〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉66 8月31日「学生部の日」9月9日「女子学生部の日」 皆が英知と正義のリーダーに 2019年8月29日

〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉66 8月31日「学生部の日」9月9日「女子学生部の日」 皆が英知と正義のリーダーに 2019年8月29日

日頃から災害への「備え」を
〈出席者〉
原田会長
長谷川理事長
永石婦人部長
藤原学生部長
渡邉女子学生部長
行学錬磨に徹する、各地の男女学生部の友。その成長の一歩一歩が、社会の発展の力であり、世界の平和の光

 原田 九州北部を中心にした記録的な大雨の影響により、各地で大きな被害が出ています。被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。

 長谷川 9月1日は「防災の日」です。これを機に家庭で災害に備え、大切な命を守りたいと思います。

 永石 わが家でも日頃から、災害時に、どう行動するか話し合っています。寝る場所の近くに靴を置くなどの対策もしています。

 長谷川 具体的には、「非常袋」の保管場所の確認や、自宅から避難所への経路などを家族で共有しておくことが大切です。また、家具類の転倒、落下の防止策の点検も心掛けたいと思います。

 原田 災害時には、家庭での「自助」に加え、近隣の人と助け合う「共助」も大切です。日頃の学会活動を通して地域の絆を強め、安心・安全のネットワークを広げてまいりましょう。

広布大願に生きる

 長谷川 8月31日「学生部の日」、9月9日「女子学生部の日」に向け、男女学生部が対話と人材の拡大に先駆していますね。

 藤原 先日、学生部では教学実力試験を実施し、日頃の教学研さんの成果を存分に発揮しました。中国方面では基礎教学が学べる小テストを作成し、小単位の会合や訪問・激励先でメンバーと共に挑戦してきました。これをきっかけに、メンバー自らも会合で御書講義を行うようになるなど、教学研さんに対する意識が向上しています。

 長谷川 学生部の「部の日」は1962年の同日、池田先生が学生部の代表に御義口伝講義を開始されたことが淵源ですね。

 原田 ありがたいことに、私も、その受講者の一人でした。先生は、まだ何も分からない学生部員に対して、烈々たる気迫で日蓮仏法の真髄と広宣流布の精神を打ち込んでくださいました。約5年間続けられた講義は、皆の青春時代の原点となっています。

 渡邉 小説『新・人間革命』第22巻「波濤」の章に「女子学生部の日」の淵源となった、75年9月9日の集いの様子が描かれています。先生は「御本尊を、信じ切っていくなかに、永遠の幸福の大道がある」「学会の後継者として、生涯、広宣流布の大願に生き抜いていただきたい」と、女子学生部の勝利と幸福の人生を願い、指導されました。

 永石 「お父さん、お母さんをはじめ、ご家族で、体の具合が悪い人がいたら、残ってください。何か、激励して差し上げたい」と温かく励ましを送る場面に胸が熱くなります。女子学生部の皆さんは、学会と共に、同志と共に、最高の青春の道を歩んでいただきたいと思います。

 藤原 今、学生部では新しい人材が続々と生まれています。この夏も各地で1年生の人材グループが結成され、多くのメンバーが弘教拡大を決意しています。

 長谷川 これも全国の皆さまに協力いただいた「進学者カード」により、入学直後から多くの新入生に激励が行き届いた結果です。心から感謝いたします。

 渡邉 女子学生部でも、何でも語り合える「女学座談会」を軸に新しい人材が躍動しています。同世代のメンバーと絆を強める中、例年に比べ、1年生の会合参加が大幅に増えました。

 藤原 先生は本年の新入生に「一人ももれなく、英知と正義のリーダーと育ちゆくことを、私は真剣に祈り抜いております」と期待を寄せてくださいました。人材育成と拡大で先生にお応えしていく決意です。

朗らかに後継の道

 原田 男女学生部は国連が目指す「SDGs」(持続可能な開発目標)について、この夏、意識調査を実施しましたね。

 藤原 はい。これは、本年の「SGIの日」記念提言で池田先生が、世界の大学を「SDGs」の推進拠点にする流れを強める提案をされたことを踏まえたものです。今後、イギリスやアメリカでも同様の調査を行う予定になっています。

 渡邉 多くのメンバーが積極的に取り組みました。ある女子学生部員は、以前からSDGsに関心をもっていました。このアンケートにも積極的に挑戦し、100人近い学友から声を集めることができました。

 永石 先生は「女性の声を尊重し、女性の智慧を生かしていく所は、永遠に勝ち栄える」とつづられています。一人の女性が主体者として、平和や環境運動に参加することから波動が広がるに違いありません。

 原田 国連は2030年のSDGsの達成に向けて活動しています。今の学生世代は30年以降の社会、世界において中核として活躍します。その意味からも、確固たる生命尊厳の哲学を持った学生部の使命はますます大きくなっています。

 渡邉 欧州学生部もSDGsに関する運動を行っており、日本の私たちとも互いに情報を共有し、触発を与え合っています。先日、ドイツで行われた欧州学生部の研修会では、日本の学生部がSDGsの取り組みについてまとめたビデオメッセージが紹介され、共感が広がったそうです。

 藤原 先生は「今日、若い世代を糾合し、スクラムを大きく築いたところが、日本と世界の進むべき道を決めます」と言われています。これからも世界の学生部と手を取り合い、英知の連帯を広げていきます。

 永石 学術、芸術、スポーツなどでも、学生部の皆さんは活躍していますね。その成長を地域の同志も温かく見守っています。

 渡邉 皆が自身の定めた分野で実証を示し、広布の使命に生き抜けるよう、励ましを送っていきます。

 原田 大聖人は「法妙なるが故に人貴し・人貴きが故に所尊し」(御書1578ページ)と仰せです。仏法という大哲理を持った学生部の皆さんは、社会を、平和の方向へ、繁栄の方向へと導く力をつけてもらいたい。ともどもに励まし合い、朗らかに創価後継の道を歩み抜いていってください。