力を合わせ、宝の未来部に励ましを送っていこう。