〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉64 8月24日は本紙「創刊原点の日」 聖教新聞と共に仏縁を拡大 2019年8月22日

〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉64 8月24日は本紙「創刊原点の日」 聖教新聞と共に仏縁を拡大 2019年8月22日

中継行事開始30年 創価の同志が心一つに
〈出席者〉
原田会長
原田光治本社代表理事
永石婦人部長
志賀男子部長
千尋女子部書記長
世界同時進行の広宣流布の原動力となっている各国の機関紙誌。毎号が信仰の実践の“教科書”であり、各地の広布の歩みを刻む“記録”

 志賀 来る8月24日は、「聖教新聞創刊原点の日」です。

 原田 日々、本紙を配達してくださる「無冠の友」の皆さまに心から御礼申し上げます。また、各地の新聞長はじめ、聖教新聞を支えてくださる全ての方々に深く感謝いたします。

 原田(光) 創刊の淵源は1950年にさかのぼります。戦後の不況が続く中、戸田先生の会社の破綻が決定的に。同年8月24日、苦境の中で戸田先生は若き池田先生に語ります。「新聞をもっているということは、実に、すごい力をもつことだ。学会も、いつか、なるべく早い時期に新聞をもたなければいけない」と。

 原田 この時の師弟の語らいから、聖教新聞が生まれたのです。池田先生はかつて、「創刊原点の日」に触れながら、「聖教には、師弟共戦の熱願が燃えている。いついかなる時代にも、勇気凜々と、正義の師子吼を放っていくのだ」とつづられています。

 原田(光) さらに、先生は「聖教の発展を考えない日は、一日たりともない」とまで語られています。師匠の構想を、展開していくのが弟子の使命です。私たちも一層の決意で、紙面の充実に努めるとともに、購読推進の先頭に立ってまいります。

希望と勇気を送る

 志賀 海外の姉妹紙誌も充実しています。80以上の機関紙誌が世界各地で発行され、先生の指導や、体験談を通し、皆が信仰を深めています。世界広布の大きな推進力となっています。

 原田 この秋には、待望の「創価学会 世界聖教会館」が完成します。これを祝賀し、聖教の購読推進に全力で取り組んでまいりたいと思います。

 永石 この夏も、各地で、同志の皆さんが知恵を出し、聖教の拡大に励んでくださっていますね。

 原田(光) ある壮年の方は、友人などから相談を受けると、かつて、自身が闘病中に聖教新聞を心の支えにしていた経験を通して、「この新聞を読んだら元気になるよ」と語っているそうです。仕事でも周囲から大きな信頼を得ているその方は、これまで100人ほどの友人・知人に本紙購読を推進しています。

 原田 自身の体験を率直に語ることで、相手にも聖教新聞の魅力が伝わるのだと思います。日蓮大聖人は「仏は文字に依って衆生を度し給うなり」(御書153ページ)と仰せです。広宣流布とは「文字の力」「言論の力」で民衆を救っていく戦いです。そういった意味で、聖教新聞は人々に希望と勇気を送る言葉に満ちています。

 永石 聖教新聞掲載の「私が入会を決めた時」に、ある婦人部の方が声を寄せていました。その方は長年、世間の悪いうわさに影響されて、学会に良い印象を持っていませんでした。しかし、学会の知人の勧めで聖教新聞を読むようになり、「信仰体験に引き込まれました。紙面から、学会の真実と本当の幸せを読み取ることができたのです」と理解を深め、昨年、晴れて入会されたそうです。

 千尋 新入会者の方々に、入会後、何を通して学会への理解を深め、学習しているかを伺うと、最も活用されているのは、やはり聖教新聞という声が多いそうです。

 原田 聖教新聞が、学会理解への入り口となり、信心の教科書になっていることがよく分かります。「日本中、世界中の人に読ませたい」と、戸田先生は語られました。私たちも、日々の熟読とともに、友人・知人へ仏縁を広げ、拡大に励んでまいりましょう。

信仰の喜びを共有

 千尋 今月で、学会の中継行事が始まって30年となります。

 原田(光) 1989年に衛星通信のシステムが使われ、本部幹部会の映像も全国の会館に届くようになりました。先生と共に本幹に“参加”できる喜びが全国の同志に広がったことを今も鮮明に覚えています。

 原田 当時、嫉妬に狂った宗門による広布破壊の謀略が渦巻いていました。その中にあって、先生は毎月の本幹などで、日蓮大聖人の御精神や、あるべき仏法者の姿勢、また、学会が御聖訓通りに広宣流布を進めていることなどについて、明快に指導してくださったのです。そのおかげで、全国の同志は微動だにすることなく宗門の謀略を全て見抜き、打ち破ることができました。そして、創価の師弟の大道を悠然と歩むことができたのです。

 志賀 当時、115カ国・地域だったSGIは今や、192カ国・地域にまで大きく発展。反対に、宗門は信者数が、かつての2%にまで激減。その後も没落の一途をたどっていきました。

 永石 先生は、小説『新・人間革命』の中で、衛星中継が開始されたことについて「創価の同志が心を一つにして、日顕ら宗門による弾圧を、乗り越えていく力になった」「共通の認識に立ってこそ、堅固な団結が生まれる」とつづられています(第30巻〈下〉「誓願」の章)。

 原田 現在は、地上光回線ネットワークによる中継システムに移行し、また、本幹の放映に字幕が付くなど、ますます充実しています。戸田先生は「通信技術の発達は、広宣流布が飛躍的に加速する兆候なんだよ」と未来を展望されていました。まさに、その通りになりました。

 千尋 モバイルSTBの登場もその一端ですね。いつでも、どこでも池田先生の指導に触れることができ、地域の集いで信仰体験の感動や、教学を学ぶ喜びを共有できるようになりました。

 永石 各地の個人会場の提供者の方々にも、心から感謝いたします。

 原田 9月にも、本部幹部会の中継行事が行われます。皆で心を一つに下半期を勢いよくスタートしてまいりましょう。