〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉76 希望を届ける「人間の機関紙」 聖教の拡大は広宣流布の拡大 2019年10月14日

〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉76 希望を届ける「人間の機関紙」 聖教の拡大は広宣流布の拡大 2019年10月14日

会場提供者に心から感謝を
〈出席者〉
原田会長
長谷川理事長
永石婦人部長
西方男子部長
大串女子部長
東京・信濃町の総本部に堂々そびえる「創価学会 世界聖教会館」。新たな師弟の言論城から、新たな師弟の凱歌を!

 長谷川 台風19号による記録的な大雨が甚大な被害をもたらしています。被災された全ての方々に心よりお見舞い申し上げます。

 原田 学会本部としても災害対策本部を設置、各地と連携して被害状況の把握、会員の励ましなどに全力をあげています。また、被災地の一日も早い復旧・復興を真剣に祈念してまいります。

師の大恩に報いる

 大串 VODの新番組「人間の機関紙・聖教新聞」に感動が広がっています。

 西方 冒頭には、池田先生が小説『新・人間革命』第1巻「慈光」の章につづられた言葉が紹介されています。「一般の新聞は、暗いニュースに満ちている」「そうした社会のなかで、人々が、どうすれば希望を見いだしていけるのか」「また、人生の苦悩に対して、いかに挑み、克服していくかを教えている新聞もない」「それをやっているのは、聖教新聞だけじゃないか」と。

 原田 番組では、まさに先生の言葉通り、大災害や家族の病気、自身の宿命に直面する中、聖教新聞と共に希望の人生を歩んでいかれた方々が登場します。

 永石 「私が入会を決めた時」の欄にも掲載された、婦人部の方の体験が本当に感動的でした。その方は結婚後に転居し、新しい環境で孤独と不安を抱えながら新生活を送っていました。そんな時、親戚の学会員との付き合いで購読していた聖教新聞の見出しの「人生の達人」という言葉に目がくぎ付けに。記事を読むほどに、自分が求めていた、前向きな生き方を見いだすようになっていきました。

 長谷川 その後、一家で入会されたのですが、ご自身の体験から、聖教新聞を“すぐに読まなかったとしても必ず読むチャンスが巡ってくる”と語っていたことが印象に残っています。

 原田 先生がかつて「聖教の拡大は『希望の拡大』『正義の拡大』である。『仏縁の拡大』であり『広宣流布の拡大』である」と指導された通りのドラマですね。今回のVODを皆で視聴し、「人間の機関紙」聖教新聞の深き使命を再確認していきましょう。

 西方 3日付の随筆には1970年にかつての聖教新聞本社屋が落成した時のことがつづられています。

 大串 当時のことは、小説『新・人間革命』第14巻「大河」の章に詳しく描かれていますね。

 原田 社屋の落成披露祝賀会には各界の来賓約1000人が招かれました。先生は正面玄関で2時間以上にわたって来賓一人一人を出迎え、全員と名刺を交換されながら、深々と挨拶をされていました。私自身その場にいて、ここから新しい学会の真の理解者をつくり、新しい時代を切り開くのだという先生の気迫に圧倒される思いがしました。

 長谷川 「大河」の章には、その時の真情が「人と直接会い、誠実に言葉を交わすことから、信義と友情のドラマは幕を開ける」とつづられています。先生が、聖教新聞社を舞台に人間外交の範を示してくださったのです。

 原田 さらに、当時の編集幹部には次のように語られています。「建物が立派になり、みんなが喜んで働けることが、私は、何よりも嬉しい。しかし、あの市ケ谷のビルの狭い一室で、新聞を作っていたころの苦労を忘れてはいけない。環境が整えば整うほど、創刊のころの精神を、常に確認し合っていくことが大事ではないだろうか」

 長谷川 この「市ケ谷のビル」には、51年4月に聖教新聞が創刊された、その翌月から使われた編集室がありました。カメラは旧式のものが1台あるだけ。二つの机を並べるのが精いっぱいの狭い部屋だったそうです。その小さな部屋で作られた聖教新聞が同志を鼓舞し、広布の勢いを加速させていったのです。

 西方 まさに、聖教新聞は、戸田先生と池田先生の死身弘法の闘争のもと発展していったのですね。

 永石 そして今や聖教新聞は、仏法を根幹に世界へ広がる「平和」と「文化」と「教育」の運動のための機関紙ともなっています。

 原田 いよいよ、世界聖教会館完成の「11・18」を迎えます。新しい会館が建ち、新しい時代を迎える時だからこそ、私たちは、常に草創の魂と師匠への感謝を忘れず戦いを起こしてまいりたい。

 永石 今、世界聖教会館の完成をお祝いしようと、全国の同志の皆さんが“自分史上最高”の聖教拡大を目指し、挑戦されています。先生の大恩に報いたいとの熱き思いに接し、私自身も決意を新たにしています。

 原田 世界広布新時代の言論戦は私たち一人一人が主体者です。「師とは師匠授くる所の妙法 子とは弟子受くる所の妙法・吼とは師弟共に唱うる所の音声なり」(御書748ページ)との御聖訓の通り、師匠と同じ広布の大願に立ち、聖教新聞と共に学会創立90周年へ前進してまいりたい。

無量無辺の福徳が

 大串 今月も、各地で座談会が行われます。

 原田 ここで改めて、会場の提供者の方々への配慮について、確認し合いたいと思います。

 永石 会場を使わせていただくことを“当たり前”ととらえず、常にご家族や近隣への心配りをしていくことが大事ですね。

 長谷川 ルールを決め、皆で守っていくことも大切です。会合終了時間の厳守、終了後の早めの解散や、清掃など、リーダーが責任を持ち、励行していきましょう。また、周辺の路上での私語や、迷惑な駐車・駐輪などは厳に戒めていきたい。

 原田 池田先生は、会場を提供してくださるご家庭に対して、「大聖人から『善哉。善哉』と誉め讃えられ、無量無辺の大福運が積まれることは、絶対に間違いない」と語られています。私たちも会場提供者の皆さんに、最大に感謝を申し上げていきましょう。