〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉78 各地で新任リーダーが誕生 皆が「いよいよ」の心で前進! 2019年10月21日

〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉78 各地で新任リーダーが誕生 皆が「いよいよ」の心で前進! 2019年10月21日

同苦と励ましが日蓮仏法の魂
〈出席者〉
原田会長
長谷川理事長
永石婦人部長
西方男子部長
大串女子部長
各地で新任のリーダーと共に新出発。皆で生き生きと仏法を語り抜き、一人ももれなく福運あふれる日々を! 崩れざる常楽我浄の大境涯を!(13日、宮崎総県の集い)

 長谷川 全国各地で新しいリーダーが誕生し、清新な息吹で出発しています。

 永石 先生は、新任のリーダーに指導されています。「新しい人も、交代する人も、全部、新しい使命であり、任務であると思って、張り切って戦っていきなさい。一切が、仏になるための仏道修行である。新しく戦っていく人も、若々しく、断じて勝利して、仏になっていくんだ」

 西方 私自身も今、男子部から一切の勝利を開くため、任命をいただいてから「初めの3カ月が勝負」との気概で戦っています。

 原田 先生はまた、次のようにも語られています。「すべての人が元気になり、幸福になり、勝利していく。そのための人事である。学会は、たゆまずに人材を育成していくのである」と。その意味でも、役職を交代する人も、新しい決意で今まで以上に戦っていくことが大切です。

 長谷川 新任の方には当然として、交代する人にもこれまでの健闘をたたえ、励ましを送っていきたいと思います。

 原田 先生は「役職というのは、自分の境涯を開く直道です」ともつづられています。学会のリーダーとして、同志と共に広宣流布に前進することで自身の境涯が大きく開かれることは間違いありません。新任の皆さんだけでなく、全員が「いよいよ」の心で決意も新たに前進してまいりたい。

「必ず蘇生できる」

 長谷川 台風19号があまりにも大きな被害をもたらしています。引き続き、学会本部としても各地と連携を取り、支援と激励に当たってまいります。

 原田 人生の途上では、予期せぬ大きな試練に直面することがあります。そのような苦闘の渦中にいる同志のことを、真剣に祈り、温かな励ましを送っていくのが学会の伝統です。

 永石 このことを私たちは、何度も先生から教えていただいています。

 原田 60年前の1959年9月、愛知、三重県を中心に伊勢湾台風が大規模な被害をもたらしました。池田先生は当時、学会の総務という立場で現地に足を運ばれ、被災した同志に全魂の励ましを送られました。

 西方 その時のことは『新・人間革命』2巻「錬磨」の章に描かれています。先生は「大変なことになりましたが、全国の同志が、再起を願い、お題目を送っています。今が正念場です。見事に信心で乗り越えてください」と友の心に勇気を灯していかれました。

 長谷川 そして「家が壊され、家財が流されても、信心が壊れなければ、必ず蘇生することができます。信心をしっかり貫いていけば、必ず立ち直ることができるんです」と。この大激励を胸に、被災した方々は試練を勝ち越えていったのです。

 原田 先日、私も神奈川、栃木、また、福島には永石婦人部長たちと共に訪問し、被災された方々のお宅に伺いました。私たちも改めて、日蓮仏法の魂である「同苦の祈り」と「真心の励まし」の大切さを深く心に刻み、進んでいきたい。各地のリーダーの方々も、くれぐれもよろしくお願いいたします。今回の台風の被災地の復旧・復興、被災された方々の健康と安穏を皆で祈念してまいりたい。

病に打ち勝つ信心

 永石 各地を訪問させていただく中、ご家族や、中には自身が闘病中の方にも出会います。皆さん、信仰を根本に病魔に立ち向かわれています。

 大串 そうした方々のためにも、「大白蓮華」の連載「世界を照らす太陽の仏法」では、9月号から「健康の世紀へ 福徳長寿の智慧」と題し、先生が講義してくださっています。

 永石 御聖訓には「このやまひは仏の御はからひか」「病によりて道心はをこり候なり」(御書1480ページ)とあります。病も、仏法の眼、信心の眼から見れば深い意味があり、強盛な信心に立つことが大事であると教えられています。

 長谷川 病気自体は生老病死の一つであり、誰もが通ることです。しかし、「病気」と「病魔」は違います。病気のために、絶望したり、生命力を奪われたりすることで、病は「魔」となっていく。反対に「断じて病に打ち勝つ」との決定した一念で祈り戦う時、希望と勝利の軌道が晴れ晴れと開かれていくのです。

 原田 先生は「病を抱えながらも、わが生命を使命のために完全燃焼させながら生きる同志の姿は、自らを最高に輝かせるとともに、多くの人に勇気と希望を送ってくれます。つまり、病気によって自他共の幸福の大道を広々と開いているのです」(10月号)と指導されています。これこそ妙法の偉大な力用です。

 長谷川 家族の誰かが病に直面しても、今こそ一家の宿命転換の時と確信し、皆で題目を唱え抜く。そして、そのご家族に、周囲の同志がしっかり励ましを送り、共に祈っていきたい。

 永石 幼いお子さんが病気になった場合、自分では祈れないこともあります。また、大人であっても、入院中や闘病中は、勤行・唱題することが現実的に難しい時もあります。その上で、「家族や同志の師子吼の題目は、必ず届きます。『いかなる病さはりをなすべきや』(御書1124ページ)です。それを深く強く確信していくことです」(9月号)と先生は指導されています。

 大串 私も、一家で団結して病気に立ち向かうご家族の麗しい姿などに接し、信心のすごさ、学会家族の強さを実感してきました。

 原田 妙法は生老病死という人生の苦を根本的に解決する道を示しています。学会は、この法を弘め、希望と蘇生の光を人々に送ってきました。ともどもに朗々と題目を唱えながら「健康の賢者」として栄光の人生を歩んでいきましょう。