〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉70 明確な目標から勇気と歓喜が―― 声を掛けた分だけ仏縁は広がる 2019年9月16日

〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉70 明確な目標から勇気と歓喜が―― 声を掛けた分だけ仏縁は広がる 2019年9月16日

2級試験が目前に皆が行学の闘士に成長を
〈出席者〉
原田会長
長谷川理事長
永石婦人部長
西方男子部長
大串女子部長
教学試験2級に向け、研さんを重ねる各地の男子部の友。学んだ分だけ確信が深まり、自身の信心の財産になる

 原田 先日、竣工になった「創価学会 世界聖教会館」の館内を見てきましたが、実に素晴らしいものでした。聖教新聞を、ここまで大きく発展させてくださったのは池田先生にほかなりません。

 長谷川 誰よりも記事を執筆し、レイアウト等にも温かなアドバイスを送り、そして、配達員の無事故を祈り抜いてくださっているのが先生です。感謝の思いは尽きません。

 永石 世界聖教会館竣工の喜びの中、全国の同志の皆さんが聖教新聞の拡大に挑戦しています。目標を明確にして、挑戦する中で数多くの仏縁拡大のエピソードも生まれていますね。

 西方 池田先生は、小説『新・人間革命』第30巻〈上〉「雌伏」の章に、こうつづられています。「自らが目標を定め、主体者となって取り組む活動には歓喜がある」「日々、勇気を奮い起こして自分の殻を破り、新しい挑戦を重ねていくことだ」

 原田 特にリーダーは率先の対話に励みたい。なかなか思うような結果が出なくても、語ること自体が仏縁を広げていくことです。そうした自身の体験もありのままに語り、勇気の波動を起こしていきましょう。

 長谷川 聖教新聞の拡大といえば、1973年(昭和48年)の愛媛の戦いを思い起こします。

 永石 その年の5月、池田先生が11月に愛媛を訪問されることが伝えられると、愛媛の同志は聖教新聞の友人読者の拡大に全力で挑戦しました。

 原田 当時はまだ学会員の中にも、聖教新聞は機関紙だから会員が購読するものという固定観念がありました。学会理解の輪を広げるため、友人に購読を勧めるという発想自体が新しい挑戦だったのです。

 長谷川 愛媛の同志は“地域中、愛媛中の人が、聖教新聞を購読する時代をつくろう!”と誓いを立て、真剣な唱題と、執念の対話を重ねていきました。

 永石 その結果、県内各地に購読者が広がり、購読率が世帯の3割を超えた地域も生まれました。かつてない聖教拡大とともに学会理解も深まり、地域広布が大きく進んでいきました。

 原田 小説『新・人間革命』第18巻「前進」の章では、当時の愛媛の同志の戦いが、「地域の人たちに聖教新聞を購読してもらおうというのは、未来を開く新しい発想です。これは、将来の広宣流布運動の基調になるでしょう。『広布第二章』の偉大な魁です」とたたえられています。

 大串 拡大の結果で先生にお応えしたい、との弟子の思いと行動から、地域広布の新たな展開が生まれたのですね。

 長谷川 戸田先生はかつてこう語られました。「聖教新聞には、幸福への道が書かれている。仏法の眼から、社会の現象をどうとらえていけばよいのかも書いてあります。こんな新聞は、ほかにはありません」「この新聞を、日本中、いや、世界中の人に読ませたいんです。それ自体が、仏縁を結ぶことになるじゃないか。つまり、折伏に通じていくんです」

 原田 ともかく語ることです。日蓮大聖人は「法華経を耳にふれぬれば是を種として必ず仏になるなり」(御書552ページ)と仰せです。私たちが聖教拡大を通して声を掛けた分だけ、地域に仏縁と幸福が広がります。朗らかに励まし合いながら、「11・18」へ、そして創立90周年へ勢いよく前進していきましょう。

「求道」「挑戦」の心

 大串 「青年部教学試験2級」(9月29日)が近づいてきました。

 西方 試験への挑戦を通して、信心の確信が深まることはもちろん、「求道の心」「挑戦の心」が磨かれ、人材の育成にもつながっています。

 大串 先生は、聖教新聞の新連載「心に御書を」(9月13日付)の中で「『御書』を根本に、創価は永遠に前進する。『行学の二道』を貫くゆえに、我らに停滞はない」とつづられました。

 永石 私たちも、大事な広布の後継者の成長のため、最後の最後まで受験者を励まし抜いていきます。

 原田 青年部の皆さんが研さんを通して、大聖人直結の不退の信心を学び、実践し、行学の闘士に成長することを願っています。

宗門は凋落の一途

 永石 「秋分の日」の23日を中心に「秋季彼岸勤行法要」が全国の主要会館、墓地公園等で行われます。

 長谷川 同志と共に厳粛に勤行・唱題を行い、広宣流布の途上で亡くなられたご家族や友人、さらに、全ての同志の先祖代々の諸精霊の安穏と福徳を祈念していきます。

 原田 御書には「日蓮およびその門下が、故人を追善する時、法華経を読誦し、南無妙法蓮華経と唱えたならば、題目の光が無間地獄に至って、即身成仏させることができる」(712ページ、通解)と説かれています。題目の功徳は、故人をも救うことができるのです。

 西方 一方、彼岸の時季が近づくと、“塔婆を立てなければ、故人が成仏できない”“僧侶が拝まなければ、追善回向にならない”などと、大聖人の仏法とは無縁の邪義を唱え、信徒をだまそうと企むのが日顕宗(日蓮正宗です。

 長谷川 そうした日顕宗の実態を創価新報(8月21日付)の教宣特集「日蓮正宗の哀れな実態」でも、明らかにしています。

 西方 参詣者が減るばかりの凋落の現証、宗門に愛想を尽かした脱講者の声、大石寺総代の大謗法の実態など、日顕宗の実情が明快に報道されています。男子部はこれからも広布破壊の大悪とは断じて戦います。

 原田 滅亡への坂を転がり落ちる邪宗門など、はるかに見下ろし、私たちは御書根本、大聖人直結で進み、世界広布の大道を歩み抜いてまいりたい。