〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉63 2級試験、男子部大学校、鼓笛隊――創価の青年が鍛えの夏を躍動 2019年8月19日

〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉63 2級試験、男子部大学校、鼓笛隊――創価の青年が鍛えの夏を躍動 2019年8月19日

「信頼」と「尊敬」の心で励まし
〈出席者〉
原田会長
長谷川理事長
志賀男子部長
大串女子部長
大津男子部教学部長
栗原女子部教学部長
世界各地で活発に展開される教学運動。仏法史上、未曽有の出来事をSGIが成し遂げた(中米パナマ

 長谷川 池田先生が「新時代を築く」(聖教新聞14日付)で、戸田先生との共戦の歴史をしのびつつ、8月上旬に、埼玉、長野を訪問されたことをつづられました。上半期、埼玉も長野も見事な対話拡大の歴史を残しました。

 原田 先生は東北の同志の健闘にも触れ、「一段と強く明るく温かな励ましで、澎湃と『地より湧き出でんとする』青年群を呼び覚まそう」と呼び掛けられました。新たな決意で拡大に取り組んでいきたい。

 大串 青年部は今、“鍛えの夏”を躍動しています。9月29日に実施される「青年部教学試験2級」に向け、勉強会も活発です。受験者一人一人に“合格責任者”を定め、共に研さんに励んでいます。

 栗原 女子部にとって、今回の出題範囲である「開目抄」「一生成仏抄」「聖人御難事」は、全て「池田華陽会御書30編」に含まれるものです。内容を深く理解できるチャンスと捉え、多くのメンバーが意欲的に学んでいます。

 原田 「女子部は教学で立て」との指針を胸に、世界一の生命哲学を心に刻み、社会の希望と輝く華陽の連帯は今、SGI各国に広がっています。

 大津 開目抄で日蓮大聖人は、「一念三千の法門は但法華経の本門・寿量品の文の底にしづめたり」(御書189ページ)と仰せになり、「南無妙法蓮華経」こそが、末法のあらゆる人々の成仏の道を開く根源の一法であることを示されました。この重要な御書を共々に研さんしていきたい。

 栗原 さらに、「本門にいたりて始成正覚をやぶれば四教の果をやぶる、四教の果をやぶれば四教の因やぶれぬ……九界も無始の仏界に具し仏界も無始の九界に備りて・真の十界互具・百界千如・一念三千なるべし」(同197ページ)の箇所では、「本因本果の法門」が明らかにされ、万人成仏の道が示されています。

 大串 実は今回、学会の教学試験において初めて記述方式の試験を受ける方がいます。任用試験・3級試験がマーク方式となっているためです。

 大津 だからこそ、「一念三千」や「始成正覚・久遠実成」「五重の相対」などの基本的な内容をしっかりと理解し、記述できるようにすることが必要です。

 原田 大聖人は、流罪地である極寒の佐渡で、開目抄をしたためられました。大難を受け、厳しい環境にあっても、弟子を思い、“苦難を恐れず、私と一緒の「誓願」に立とう!”と書きつづられたのです。青年部時代に拝することが、どれほど大切か。

 栗原 「聖人御難事」も、弟子が大迫害を受けた「熱原の法難」の渦中に、門下へ大確信の励ましを送られた重書です。

 志賀 私自身、会合はもちろん、個人指導の場でも御書を拝し、積極的に御書講義も行っています。リーダー自身が御書を拝す――これが「実践の教学」であると肝に銘じています。

 原田 先生はかつて、「御書は『希望の経典』である。わが身に刻んだ全てが、一生の栄光の土台となる。誇り高く確信し、一文一句なりとも語り広げて、自他共の幸福の大道を進んでもらいたい」と言われました。教学研さんを通し、一人でも多くの「行学の闘士」が誕生することを願っています。

「一対一」の語らい

 志賀 男子部大学校では今、「一対一」の励ましを中心に、次代を担う人材の育成に挑戦しています。会合中心ではなく、一人一人の課題や悩みに寄り添い、夢や希望に向かって、共に前進する。この取り組みに力を入れているのです。

 大津 小説『新・人間革命』第25巻「人材城」の章に、人間は、「“いつも自分のことを思ってくれ、一生懸命に励ましてくれる”“信頼し、尊敬してくれている”という人がいれば、嬉しく、力強いものです。人間は、人との絆のなかで、勇気を得るし、希望を得ていきます」とあります。

 原田 “自分のためにここまでしてくれるのか”“こんなにも自分の可能性を信じてくれるのか”――周囲の人たちのこうした励ましがあってこそ、人は大きく成長します。関わる側の男子部の皆さんは、どうか、未来を築く広布の人材の育成に全力を挙げる夏にしてもらいたい。

 志賀 9月から各地で、大学校生大会も開催します。実践項目である「持続の祈り」「勇気の折伏」「師弟の精神を学ぶ」「同志と励まし合う」「使命の場所で勝つ」を合言葉に、大学校生と一緒に成長の節を刻む夏にしていきます。

環境省は日傘推進

 長谷川 暑い夏の中、今年も音楽隊・鼓笛隊の友が各地のパレードやイベントに出演し、勇気と希望の妙音を奏でてくれています。心から感謝申し上げます。

 大串 パレード会場近くにお住まいの方からは「わが家の目の前で、学会歌の音色が響くなんて。感動で涙があふれました」との声が寄せられています。

 原田 音楽隊や鼓笛隊と相談をし、現地で、打ち水をしたり、ミストを準備したりしている壮年・婦人部の方もいると聞きました。青年部からお礼の声が届けられています。

 志賀 現在、環境省は、熱中症対策のため、女性だけでなく、男性の日傘使用を呼び掛けています。そうした習慣がなく、「持ち歩くのが面倒」などの理由から、ためらう方も多いですが、「実際に使ってみると非常に便利」と利用者は語っています。

 長谷川 私自身も日傘を使うことがありますが、体感温度が実際に変わります。健康第一の日々を送るために、皆で工夫をしていきたいですね。