日蓮大聖人御聖誕800年を慶祝 明年に新版の御書全集を発刊
学会創立90周年となる「前進・人材の年」の開幕を祝賀する「世界広布新時代第45回本部幹部会」が11日午後、巣鴨の東京戸田記念講堂で盛大に開催された。
これには原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長が各部の代表、来日した海外19カ国・地域の同志と出席。
席上、日蓮大聖人御聖誕800年(2022年)慶祝の意義を込め、明年の11月18日を記念して御書全集の新版を発刊することが発表された。
池田大作先生は祝福のメッセージを贈り、この一年を「皆が前進!」「皆が人材!」と悔いなく戦い切って、朗らかに「人間革命」「宿命転換」の功徳の花を満開に咲かせ、共々に「常勝歓喜」の勝ち鬨を上げようと呼び掛けた。
さらに、かつて先生が「立春」に寄せて認めた書「創価人材乃城」が紹介された。
(全国中継は16日から19日〈中継の会場と時間は各県・区で決定〉)
「前進・人材の年」の開幕を高らかに告げる“号砲”が轟いた。
日本一の音楽隊・創価ルネサンスバンガードによる壮麗なファンファーレが、本部幹部会の会場となった東京戸田記念講堂に響きわたる。
「池田先生の第3代会長就任60周年」「学会創立90周年」など、幾重にも意義深き佳節を迎える2020年。
それは、“人類にとって重大な分岐点となる十年”を勝ち越えるための基盤を築きゆく、重要な一年である。
皆が新たな広布の山へ勇躍の“前進”を! 皆が人間革命の劇をつづる“人材”に! さあ自分自身の新記録を目指して、勢いよくスタートダッシュを!
続いて幹部会のステージには、今月結成55周年を迎える中等部を代表して、「富士中学生合唱団」のメンバーの凜々しい姿が。
創価グロリア吹奏楽団の演奏に合わせて、学会歌「青年よ広布の山を登れ」を歌い上げる。
〽青年とは
希望とは
真実とは
広宣流布という
友のための法戦を
貫きゆくことなのだ ……
“創立100周年の広布の主役”である未来部の力強い歌声に、参加者の拍手がしばし鳴りやまなかった。
合唱などの後、池田主任副会長が池田先生のメッセージを代読。
その中で先生は“「前進・人材の年」の最初の幹部会に当たり、一幅の書を、この師弟の大城で掲げたい”と述べ、墨痕鮮やかな大書を紹介した。
そこにつづられていた言葉は「創価人材乃城」――かつて「立春」に寄せて、先生が揮毫したものである。
さらに先生は、我ら創価の師弟が築き上げてきた「城」とは「民衆の城」であり、「平和の城」であり、そして「青年の城」にほかならないと強調。
「創立100周年への十年の先頭に立つ、誇り高き青年部・未来部の友の『熱と力』に、私は『令法久住』の一切を託します」と訴えた。
「新しき世紀を創るものは、青年の熱と力である」とは、第2代会長・戸田城聖先生の確信であった。
今から60年前、第3代会長に就任した池田先生は当時32歳。「本日より、戸田門下生を代表して、化儀の広宣流布を目指し、一歩前進への指揮を執らせていただきます!」――この青年会長の烈々たる師子吼から、広宣流布の新時代が幕を開けたのである。
青年が一人立つ――ここに、次代建設の不変の方程式がある。
今回の本部幹部会の席上、活動体験を発表したのは、誠実な振る舞いで地域社会に信頼の輪を広げ、弘教拡大に先駆する男女青年部の代表3人だった。
矢野繁さん(香川総県創価班委員長)はあらゆる苦難を乗り越えて、学会厳護に生きる日々を報告。
戸塚美奈子さん(総埼玉白蓮グループ副委員長)は、“白蓮精神”を胸に営業職として屈指の実証を示す喜びを伝えた。
さらに、13年前に入会した長沼博之さん(東京・品川総区牙城会委員長)は、折伏の実践の中で長女の病を克服し、両親も入会に導いた感動を語った。
志賀青年部長は、今秋開催される「世界青年平和文化総会」を目指し、世界中の池田門下の若人が手を携えて弘教と人材拡大の金字塔を打ち立てたいと強調。また2030年に向けた青年部の平和運動について言及した。
原田会長は、明秋に御書全集の新版を発刊することを発表。「御書根本」「大聖人直結」の信心と、師弟不二の「一人立つ精神」こそ学会の永遠不変の根本精神であると力説し、創価の三代会長の不惜身命の闘争に連なる青年部が一切を勝ち開く時は“今”と訴えた。
さらに広布前進の鍵は、地道な「訪問・激励」と励ましの“決勝点”である「座談会」にあると強調。
まずは学会伝統の2月へ、寒風に負けじと胸を張って広布の山を駆け登ろうと呼び掛けた。
続いて、2001年9月の本部幹部会での池田先生のスピーチ映像を視聴。最後に全員で、学会歌「誓いの青年よ」を大合唱した。