〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉79 社会部は「不屈の楽観主義」で 「桜梅桃李」の勝利劇を! 2019年10月24日

〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉79 社会部は「不屈の楽観主義」で 「桜梅桃李」の勝利劇を! 2019年10月24日

宅配業者装う 新手の詐欺に注意
「仏法即社会」の勇者として、妙法の旗を高らかに掲げ、「仏法勝負」の勝者として、新たな価値を創造しゆく、社会部の友(19日、東京戸田記念講堂での「部の日」記念大会)

 原田 過日の台風19号で被災された方々に、重ねて心からのお見舞いを申し上げます。先日は、福島県いわき市の被災者の方々のお宅を訪問しました。大変な中で、再起を誓う姿に深く感動しました。また、地元の同志の方々が共に片付けをし、復旧に励む姿にも、胸を打たれました。

 志賀 青年部も、各地で「かたし隊」を結成し、復旧に汗を流しています。

 原田 21日付の「新時代を築く」の中で、池田先生は、「打ち続く豪雨災害で筆舌に尽くせぬ苦労をされている方々に届けと、題目を送る日々である」とつづられ、「創価家族は一段と励まし、支え合って、一切を変毒為薬していきたい」と言われています。私たちは引き続き、唱題を根本に、支援・激励に全力を尽くしてまいりたい。

「信心即生活」の姿

 田代 社会部は、きょう24日に「部の日」を迎えます。19日には記念の大会を開催し、先生から心温まるメッセージを頂戴し、新たな決意で出発をしました。

 原田 それぞれ製薬会社と航空会社に勤務し、広布の第一線でも活躍する壮年部と女子部の方の体験も感動的だったと伺いました。まさに「職場の勝利者に!」との学会伝統の指導を実践されている方々です。

 伊藤 社会部の皆さんが語る“実証の体験”は即、広布推進の力になります。3年連続で世帯増を果たしている北海道では数年前から、ライン組織の取り組みとして、社会部の体験談大会を開いています。

 原田 大変に好評で、多くの友人も参加し、感動を呼んでいるそうですね。

 伊藤 はい。その理由の一つが、「自分が変われば環境は変わる!」という、依正不二の法理に裏付けられた学会員の生き方です。

 田代 日頃の活動での薫陶を生かし、どんなに困難な課題や障害に直面しても逃げることなく、解決に向けて努力を続ける姿に、共感が広がっているのです。

 伊藤 その体験は決して、“華やか”ではないかもしれません。しかし、“等身大”だからこそ、仏法の偉大さを証明する力になっているのだと思います。

 田代 また、先生が「発刊に寄せて」をつづってくださった、社会部の指導集『社会で光る――「桜梅桃李」の勝利劇を』(本社刊)が昨年発売され、大きな反響を呼んでいます。

 志賀 社会部の方だけでなく、働く全ての人の“糧”となる本です。たとえば第2章では、社会で奮闘する若い世代への指針がまとめられています。私も読みましたが、「清々しい挨拶」「約束を守る」「朝に勝つ」など、決意を新たにすることばかりでした。

 大串 先生は、「御みやづかいを法華経とをぼしめせ」(御書1295ページ)を拝し、「『あの人はさわやかだ』『あの人は信頼できる』『あの人は頼りになる』と賞讃されていく。これでこそ、『信心即生活』『仏法即社会』の姿です」と強調されています。

 志賀 当然、楽な仕事はありません。しかし、「信頼できる人に、よく相談をする」「自分一人で抱え込まない」「単調で地味に見える基本を、着実に身につける」「人が嫌がる仕事こそ、人間が磨かれる」ことなどを、先生は教えてくださっています。

 伊藤 昨年発表された、社会部の新スローガンは、「不屈の楽観主義で桜梅桃李の勝利劇を!」です。私たちは、自分らしい桜梅桃李の輝きで、職場で信頼される人を目指します。

 原田 社会部の皆さんはどうか、日々の誓願の祈りを根本に、自身の生命に勇気の旭日を昇らせ、使命の職場を、希望の光で照らしていってください。

 田代 社会部の中でも今、女性の活躍は目覚ましいものがあります。大手銀行の支社長や、業界最大手の1部上場企業の執行役員も誕生しています。

 原田 「励ましのスクラム」である社会部の一つの実証ですね。本当にうれしいことです。

 田代 また、「働き方改革」などが進む変化の時代において、苦労をされている方も大勢います。先日、お会いした方は、自身が望んではいない部署に配属されながらも、「毎朝、『全社員の安全と健康。そして会社の発展』を真剣に祈念して出発をしています」と語っていました。その誠実で責任感あふれる姿に深く感動しました。こうした皆さんこそ、社会の未来を開く「希望の存在」であると確信します。

 伊藤 「発刊に寄せて」の中で先生は、「私たちの生命は、どこまでも自分らしく伸びやかに、そして粘り強く、時を待ち、時を創りながら、見事な花園を必ず織り成していくことができる。そのための仏法である」と言われました。

 原田 間もなく、社会部のグループ総会も始まります。皆が「わが職場こそ、人間革命のドラマの本舞台」と定め、自身にしか果たせない使命があることを確信し、不屈の楽観主義で、絶対勝利の大花を咲き誇らせていけるよう、全力で応援していきます。

安易に返信しない

 大串 最近、新手の詐欺が横行しています。先日は宅配便業者をかたる虚偽のメールの指示に従ってしまい、携帯電話の“乗っ取り”が行われ、不正利用をされた事例を聞きました。

 志賀 「お荷物のお届けにあがりましたが不在の為持ち帰りました」という内容のメールですね。「ご確認ください」と記されたURLにアクセスし、詐欺にあったそうです。

 原田 身に覚えのないメールには、安易に返信をしないことです。不審なメールが届いた時は、決して自分一人で判断することなく、周囲の人に相談をしながら対応をしてください。