〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉75 さあ、「前進・人材の年」へ― 弟子の力で世界広布を推進! 2019年10月10日

〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉75 さあ、「前進・人材の年」へ― 弟子の力で世界広布を推進! 2019年10月10日

青年教学2級試験 挑戦の青春に勝利輝く
〈出席者〉
原田会長
長谷川理事長
永石婦人部長
志賀青年部長
大串女子部長
仏法を求めてやまない青年が今、世界中に。その先頭に立ち、求道の汗を光らせる2級試験(9月29日)。忙しい日々の中、真剣に御書を拝したこと自体が、かけがえのない「心の財」に

 大串 エメラルドグリーンの海原が眼下に広がる沖縄研修道場で6日、「沖縄総会」の意義を込めた「本部幹部会」が、にぎやかに開催されました。

 永石 総会を祝賀するかのような大晴天のもと、沖縄家族の笑顔がはじける感動的な集いでした。

 大串 席上、明2020年、学会創立90周年のテーマ「前進・人材の年」が発表されました。

 原田 明年は、池田先生の第3代会長就任から60周年の佳節を迎えます。先生が会長に就任された1960年の年間テーマは「前進の年」でした。今こそ私たち弟子の力で、世界広布のさらなる前進を成し遂げ、人材拡大の実証を示していきたいと思います。

 長谷川 先生は、本部幹部会へのメッセージの中で、「大難に耐えて、法華経を弘める者を、釈迦仏は、衣をもって覆ってくださり、諸天は供養をし、あるいは肩に担い、背負って守るであろう。その行者は大善根の者であり、一切衆生のためには、大導師である」(御書1359ページ、趣意)との御聖訓を拝し、「たゆまぬ大前進の中から、我らは地涌の人材を二陣三陣と呼び出し、励まし育て、一切衆生のためにと、地域へ社会へ世界へ、送り出しています」と呼び掛けられました。

 原田 人材を拡大する一番の方途は、リーダー自身が人間革命し、模範の人材へと成長を続けることです。その姿が友への触発になります。「前進また前進」を合言葉に、新たな人材を励まし、育てる年にしていきたい。

 永石 先生は3日付の随筆で、「世界聖教会館」の竣工に触れ、こうつづられました。「いよいよ、この新しき師弟の言論城から、世界広宣流布の新しき波を起こすのだ! 人間主義と生命尊厳の旗を掲げて、『希望の光』『常楽の光』『平和の光』を広げゆくのだ!」と

 原田 先生と共に、仏法史上、未曽有の世界広布の時代に巡り合えた喜びと感謝を胸に、仏縁を大きく広げる聖教拡大の戦いに、リーダー率先で、さらに取り組んでいきましょう。

世界で仏法研さん

 永石 10月13日は、日蓮大聖人御入滅の日です(弘安5年〈1282年〉)。貞応元年(1222年)2月16日に誕生された大聖人は、人類の不幸を根絶し、全ての人に仏の境涯を開かせたいとの誓願と慈悲を貫かれた御一生でした。

 長谷川 万年にわたる社会の平和と全民衆の幸福を確立するため、大難に次ぐ大難の中、大法を弘通されたのです。

 原田 「生命尊厳」「万人平等」という法華経の根幹を、どう実現するか――その道を開かれたのが、御本仏・日蓮大聖人です。その大聖人に直結し、世界広布の大道を歩んできたのが、創価三代の師弟であり、創価学会です。

 長谷川 なかんずく池田先生の不惜身命の闘争により、大聖人の仏法は世界へと広がり、地涌の連帯は192カ国・地域へと拡大しています。

 原田 大聖人の教えを学ぶ「教学運動」も世界中で活発に行われ、聖教新聞には、真剣に仏法を学ぶ世界の友の求道の姿が毎日のように掲載されています。

信心の骨格を築く

 長谷川 日本の青年も真剣に仏法の研さんに励んでいます。過日の青年部教学試験2級では2万1000人が合格を果たしました。

 志賀 合否の結果はありますが、多忙な中で、研さんに励んだ全員が勝利者です。何より青年時代に、「開目抄」等を実践の中で学び、生涯の信心の骨格を築くことができたことは、大きな意義があります。

 永石 受験者はもちろん、教える側にとっても、一段と深く確信をつかむ機会になったことでしょう。

 志賀 日本中が試験に向けて大奮闘した中、特に全国をリードした模範の地域が、青森総県、総秋田、石川総県です。

 大串 石川池田県では、女子部のリーダーが毎回の講義を担当。仕事が多忙な中でも研さんに励み、御書を通して学んだことの感動を生き生きと語る先輩の姿に、新たなメンバーが立ち上がり、石川総県としても多くの友が受験をすることができました。

 志賀 青森総県の五所川原圏男子部では、受験者一人一人の“合格責任者”を明確にし、圏の勉強会以外にも、受験者の都合に合わせた個別の勉強会を開き続けました。“合格責任者”向けの勉強会も開催し、受験者が理解しやすい講義の仕方を皆で討議。さらに、受験者は勉強会から帰宅後、学んだことを家族に語るようにして理解の定着を図りました。こうした受験者と合格責任者の二人三脚で、目覚ましい結果を出すことができたのです。

 原田 徹底して一人を大事にする。工夫をこらして学ぶ喜びを引き出す。こうした取り組みが、素晴らしい成果を生んだのですね。

 志賀 総秋田では、公務員試験と教学試験の両立に挑戦した学生部員がいます。両方の試験の勉強で、深夜に及ぶことが何度もあったそうですが、受験した自治体の全てと、2級試験の合格を果たしました。

 大串 青年部として他にも、三重総県、富山総県、総新潟、鳥取総県、香川総県の躍進が光りました。

 原田 先生は、今回の2級試験の受験者に対し、「深い宿縁と福運をもって、今この時に躍り出てきた皆さん」に、「最敬礼して題目を送っています」と言われました。21世紀の世界広布を担い、大きく展開する、若き平和の「柱」、英知の「眼目」、連帯の「大船」である青年部の皆さんの成長を心から応援しています。