座談会 創立90周年を勝ち開く!〉71 世界広布の新時代を担う少年少女部 後継の成長が希望の未来に 2019年9月19日

座談会 創立90周年を勝ち開く!〉71 世界広布の新時代を担う少年少女部 後継の成長が希望の未来に 2019年9月19日

本年もキッズフェスタを開催
〈出席者〉
原田会長
長谷川理事長
永石婦人部長
佐保少年部長
角田少女部長
9月23日に結成記念日を迎える少年少女部が、世界広布新時代を走る欧州の青年部と(先日の本部幹部会)。未来を担う宝の友に、思い出に残る広布の歴史がまた一つ

 原田 学会創立100周年、さらには22世紀の夜明けに至る大切な時代を担う、使命深き世代こそ、今の少年少女部です。

 永石 現在、各地で広布にまい進している方の多くに、未来部時代に築いた信心の原点、師弟の原点があります。その裏には陰に陽に支えてくれた人が必ずいます。私自身もそうです。

 長谷川 未来本部長の皆さまをはじめ、青年部の担当者や、地区の方など、それこそたくさんの人がいることでしょう。

 原田 この夏も、大勢の方々が、上半期の激戦を勝ち越えた疲れをいとわず、各種コンクールの推進や研修会、合唱団の練習などに献身してくださいました。池田先生は、そうした担当者の方々を「まさに『冥の照覧』光る学会の宝です」とたたえられています。

 佐保 このたび、少年部長の任命を受けました。少年少女部に対する先生の深い慈愛と大きな期待、担当者の方々の真心と情熱に触れ、胸がいっぱいです。あらためて、“ああ、私も、このような創価家族の大きな愛情の中で育てていただいたんだ”と思いました。

 角田 未来部の育成に携わらせてもらえる使命と感謝を胸に、どこまでも一人を大切にし、共に創価後継の人材へと成長していく決意です。

 原田 先生は、先日の随筆の中でも、「希望の未来を開く後継の友が成長し、躍動する姿ほど嬉しいものはない」と、その真情をつづってくださっています。どうか、後継の宝の友の一人一人に寄り添い、励ましを送り、共に生涯にわたる信心と師弟の原点を築いていってください。

 角田 はい。私自身の先生との初めての出会いは、東京創価小学校の卒業式です。先生は私たちに、「諸君しかない。私は毎日、真剣に祈っています。妻と共に」「皆さんも、私の後に続いてもらいたい」と呼び掛けられました。一人一人を抱きかかえるように温かく包み込んでくださった先生のように、無限の可能性を持つ未来部員のために全力を尽くしていきます。

 佐保 私も未来部時代に命に刻んだ先生の指針があります。先生は未来部に、「お父さん、お母さんを大切に」とお願いされ、「君たちが生まれる時、どんなに、お母さんがたいへんだったか。あなたが大きくなるために、両親は、どんなに疲れても、眠れなくても、大事に面倒を見てくれた。苦しい仕事にも耐えて働いてくれた。あなたが初めて声たてて笑った時、初めて歩いた時、どんなに両親は幸せでいっぱいになったか。病気になったとき、どんなに、おろおろと心配したか」とつづられていました。

 長谷川 「感謝できる人は幸せな人だ」と続く有名なエッセーですね。未来部員は全員が使命ある人材です。感謝の心、親孝行の心を大切にし、他人を思いやり、皆を幸せにできる人へ成長していかれることを切に願います。

「会館は楽しい所」

 角田 10月の5・6日には、待望の第2回「SOKAキッズフェスタ」が開催されます(全国の会館で中継。会場と時間は各県・区で決定)。

 永石 キッズフェスタは、家族で会館に集い、歌や体操、読み聞かせなどを行う、子どもたちが楽しむためのイベントです。

 佐保 主に未就学児童から小学校低学年までが対象で、本年は“体操のお兄さん”が登場し、親子でできる体操を行います。当日は親子一緒に、動きやすい格好でお越しくださればと思います。

 永石 現在、発売中の子育て・教育応援誌「灯台」10月号では、キッズフェスタの魅力や楽しみ方を特集していますね。とても参考になります。

 原田 幼い頃に、家族一緒に楽しく過ごした、学会の会館などでの思い出は、生涯忘れないものであり、広布後継の人材を育む上でも重要です。池田先生も、「子どもは、学会の庭で育てていきなさい」との戸田先生の指導を繰り返し教えてくださっています。キッズフェスタを通し、家族で一緒に楽しい時間を過ごし、信心継承の語らいを深める好機にしていければと思います。

 永石 日蓮大聖人は、未来部の年代から励まし続けてきた南条時光の成長を心から喜ばれ、「あいよりもあをく・水よりもつめたき冰かなと・ありがたし・ありがたし」(御書1554ページ)と仰せです

 長谷川 この御聖訓を通し、先生は「従藍而青の後継の友のために汗を流されている行動は、釈尊そして大聖人に直結する聖業の中の大聖業に他なりません」と強調されています。

 原田 「さあ、新たな黎明の時が来ました。私と一緒に、未来まで語り継がれる『人間革命と広宣流布の継承の物語』を、朗らかに綴りゆこうではありませんか!」――これが先生の今の思いです。先生と共に、後継者育成の大道を着実に歩んでまいりましょう。

交通安全への意識

 長谷川 最後に、交通安全についてのお願いです。9月21日から30日は、「秋の全国交通安全運動」の期間です。

 原田 依然として、高齢者の交通事故被害が目立ち、今年は未就学児童の悲惨な交通事故が発生し、社会問題ともなりました。

 長谷川 秋口になって、日没時間が急激に早まることへの対応も必要です。具体的には、早めのライトの点灯や、車から見えやすい色の服装の心掛け、自転車に乗る際の反射材用品等の使用などです。

 原田 この機会に今一度、交通安全への意識を高め、身の回りのできることから始めていきましょう。