「感謝の心」で人生は豊かに 池田大作先生の写真と言葉「四季の励まし」 2019年12月15

「感謝の心」で人生は豊かに 池田大作先生の写真と言葉「四季の励まし」 2019年12月15日

 【写真の説明】真っ赤なバラ、ピンクのコチョウラン、白のカスミソウ……。一本一本の花が互いをたたえるように美しく咲いていた。2010年(平成22年)3月、池田大作先生が都内で撮影した一葉である。
 多くの花は、風や虫などの助けによって受粉し、実を結ぶ。
 人間もまた、一人では生きられない。家庭や地域、学校や職場など、常に誰かを支え、支えられる中で生きている。それを忘れず、周囲の人に感謝の思いで接していく。これが、よき人間の在り方といえよう。
 本年も、あと2週間余り。お世話になったあの人、この人に感謝の気持ちを伝えよう。そこから信頼と友情の花が咲く。

池田先生の言葉

 感謝の心は美しい。
 自らに縁した人を
 大事にしていこうという
 心の余裕が、
 人生を豊かにする。
 美しくする。

 新渡戸稲造博士は
 「恩」を知る大切さを
 述べている。
 「偉大なる心は
 常に感恩の情に満つ」
 感謝の人は成長できる。
 恩を忘れた時から、
 人間の堕落が始まる。
 恩を知ることが
 人間の道だ。

 愚痴と文句は、
 歓喜を奪い去り、
 心をすさんだものにし、
 自分で自分を
 不幸にしていく。
 反対に、
 「ありがたいな」という
 感謝の思いは、
 歓喜
 燃え上がらせていく。
 そして、歓喜
 自らの心を豊かにし、
 幸福にする。

 創価学会には、
 誰も見ていないところで、
 広布のため、同志のため、
 また地域のために、
 地道に真剣に
 努力している人が
 数多くいる。
 その人たちのおかげで
 学会は発展してきた。
 そういう陰の立場の人を、
 心から
 大切にしていくことだ。
 その功労をたたえ、
 温かく励まし、
 深く深く感謝できる人で
 あっていただきたい。

 私は毎日、
 全学会員の方々に感謝し、
 健康、長寿、無事故を
 真剣に祈っている。
 来る日も来る日も、
 一生懸命に広布に走る
 学会員の皆さまは、
 地涌の菩薩であり、
 御本仏の
 お使いであられる。
 この世で
 最も尊い方々なのである。
 この誇りに燃えて、
 明年もそれぞれの立場で
 「使命の人生」を
 戦いましょう!

 ※新渡戸稲造の言葉は「随想録」、『新渡戸稲造全集第5巻』所収、教文館