〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉83  近隣を大切に――結成45周年迎える地域部 「広宣拡大の勇者」「地涌の旗頭」 2019年11月7日

〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉83  近隣を大切に――結成45周年迎える地域部 「広宣拡大の勇者」「地涌の旗頭」 2019年11月7日

未来の宝の成長を祈念 「七五三」勤行会を楽しく
〈出席者〉
原田会長
永石婦人部長
林地域部長
山﨑地域部女性部長
志賀青年部長
友のため、地域の最前線に分け入り、尊い汗を流す「地域部」こそ、人類の未来を照らすレジリエンス(困難を乗り越える力)の希望の光(10月27日、地域部の首都圏大会)

 志賀 15日が「部の日」である地域部は、本年で結成45周年の佳節です。

 原田 「地域や近隣を大切にする」――これが学会不変の指針です。その先頭を走る地域部の皆さんに全国でお会いします。頭が下がるばかりです。

 林 1957年(昭和32年)10月、世界最初の人工衛星の打ち上げが成功した時のことです。前月に「原水爆禁止宣言」を発表された戸田先生は、壮大な宇宙のロマンに心を広げつつ、言われたそうです。「大事なのは足もとだよ。足が地に着いていなければ、現実の広宣流布はあり得ない。何があっても浮き足立つのではなく、妙法の旗を掲げて、現実の大地に、しっかりと立つことだよ」と。

 原田 池田先生は、この指導通りに、地域という最も大事な大地に、最もしっかりと立ち、最も忍耐強く広宣拡大の旗を掲げてこられた勇者、誉れの地涌の旗頭こそ、地域部であるとたたえられています。

 山﨑 先生は常々、「わが家も、誇り高き地域部の一員です」と語られます。全てを分かってくださっている先生の励ましこそ、私たちの最大の喜びです。

学会は間違いない

 林 「悩みのない人生がないように、何の課題もない地域など、どこにもあるまい。それでも、わが郷土を、御書の御指南の通りに『よきところ・よきところ』(御書1183ページ)と一念を定め、皆で知恵を出し、育んでいくのだ。その快活な挑戦を続ける中で、事実の上でも、必ずや『三変土田』して、『よきところ』へ転換していける」――私たち地域部が命に刻む先生の指導です。

 山﨑 地域部に女性部長制が設けられて5年となりますが、先生の指導を胸に、女性の町会長や商店街の理事長、PTA会長らが多数誕生しています。

 永石 本年の地域部の首都圏大会で活動報告をされた方々の話も、素晴らしかったと聞きました。

 山﨑 一人は、地域の区長を務め、区長会の副会長や、町の自主防災会の会長などをしてきた“パワフル”な女性です。

 永石 その方は、15年前からボランティアグループも立ち上げ、福祉施設やサロンなどで、歌、舞踊、マジックなどを仲間の皆さんと一緒に披露されているそうですね。

 原田 公明党の町議を4期16年務め上げた方です。私も話を伺いながら、深く感銘しました。

 永石 他にも、自治会の福祉部で部長をされている方は、夏祭りの無事故・大成功を願い、自治会長と相談して、学会の男女青年部十数人に手伝いをしてもらっていると聞きました。

 志賀 青年部は炎天下の中、設営や交通整理、場内アナウンスなどで奮闘。初めて携わった行事の後、長老の役員から、「ずっと見ていたけれど、学会の青年は陰の仕事に徹して本当に立派だ。その姿に学会が間違いないと確信できた」と称賛されたそうですね。

 山﨑 以来13年。青年部の活躍は続き、今年からは企画も任されているそうです。その様子を見た他の自治会の役員から、「活気があって楽しそうだから、私も参加したい」と言われるまでになりました。

 原田 地域活動といえば、鹿児島の奄美の戦いも有名です。小説『新・人間革命』第27巻「激闘」の章では、草創期に誤解と偏見で弾圧があった中、広布が大きく進んだ理由は、「学会員一人ひとりが、大きく地域に貢献してきたこと」であると記されています。

 林 そこには、「地域のために何もしなければ、口でどんなに立派なことを言っても、誰も信用してくれません」、学会員は「積極的に地域の人びとのために身を粉にして働いてきました。地域広布が進んでいる支部などに行くと、ほとんどの方が、集落の区長や、農業委員、民生委員、PTA、消防団老人クラブ、婦人会などの役員として活躍しております」との鹿児島の同志の言葉も紹介されています。

 原田 まさに地域部の姿そのものです。このことを通じ、先生は、「『仏法即社会』です。これからは、『広宣流布即地域貢献』と考えるべきでしょう」と結論されているのです。

 林 勇気百倍の指針です。私たちは大いなる希望に燃え、これからも、地域のために尽くしていく決意です。

広布の礎は座談会

 志賀 さて、15日を中心に、各地の会館では、「七五三」の記念勤行会が開催されます。

 原田 子の成長、孫の成長は、少子化の時代にあって、関わってきた全ての人の喜びとなります。

 永石 当日は、未入会のお子さんをはじめ、両親、祖父母の方々も参加されます。池田先生の創作童話アニメの上映などを通し、学会の理念などに触れるいい機会ともなります。

 原田 未来を担う宝の子どもたちの成長と幸福を皆で祈念する勤行会にしていければと思います。

 永石 また、間もなく、「座談会週間」が始まります。5日付の「新時代を築く」でも紹介をされていますが、広宣流布の根本は、「一対一の対話」と「座談会」です。

 志賀 一人と会い、一人と語らい、共に信心の歓喜に燃えて立ち上がる。ここに変わらざる広布拡大の方程式があります。

 原田 さまざまな理由から座談会に参加できない方もいます。そうした方々にこそ、リーダーは心を砕き、訪問・激励に励んでいきたい。その積み重ねの中に、広布の伸展があります。「励まし週間」などを活用し、リーダーは一人でも多くの友と会えるよう、努力をしていきましょう。