〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉81 目の前の一人と語らい、励ましを送る わが地域に日本一の男子部を 2019年10月31日

〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉81 目の前の一人と語らい、励ましを送る わが地域に日本一の男子部を 2019年10月31日

発展の礎「広布十傑」運動を推進
〈出席者〉
原田会長
長谷川理事長
志賀青年部長
西方男子部長
中原男子部大学校事務局長
“わが地域に、日本一の男子部をつくろう!”という情熱を持っていただきたい――師の呼び掛けを胸に、大学校生と共に拡大に挑む男子部の友(総神奈川の大学校生大会)

 中原 3年ぶり3度目の箱根駅伝本戦への出場を決めた、創価大学の快走に胸が躍りました。

 長谷川 チームとして初めて出場したのが2015年。1月2・3日にまた、創大生の姿が見られると思うと感無量です。

 原田 さらなる“前進”を誓う創大生たちの奮闘を力強く応援していきたい。

 志賀 一方、全日本吹奏楽コンクールでは、「創価グロリア吹奏楽団」が2年連続の“日本一”となる金賞に輝きました。

 原田 これで13度目の栄冠です。学業や仕事をやり繰りしながらの創価の青年の躍動に、全国の同志が勇気をもらっています。

大学校生と絆強く

 西方 男子部では今、明年の7・11「男子部結成記念日」を目指し、全国で「3万世帯の弘教」を目標に、拡大に全力を挙げています。“グロリア”のメンバーの多くも拡大に先駆しています。

 長谷川 小説『新・人間革命』第25巻「福光」の章で、池田先生は、「学会の後継者として、青年時代に必ず身につけてほしいのは折伏力だ。創価学会は、日蓮大聖人の御遺命である広宣流布を実現するために出現した折伏の団体だもの。その後継者である青年たちが、弘教の大闘士に育たなければ、学会の未来は開けない」と言われています。

 中原 男子部が命に刻む指針です。

 原田 本年夏の青年部最高協議会に寄せたメッセージの中でも先生は、青年門下の南条時光に示された、「ただ放っておきなさい。梵天や帝釈等のお計らいとして日本国の人々が一度に信ずることがあるだろう。その時、私も、もとから信じていた、信じていた、という人が多くいるだろうと思われる」(御書1539ページ、通解)との御聖訓を拝し、指導されました。「この『広宣流布は必ず成就する』との御断言を具現化していく地涌の指導者こそ、今の青年部である」と。

 長谷川 そのためにも、まず眼前の一人の青年と語らい、励ますことです。勇気と希望を贈ることです。そして、魅力と活力溢れる人材の城を築くことです。

 原田 先生は、忍耐強く下種した人々が「私も、もとから信じていた、信じていた」と立ち上がる時代の到来を確信し、異体同心の団結で創価の未来を赫々と照らしてほしいと、青年部に期待されています。師の思いに応える弟子へ、ともどもに成長していきたい。

 西方 11月からは、全国の各方面で男子部大会を開催します。この日を目指し、大学校生を先頭に、折伏の上げ潮を起こしていく決意です。

 志賀 大学校生が活躍している地域には、常に感動が生まれます。台風19号で被災した岩手県釜石市での、男子部「かたし隊」は、参加者の半数以上が大学校の1・2期生でした。

 原田 そうした新しいメンバーが他者のために献身的に行動していることを、多くの方が感嘆と感謝のまなざしで見つめています。

 西方 本年、大学校を卒業した1期生の多くが、創価班・牙城会の新時代1期生として活動しています。上半期の対話拡大の戦いにおいても、“新しい力”として各地で旋風を起こしてくれました。

 中原 大学校2期生も奮闘しています。埼玉・川越のあるメンバーは病気のため、10年前まで家族とも離れ、引きこもっていました。4年前に、いとこの情熱に心を打たれて入会。男子部の先輩から、「自分はこうなりたい!」と具体的に祈っていこうと励まされ、就労支援の事業所に通うようになりました。

 志賀 本年4月には、35人もの友人や知人に“真心の対話”を広げ、5月には人生初の御本尊流布を成就。信心を始めて、大きく変わっていく息子の姿を見てきたお母さんも感動されているそうです。

 中原 大学校では現在、「家勤運動」と称し、大学校生と勝利長らが、日常的に自宅や会館で一緒に勤行・唱題を行うようにしています。共に祈り、共に行動していく中に、勝利の鍵があると確信しています。

 原田 学会がここまで発展してきたのは、何よりも一人を大切にし、一対一の絆を強めてきたからです。「人間の発心を促すものは、大きな会合よりも、むしろ、一対一の対話である」――小説『新・人間革命』第12巻「新緑」の章に書かれている通りです。

小単位会合が大切

 西方 男子部ではまた、「部活・本部活」などの小単位の会合の定期開催と充実にも力を入れています。

 志賀 男子部が発展するために最も大切なことは、小単位の会合に主体的に参加するメンバーの増加です。そこで男子部では、「広布十傑」運動と名付け、徹底した訪問・激励を通し、部や本部で10人の「本物の弟子」の誕生を目指しています。

 西方 10月22日付の聖教新聞では、その模範として、部の活動者会に10人の友が集う、大阪・交野の星田大桜部の活動の模様が紹介されました。

 長谷川 「男子部の日」として今も輝く「11・5」は、池田先生が弟子として戸田先生に誓った「10万人の男子部の結集」(1961年)に淵源があります。

 原田 私もその場にいた一人です。この時の会合の模様を伝える聖教新聞の見出しは「世界広布への大宣言」でした。つまり「10万人の大結集」が即、世界広布への扉を開いたのです。

 西方 ひるがえって現代において、部や本部で10人の精鋭が集うことは、地域や社会を変革する大きな力になると思います。「わが地域に、日本一の男子部を!」と誓い合い、皆で勇躍の前進をしていきます。