〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉67 小説「新・人間革命」完結から1年 全同志が新時代の“山本伸一”に 2019年9月2日

〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉67 小説「新・人間革命」完結から1年 全同志が新時代の“山本伸一”に 2019年9月2日

仏縁を強く結び育てる聖教の拡大に全力
〈出席者〉
原田会長
長谷川理事長
永石婦人部長
西方男子部長
大串女子部長
友の心に勇気と希望を!――世界の友と一緒に、広宣流布という、人類を結び高めゆく「正義」と「共戦」の大航海への新たな船出を誓った本部幹部会(8月31日、神奈川池田記念講堂で)

 西方 このたび、男子部長の任命をいただきました。破邪顕正の魂を燃え上がらせながら、今こそ、広布の全責任を担い立ち、男子部から圧倒的な拡大の歴史を開いてまいります。

 原田 男子部をはじめ、女子部、学生部、未来部にも新リーダーが誕生しました。皆が使命ある人材です。池田先生も全員の活躍を心から期待し、見守ってくださっています。私たちも後継の青年部の成長を全力で応援していきたい。

 大串 ありがとうございます。先日、中華全国青年連合会(全青連)の招へいで、青年部の日中友好青年交流団の一員として、北京、天津、杭州紹興を訪問しました。

 原田 本年は、池田先生が中国を初訪問してから45周年です。全青連の汪鴻雁主席は、「学会青年部は最重要のパートナーです」と語られていましたね。各地で有意義な交流ができたとも聞いています。

 大串 今回、中国を訪れ、あらためて、先生が日中友好に、どれほど偉大な貢献をされてきたかを実感する毎日でした。

 西方 後継の私たちは、先生が築かれた日中友好の「金の橋」を一層強固にすべく、これからも友誼の大道を歩んでまいります。

青年よ光り輝け!

 永石 8月31日、素晴らしい天気の中、神奈川池田記念講堂で本部幹部会が盛大に開催されました。

 長谷川 欧州青年部が神奈川銀河少年少女合唱団と一緒に、愛唱歌「欧州の青年よ 光り輝け!」を合唱してくれました。軽快なメロディーに乗せて、青年の“誓い”を歌い上げる姿は圧巻でした。

 大串 先生はメッセージの中で、「奇跡ともいうべき人間共和を築き上げてきたのが、我ら創価の世界であります。国も民族も世代も超えた、これほど麗しい世界市民の絆は、他にはどこにもないし、もう二度とつくれないでありましょう」と強調されました。

 西方 世界65カ国・地域270人の青年が一堂に会し、共に励まし、共に支え合いながら、幸福と平和の連帯を築く姿は、まさに“世界の奇跡”であると心から思います。

 永石 先生は、「この地球民族の連帯の大船を、私たちは断固と守り抜き、『歴史を創るは この船たしか』と、さらに多くの地涌の友を招き寄せたいと思う」とも呼び掛けてくださっています。

 原田 私たちは、学会という“たしかな船”を厳然と守りながら、新たな陣列を加え、さらなる航海に勇んで進んでまいりたい。

師匠との対話の扉

 長谷川 9月8日で、小説『新・人間革命』の完結より1年になります。これからも、「広布の師弟の共戦譜」であり、「信心の教科書」であり、「未来を照らす明鏡」であり、「師匠との対話の扉」である、小説『新・人間革命』の研さんを基軸にしながら、あらゆる活動を進めていきたいと思います。

 原田 言うまでもなく、9月8日は、戸田先生が「原水爆禁止宣言」を発表された日です。池田先生は、「(戸田)先生の平和への遺訓を実現するために、全世界を駆け巡り、同志と共に創価人間主義の潮流を起こしてきた。その後継の歴史を綴った小説の連載を締めくくるには、この日しかないと思った」と語られています。

 大串 さらに先生は、「小説『新・人間革命』の完結を新しい出発として、創価の同志が『山本伸一』として立ち、友の幸福のために走り、間断なき不屈の行動をもって、自身の輝ける『人間革命』の歴史を綴られんことを、心から念願している」とも言われています。

 原田 私たちはあらためて、この師匠の心に思いをはせながら、新時代の弟子の闘争を展開していきたい。創価人間主義の潮流を世界に起こしゆくことを誓う9月8日から、「広宣流布という民衆勝利の大叙事詩」を、一人一人がさらにつづりゆこうではありませんか。

 永石 新しく発刊された『世界広布の大道 小説「新・人間革命」に学ぶⅠ』(本社刊)の「研さんに当たって」でも強調されていますが、「山本伸一」の姿を通して、いかにして自身が弟子の戦いを起こしていくかが重要です。

 長谷川 山本伸一の人生や、心の奥底を追体験しながら、その精神と行動をわが胸に刻み、自身の使命の舞台で共戦の道を歩んでいくことが大切なのです。

 西方 今、大発展するインド創価学会の合言葉は、「アイ アム シンイチ・ヤマモト(私は山本伸一)」です。

 永石 インドでは、多くのメンバーが、小説『新・人間革命』を読み深めながら、“今こそ、自分がシンイチ・ヤマモトの精神で戦おう”と立ち上がっています。それが一切の活動の原動力となっていると聞いています。

 原田 御聖訓に示された通りの「仏法西還」の道が、洋々と開かれているのです。すごい時代になっています。広布の師匠の構想を必ずや実現し、喜んでいただく。この一念が定まれば、広布の拡大の道は必ず開けていきます。これが師弟共戦です。

 長谷川 日本においても、上半期の連続勝利によって、まさに年間テーマの通りの「創価勝利」の歴史を開くことができました。下半期も、さらに勢いを増し、本年の総仕上げをしてまいりたい。

 原田 まずは、「世界聖教会館」が完成する「11・18」に向け、大きく広げた仏縁を、強く深く結び育てる、自分史上最高の聖教拡大に、全力で取り組んでいこうではありませんか。